星狩りの国

187 不死鳥と硝子座プロデュース『バーレスクの予知夢』


万華乃惺 ソフィア

いつもの劇場の、いつもどおりじゃないステージ。

これまで台本どおりに『誰か』を演じてきた。今回はそれがない。
演出家の煽るような『期待』の言葉に、半ば反射で頷いた。

**

私はどんな顔で舞台に立っていただろう。
それは役者の私だったのだろうか。それとも、ただの私だったのだろうか。

 「ねぇ、私は貴女の期待に応えられた?」

『演出家』が頷けば、それだけで彼女は満足だろう。


……、友人とはいまだ連絡はつかないが、なにせ人の入れ替わりの激しい世界だ。
いつか、どこかで。また、一緒になにかを演れたらいい――……

(489) 琥兎 2024/05/27(Mon) 01:13:47

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