[夢の内容を忘れるように努力していた。家族が失踪した後、辛くなかったわけがないが、私は何とか一人で生きれるようになったのに。そんな夢を見て平気でいられるわけがない。だけど、忘れようとすればするほど、夢はより克明に思い出されて私の精神を蝕んでいく。そんな時、ツアーの募集を見た。私は星捨村に向かうことで、果たせなかった約束を果たすことで、この夢から逃れられればとそう思っている。]*