30 【RP村】スターハント・英雄譚
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［ それから少しして
オルゴールの音が流れる。
これは『星屑の音色箱』からの音。
アイツの……「相棒」の音>>77
その音色は歌うように
足された一つの音のように。
響いて、奏でて。
今度は俺が寝ている（フリだけど）から
二人一緒には聞けてないけど
俺視点では聞けている。
それがまたアンタの相棒が
聞かせてくれたことが嬉しかったんだ>>78 ］
(107) 2022/06/13(Mon) 19:33:59
（ 起きて……
どんな顔すればいいんだよ>>79 ）
［ もし、あの時の俺の独り言を聞いていたら
そんな訳ないとは思うけど。
アイツ何処まで聞いた記憶あるんだ？
そればかりが気になって
アイツが何を伝えたいのかなんて
伝えたいことがあるなんて
思ってなかったから。
お前の思いなんて聞いたら
それこそ俺の方が
どうにかなってしまいそうだ>>80
大の大人が思いっきり取り乱す姿が
見られるかもだぜ ］
(108) 2022/06/13(Mon) 19:36:02
［ ”寝言も言わない”で
気付かれたかと思った>>81
意外と抜け目ないところもあるから。
気付いてんだよって
伝えてるのかと思ったんだ。 ］
(109) 2022/06/13(Mon) 19:36:32
お前……気付いてたのかよ
俺が狸寝入りしてたこと
最初から言えよ、恥ずかしいじゃねーか
(110) 2022/06/13(Mon) 19:37:37
［ なんて言いながら目を開けたけれど
元気そうなエアハートの姿がこの目に入れば。 ］
エアハートが動いてる
生きてるな？
良かった……お前が無事で
［ 手を彼に向かって伸ばしてみるが
届く距離にいなければ
伸ばせるだけ、彼の近くに。 ］
(111) 2022/06/13(Mon) 19:38:02
頑張ったな
流石俺の自慢の『相棒』だ
［ あの時の言葉、しっかり聞いてた>>77
お前が相棒って言ってくれるのなら
言ってもいいのかもなって。
だが相棒”程度”ってなんだよ。
もっと誇っていいんだぜ？
何せ、一流であるこの俺の相棒なんだからな。]
(112) 2022/06/13(Mon) 19:38:25
なあ、エアハート
お前の心臓は動いているか？
俺はお前を助けられたか？
確認したいんだ
お前の心臓の音、鼓動
聞いて安心したい
［ 手で触れるか、耳で聞くか
エアハートに任せる。
俺のお願いは聞き入れられたか。]**
(113) 2022/06/13(Mon) 19:38:29
――おかえり。
良く戻ったわね。
[扉の修理代。
利子付けて閻魔帳に書いときなさいって軽口を飛ばしつつも。
帰還した事には。
特に裏は無く、喜んでいて。
やがて。
手を取ったままのブリジットを気にしている彼を見れば。
彼女の顔をよく見てあげてと伝えながら。]
(114) 2022/06/13(Mon) 19:51:22
まったく。
騒がしいわね。
[勇者の去っていくのを見送りながら。
まあ、あんな彼だから。
皆協力していたし。
魔王も倒せたのだろう。
なんて勝手に納得していた。]
(115) 2022/06/13(Mon) 19:51:40
……ねえ、ブリジット。
本当に騒がしいったら無いわねえ。
困ったもんだわ。
[返答が来なくても。
そう呼びかけていた。
静止したままの彼女へと。
何か注ぎ込めるものがあるのならば。
迷わずに使うのだけれど*]
(116) 2022/06/13(Mon) 19:52:13
～決戦の時を、回顧して～
[魔王の挨拶>>1:129は、涼しい風だった。俺が後ろの方にいたからそう感じただけかも知れない。知れないけど、あれ、なんか落ち込んだわ。屍を扱うよりよっぽど人っぽくて。人間様代表みたいな性格したうちの魔法剣士>>1:135のそれによく似てる。
だからまあ、「人」同士ならそりゃ勇者が勝つよ、って。
碌に見届けることもせずに、姿を、消した。]
(117) 2022/06/13(Mon) 19:54:56
～「地中」から「宙」へ～
[人は、動物は、生命は、地に還るのだという教えがある。だからたまにこうして地中に潜って、死ねる人ごっこをしているのだ。妙に落ち着くのは、人間だからか人間じゃないからか、もうわからない。
この星の死に心地はどうなんだろうな。戦いから目を背けた俺の関心はもうそちらにしかなかった。大魔王の寝床を先んじて用意してやるのが、気まずさの解決方法とも思えたし。だから、俺はこうして「星」の地中にいたのだが。何やら周りが騒がしい。落盤か？
落盤ってなんだ？まで思考が思い至った時には、身体は宙に浮いていた。なるほど、魔王よ、やってくれたな。舌打ちとともにそれがノエルの正式な敗北を意味することをようやく理解する。この頭の回転の遅さ、やっぱり大魔導士の称号は俺には分不相応のようである。]
