二人っ、ともっ、だいじょう……!?
[怪異への警戒はしていても、自然災害が来るなどとは予想外。
これが教室内なら机の下に!と声も張り上げられたのだろうけど、
廊下のど真ん中では、ただ足を踏ん張ることしか出来ない。
地面が轟くような衝動の中、微かに笑うような声>>0:50が聞こえた気がした。]
あ――…、
[揺れが収まった後も、まだ目眩のような感覚が残っている。
それに――…今の声はなんだったんだろう。]
さっきの……聞こえた?
[まさか二人があげた声ではないだろうと、どこか青ざめた顔で視線を向けた。*]