>>17 つづき。
……今のは芸術的ジョークだ。
どのように言葉を選んで形作るか、の点において、彼は彼の映し出した世界を愛してやまないのだろう。
彼の物語は切れ目なくきっと最初から始まっていて、もしかしたら永遠に終わらないのかもしれないな。
私は、ルビ芸も好むところだ。
「なにもかも」……いいな。文字のバランスも"本人らしさ"もすごく良い。
プロローグを差し引いてもキャラクタ性の表出の面では図抜けている。
あらゆる言葉と表現のすべてを総動員して描かれる「二ノ宮群鷺」の行く末が楽しみで仕方ないね。