(118) 2022/06/13(Mon) 19:55:44
～言い訳>>1:120しつつ、落ちる星を宙で眺める～
[滅多な体験ではないと思うが、不思議とロマンティックな気持ちにはならない。虹>>5も灰>>1:147も、等しく生命に見えたのだ。輝きの主>>43は流星のようだが、朝露のようでもある。今度こそ顛末をただ見届ける。ゾンビの俺に飲み物は不要だ。掬って飲む訳もない。
姿は見えなくなってしまったが、やはり「人」は「地」に還るのだと納得した。
さて、俺はこれからどうしよう。もう一つ、流星を見てしまった気がしたから。あれ、スターって読むんだっけ。>>35]
(119) 2022/06/13(Mon) 19:57:43
[一通りの流星群を楽しんだならば（スターを回収したかどうかはともかく）、ぱ、と空飛ぶ絡繰りへ転移……したかった。今でもしたい。俺はあの機械が大好きなんだ。>>0:207
ただ移動している座標に対して転移できるほどの器用さはなく。疲れてたし。宙浮くゾンビ、前代未聞。
とりあえず、小屋に帰ろう。還ろうではなく。
勇者たち……はまあ後でいいだろ。あいつらが来い。飛行船で迎えにきた暁には紅茶くらい入れてやる*]
(120) 2022/06/13(Mon) 20:07:11
［ ビアンカがローズの姿を見つけることは無かった。
あんなに目を奪う人なのに見つけられなかったのは、眩くも美しい虹色の光に完全に紛れてしまっていたからなのだろう。
だけどそんな中でも見つけ出した人が、もしかしたら救出したかもしれない。>>119>>120］
(121) 2022/06/13(Mon) 20:26:50
［魔王城だった瓦礫の最後のひとつが消えゆく頃。
ビアンカは意を決して竜騎士を振り返った］
あの飛空艇に戻りたい。
仲間が……呼んでたから。
［ビアンカの言葉に騎士はただ頷いて、竜を飛空艇に向けてくれた。
幼い頃から何度も乗せてもらった竜の背中。空から魔王城を眺めては騒いだあの頃は、負ける日が来るなんて思いもしなかった。
それを思えばどうしようもなく苦しくなるけれど、それでもビアンカの胸には誇らしさがあった］
(122) 2022/06/13(Mon) 20:27:06
［与えられる一方だった正しさを盲目に信じ込むのではなく、自分が信じたい道を見つけて、その先に向かって突き進むこと。
魔王軍の中にいたら、きっと一生味わえなかった。
選んだ道に向かって背中を押してくれる仲間までいた。
欲張って総取りしたくて>>0:217、負けない気持ちで>>1:166、やれることをやってきた今。>>1:140
ビアンカの胸中は、人生で一番の快晴だった。
何よりも嬉しいのは、帰りを待ってくれる“家族”がそこにもいること>>69］
(123) 2022/06/13(Mon) 20:27:21
［魔王軍の装甲をつけたままの竜を飛空艇に再び近づけて、ビアンカは甲板にネビと共に飛び降りる。
二度目なのだ、もう警戒もされまい。>>31
竜と騎士を見上げて手を振って］
また乗せてねーっ！
［笑顔で言ったら、竜は合意の唸り声を上げ、騎士は手を振り返してくれて、そのまま空の彼方へ飛び去っていった。
それから振り返ったとき、甲板には誰がいただろうか］
(124) 2022/06/13(Mon) 20:27:38
［どんな顔をして帰ればいいのかわからなかった。
だから、いつも通りにすることにした。
ただし隠し事は今から無しだ］
ただいま！
お葬式してたら遅くなっちゃった。
［魔王軍を家族と思うことを隠さず、それでも勇者の仲間でいたいことを、言葉でも態度でも表そうと思った。
表面上は今までと大きくは変わらないだろう。
だけど込める思いが変わったのは、きっとみんなには伝わるはずだ。
魔王軍の一員としてどんな思いをしながら旅してきたか、仲間たちをどう見ていたか。そういう話だって今ならできる。
だって仲間たちは、素性を知ってもなお自分を信じてくれたのだから］
(125) 2022/06/13(Mon) 20:28:22
［なおビアンカは、説教が待っている可能性は微塵も考えなかった。>>101
それと普段から持ち歩いている回復剤は結局ほとんど使っていない。>>1:175
ビアンカは体力回復薬も魔力回復薬も、緊急時用の上等なものを数本持っている。1本飲み干せば全回復できるようなものを。
魔王軍にいる頃からずっとそれが習慣で、ここまでの旅路でも何度か仲間に使ったことがあるのだが。
果たしてそれは今のブリジットに役立つものだろうか>>66］*
(126) 2022/06/13(Mon) 20:28:48
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