合意形成で大切なことB
「”これだけ譲歩してあげたのに!”と言いたくなっても言わない」
そもそも、それは「相手がしてほしいこと」ではなく、「自分がそこまでなら譲ってやってもいいと思ったこと」である場合がとても多いから。
相手の意見を汲み取らず、自分の意見を通すために「譲歩」を見せても、それは相手にとっては譲歩ではないから、なかなかまとまらないよ。
相手の考えを知るためには、Aで述べたように、「あなたはこうしたいんだと思ったけど、合ってる?」をまず言語化して、相手に尋ねてみよう。
その中で、「この考えや気持ちを持っているのなら、これは譲りたくないだろうな」や、「ここなら自分も妥協できるかな」が分かってくるものだから。
自分のための言語化ではなく、相手のための言語化を心がけよう。
それが自分に返ってくるから。