[ 舞台を観るうちに、自分は当事者ではない事を気付く。
眼前で紡がれる物語は今まさに起こっている事だが、自分が肌でその物語を感じる事はない。
……発展も、維持も。何も。
自分はただの「傍観者」
舞台から降りた人々の声は、表にはもう現れずに続く物語 ]
…………
[ 終わった暁には、この物語は皆の声がきちんと語られるのだろうか。
消えて語られるのか、はたまた無くなるのか。
勿体無いような、何処か寂しい気持ちになる。
勝者の物語のみを教師は教える立場にある、意義がある。
自分のやりたい事とは何処か違う気がすると、ぼんやりと思った ]