あ。……ってことは、もしかして。
[突発的にいなくなった。だとしたら、運びだすのが難しいものはそのままにされている可能性が高い。そのことにピンときて。]
ーー霊安室。
[ネームプレートには確かにそうあった。
が、ここも入れない。カードキー式の扉で閉じられている。
電気も通ってないので入れないようだ。]
……あー、こういうやつね。
[百千鳥はマイナスドライバーを取り出して扉に差し込んでみた。
この手の扉は停電した場合に閉じ込められてしまう可能性があるため、電気が通ってない時はこじ開けることが出来るタイプがある…が、試してみたが開けられなかった。]
なんかありそうなんだけどな……。
[流石に破壊するわけにもいかないので引き返し、一階に戻ることにした。]