あれ……あ。[振り返る。――もう一人いたんだ。怖がって歩くのが遅かった方と、そうじゃなくて先に行った方、ってコトなのかな?>>148>>149>>151そして、ミステリーツアーの話を聞いて、なるほど、って納得をする。咄嗟に出たものじゃないと思う。悪意の備え、と言うか。視線から、そんな”らしさ”を感じないから。]閉鎖の様子がなかったのもそのせいだったんですね。……お邪魔しちゃってます?私は、えーっと。こういう廃墟とか、巡るのが好きで……。あ、名前は――っと。