>>55
成る程、確かに…。
詳しい資料は気になりますが、一旦離れますか。ここは明るくなってからにしましょう、写し作業や探索するには暗いですからね。
[そう言って散らばった資料を軽く集めておこうとし]
…ん?
あれ、何でここに…。
[ロビーの受付に置いてあったはずのウサギのぬいぐるみが何故か足元にあったのに気付いて拾いあげる。]
(…え、春陽さんが持ってきたのかな?)
[そのことに違和感はあったが気にせず資料と一緒に机にそっと置いておく。何だか見られている気がする。]
……。じゃ、行きましょうか。
足元、お気をつけてくださいね。
[山に向かう提案に乗り、百千鳥は受付の方へと向かう。が、来た時には何も感じなかった廊下の奥からわたしや春陽さんのものとは思えない音が響いていた。]
(何の音…?いや、声……?)