◆オルカ 5
クリオ、ワイズ、アリスのそれぞれ白さをきちんと切り分けた。僕がこの村でオルカについて最も評価するポイントはここ。
オルカ向けではなく聴衆向けに補足をする。
クリオの白さ:『一貫性』という白さ。視点が徹頭徹尾、持たざる者なんだ。戦略戦術の知識を、狼としての情報を、村民達の思惑をしらない。だから村人として妥当に見える。でもこれは「知らない振り」という学べば習得できる技術なんだ。
ワイズの白さ:『状況的』な白さ。一般的な狼たちの考える戦略戦術が起点なんだ。占い騙り役が単独で生き残るのは困難だ。だから灰のどちらかが残れるよう画策する。ワイズもしくはもう一方のどちらをその役に当てはめても「過大なコスト」を払い、「過大なリスク」を抱えている。こういう指摘だね。
アリスの白さ:『貢献の継続』という白さ。いわゆる村の利を多数、長期間に渡って、強い影響力で発信し続けた。村利を提供することで白く見られることを狙う狼は多い。いわゆる白狼だね。でも数、期間、強度、熱意を持続させるのは至難だ。アリス以外に吊る相手がいなくなってしまうからね。「狡兎死して走狗烹らる」