――…わっ、[三人のことを考えていれば、スマホが鳴った。] ごめん、ちょっと見てみるね。[そう声をかけて繋いでいた手を離し、画面をスワイプする。届いていたのは、宵闇くんからのメール。>>221] あ、良かった。宵闇くんからだ。[良かったと呟きはしたものの、内容を読んで自然と眉間に皺が寄る。] カナさんとはぐれた、一人って……。[ムツキさんは一緒ではないのか。はぐれたというカナさんも、当然一人なのだろう。俄然、三人の身が心配になってくる。]