新人記者 百千鳥(モモチドリ)

ほええ……。

[話を聴きながら身震いして。
手に余るものが出てきてしまったな、とスマホで書類を撮っておく。これは彼女の言う通り行かなくて正解だったかもしれない。
とんでもないものが出てきてしまったようだ。]

…成る程、それは下手に藪をつつかない方が良さそうですね。
それならば隠蔽や隔離工作が施されたのも頷けます。
治療方法もないとなれば…。

[ーー記事に出来ない案件の臭いがしてきた。
そのことに気づいて百千鳥は少し落ち込む。
1出版社が勝手に暴露して良い規模の話ではない。
下手に病院の写真なんか載せると興味本意で来る人がいるだろうし、と頭の中では様々な考えが巡る。]