[無言のままで受け取り、電波状況をチェック。問題ない、普通に電波は通じている。失礼と一言告げて、発信履歴をチェック。番号は――…間違うはずもない。しっかりと、110番にかかっている。だと言うのに。] ……また、か……。[こうも奇妙な出来事が続いては、不可思議な事象を認めざるを得なくなってくる。スマホをパタンと閉じながら、深くため息をついた。]