ーカシャッ
CNについて
『二重スリット実験』
「光」の正体の研究をしている科学者達は2つの仮説を唱える派閥に別れた。
曰く光は波であるとする派閥と曰く光は小さい粒であるとする派閥である。
やがて、「光」は小さい粒であり波の性質もあるとされる光量子仮説が立てられる。
その後、電子もその性質があるのではないか、と考えられ、これを明らかにしようとしたのが二重スリット実験である。
ところが、電子を観測しようとした途端、波っぱい動きをしていたと推測される電子が動きを変え、粒っぽい動きをすることが判明した。
それはまことしやかにこう囁やかれた。
『まるで電子が人間に見られていることに気づいて振る舞いを変えているようではないか』
※現在では、観測機が電子を観測する時になんらかの影響を与えてしまっているとする説が有力。
これは「観測」とは何か(「光」など)を飛ばして反応を観ることであり、「観測」するには干渉しなければならない為である。
世界をありのまま見る、というのは絶対に不可能な操作なのである。
歴史上最も議論を読んだ実験であり、世界で最も美しい10の科学実験の一つと言われている。
さてこの村で⋯P村でプロデューサーが「観測」していることは演者に、はたまた結果に、変化を与え得るのでしょうか。