……あら……。[非常電源? と首を傾げた時、ぷつん、と、なんの前触れもなくすべての電源が消え去る。しばらく見つめていたが、変化はない。諦めてドアを閉めた時だった。背後から、場違いな明るい曲が聞こえた気がした。振り返っても、もう何も聞こえなかったが。]