>>5:+624 ナオアキ
[心理的抵抗のあるなしに関わらず、当直室の狭いベッドで二人同時には寝られない。結局ベッドの長辺を頭側と足側で分けあい、それぞれ横になって足を投げ出していた。
夜中、何度かは呼び出しに応えて、勤務時間はもう終わり際。薄暗い中ナオアキが瞼を閉じて、少し経つ。
聞こえているだろうか、いないだろうか、囁くように口を開いた]
…あのさ。
俺、思い出したんだ。
…多分、おまえに、ひどいことしたよなって。
[心に浮かぶのは、ナオアキがあの夜見せた顔のこと。>>2:+145>>2:+146>>2:+147
子供じみた態度を取ったことは悪かったと思っていたが、どうせ繰り返すなら謝っても仕方ないとは思っていた>>2:-299。これぐらいで大袈裟だ、とも。
…多分、そうではなかった]