……好きや。[聞こえんなよ、と願いながら、己の矛盾した行動に苦く笑う。隣に潜り込んで抱きしめたなら、彼女は夢現のまま抱き付いてくれるだろうか。それはとても愛おしくて、少し苦しくてひどく甘やかな時間だった。]*