[カメラを一旦オフにして鍋蓋は元の位置に戻した肉料理の香りが仄かに血の匂いに変わっているような気もするが…恐怖心が招く脳のバグだと思い込むようにしてかぶりを振ったカナさんそのライト持ってていいよと伝えて手持ちの懐中電灯とカメラの赤外線モニターをオンにする精肉店まで足をむけるか、今夜の寝床を探すかの時間帯さてどこに向かおうかと思案しつつ]