― 保健室 ―
[宵闇さんから、保健室の提案>>0:352。小さく頷いて。
保健室に着くと、薬品棚の方へ向かう深瀬さん>>0:359。
火傷をしているのは知らないから、どうしたのだろうと、危なっかしい手つきで軟膏を開けるのや、包帯をがからまりそうになるのや。
それから、周囲に向けられた視線を見て。]
……良かったら、私、やりましょうか?
[と、手を差し出す。軟膏と包帯を渡してくれたなら。]
……手、怪我したんですか?
[などと言って、受け取るだろう。
実際には、怪我ではなくて火傷だったけれど。
患部に触れるのは、痛そうで。]
痛かったら、言って下さいね。
[そう言いながら、痛くない様にと優しく軟膏を塗って。動かしてもズレたりしない様にしっかりと、けれども綺麗に包帯を巻く。]