#指令書
ところで、ここ数年で秘密結社に大きい動きがありました。
世界滅亡の時を告げるスーパーコンピューター「世界時計」の、滅亡をつける時計は、あと666年を示していたのですが
急に、その時間が短縮しだしたのです。
計算機であるため、時間が前後することは今までも多くありましたが、例にない速度での短縮です。
大変ですね。
なので結社も急いで、滅亡後の世界に耐えうる新人類、「ミュータント」を
今までは社会にゆっくり放流していたのを、大急ぎでホーム中の孤児院にばら撒いたり
各地に潜伏している工作員を動かしたり、大胆な動きを取っています。
おかげさまでただでさえ人手がないこの結社、隠し玉であるあなたにすら雑用の任務が降りかかりました。
「現地の組織員と協力し、危険因子の記憶を消去する手伝いをすること」
ええーーーー…………………
…………仕方ない、行くか。