― 引き続き、飛空艇 ―[駆ける、駆ける。飛空艇の中をずっとずっと。バタバタするなって船員さんに言われても足を止められない。] ロザリンドさん!![途中で意識が無かった僕には。>>35貴方の安否をその時に確かめる余裕すら無かったんだ。だから取り替えず様に、あちこちを探し回って…甲板で離れていく城を目にして、いけない、と警笛を鳴らす。もしあの場に取り残していたら、助けられるのはもう…無我夢中で、癖のように口笛を鳴らした。]