迷い子 桜井 新恵（わかえ）

[暗い学校の前で、また、初めましてな人達と出会う >>0:356
それに、きちんと、挨拶をして、話を聞いてくれるようなら、また自分の名前の話 >>0:173 もしたかもしれない。
そうして、皆で、学校の中へ]

……？

[この場に居る誰よりも視点が低いからだろうか。
ふと、視界の端、下の方に、白いものが過った気がして >>0:356 足を止め、振り返る。けれども、首にかかったライトで照らしても何もなく。
見えた気がした白が、足を止めた時に横を通り過ぎて行ったお姉さんの足元にあったなんて、気付く事はなく。
呼ばれた声に返事をして、ぱたぱたと、皆の所に戻って、一緒に歩いた]