74 【完全RP村】明日星町フードフェスタ
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お食事処店主 トレーネ
[視線の先にいたのは可愛い衣装に身を包み
可愛い髪形可愛いリボン、そして無機質な機械のかんばせ。
たまたま家族が録画していたのを一緒に観て
荒唐無稽と思いきや意外と現実的な物語展開に倫理観は
大人であっても勉強になる部分もあり、するめのような趣もある
そんな深夜アニメのキャラクターがそこにいたわけで。
ちょうどうちの前にいるのだし、何を注文されるだろうか
それとなく見ていたわけだがどうやら今回は見送りされたらしく
暫く立ち止まっていたものの立ち去られてしまい]
…待ってないで写真お願いすりゃよかったかねぇ…
[近目で見なくとも伝わる気合の入ったコスプレ具合に
様子見したりせずお願いするべきだったと後悔しつつ、
この後もフードフェスタを楽しむお客の相手をしたり
頼んでいた串焼きを受け取ったお礼に
お代と駄賃代わりの土手煮を渡したりして一日を終えたのだった*]
お食事処店主 トレーネ
─ ２日目 ─
[さて、昨日と同じくライトバンから食材を下ろして
出店準備を済ませると今日もまた昨日と同じ、
それ以上の賑わいが通りを程無く満たしていく。
昨日はあの後手作り体験で打ったうどんを手に
おでんの出汁つゆだけほしい、というお客が何人かいたので
今日は昨日よりも出汁を多めに、それとうどん玉も少し用意しておいた。
ゆでたあと冷蔵庫に入れて半冷凍の状態で置いてある、要は裏メニューというヤツだ。
そんなわけで火をかけ温め始めた鍋からおだしの良い匂いがして
それに惹かれた客が何人かテントの軒先を潜ってきた中]
はいよ、いるよー。
[>>24こちらを呼ぶ声にまずは返事をして、そちらを向いたら
そこにいたのは高校生くらいの少年で]
お食事処店主 トレーネ
いらっしゃい、何にするか決まってる──おや？
[先ず注文を聞こうとしたところで、
さっきの声かけからこの少年は一見ではないと思い至り。
さてどこの子だったかな、とじ、と見つめて]
お前さんは、えぇと……
もしかして、東風さんとこの坊やかい？
まー大きくなって、見違えたねぇ！
お母さんたちは元気かい？
また飲みにおいでねって伝えてくれる？
[その面影から彼の両親の気配を読み取ると
とたんに破顔して言葉を重ね、えっと、と言い淀む様子に
あぁ、と我に返り]
お食事処店主 トレーネ
ごめんねぇ、注文も聞かずに。
大根６つね、ちょっと待っておいで。
…はい、蓋はちゃんとしてるつもりだけど
つゆが零れないように気を付けて持って帰ってね。
あとお父さんとお母さんの好きだったのと、
坊やの好きだったのもおまけで入れてあるけど
余計だったらごめんねぇ。
[大振りの大根を使っているため器は二つ。
ぱちりと嵌ったプラスチックの蓋の中には
三分の二程出汁に浸った具が見えるだろう。
つゆが零れても大丈夫なよう二重にしたビニール袋を渡すと
またおいでね、と笑いかけた**]
お店切り盛り ガンバリ君
『🎼―――・・・・・♪ ♬ 』
[ 商店街に歩くガンバリ君から音声が流れている
軽快なBGMは昨日と変わらず。
イベント情報を提供してくれている。]
『皆様、明日星町フードフェスタにご来場頂き
誠にありがとうございます。
まもなくイベントステージ前にて、
ギネス記録挑戦コラボ企画を開始します。
竹筒の中で作った燻製料理を
どうぞお楽しみください―――・・・ 』**
天の声（村建て）
☆小イベント：燻製料理を食べよう！
明日星町は、観光業に力を入れている上で、
その町の名前にちなんで、夏もかなり盛んにイベントがあります
その中の一つに、七夕のイベントがあり、
大きな笹を駅前広場に設置して願うというものがありました。
その笹は廃棄されることなく、再利用計画が立つ。
某所では流しそうめん世界最長…なんて最近話題になりましたが
記録更新するまでには集められなかったので、
「竹筒燻製器をたくさん並べて一気に燻した数」
という名目のもと、竹の燻製が多く作られました。
学園長（村建て）
イベント当日に行うと
匂いがすごいことになる…ということで、
企画本番はイベントの数日前には終了していますが、
制作された燻製料理と、
昨日と同じく「手作り体験」の方には、
少しだけその竹筒や、別の燻製器が用意されているようです。
作り方は簡単。好きな具材を好きな時間燻すだけ。
短時間で火の通る、刺し身や薄い肉、干物、
ナッツ、チーズやゆでたまごなどは10～30分で香りが付きます。
１～２日かけて燻すベーコンやサーモンは別途販売されています。
ギネスの記録の結果はさておき。
アウトドアでも手軽に出来ると
最近流行りのスモーク体験はいかがでしょうか？
焼き芋屋 安納ハルカ
――2日目（朝飯）――
[寝坊したので朝メシを食う時間はなかった。
湿布くさいジジイの声援を受け、家を飛び出し、白い粉をはたき落としたローブをひるがえしながら駆け、今日も焼き芋屋台に着いたのである。
準備を終えたら、当然、空腹を思い出す。
朝メシに甘い芋ってのはちょっとなぁ。]
ガンバリ、お前ってパシリ機能とかないの？
[すでに借りてきているロボットに語りかける。
まぁそれくらいできそうだが、言ってみただけというやつで、彼？に留守番と呼び込みを頼んでうまい朝メシを買い求めにいくのだ。]
焼き芋屋 安納ハルカ
――おふくろちゃん――
[ここのお惣菜はうちでもよく食卓に並ぶ。
もう第二のおふくろの味といっても過言ではない。]
おはよーっす。
[案の定声で中身はバレた気がする。
店員のおばちゃんはギョッとした後に吹き出して、こちらの名前は呼ばないでくれた。
ちなみに買いたいものはもう決めてある。
朝のこれくらいの時間なら炊きたてのはずのアレ。]
きのこの炊き込みご飯で。
そーそー、朝メシ抜きになっちまって。
[店の奥から忙しくも活気のあるざわめきと、色んなお惣菜の出来立ての匂いが漂ってくる。
おばちゃんはちょっと待ってなさいねと引っ込むと、炊き込みご飯をお握りにしてラップに包み、ニコニコと戻ってきてくれた。
これなら店番しながらでも食べやすい。
なんだか照れ臭く、鼻の下を掻こうとしたら仮面にぶつかって思いっきりズレてどうしようもなかった。]
焼き芋屋 安納ハルカ
――焼き芋屋台――
[大きなお握りみっつに、あれもこれもと勧められて、卵焼きと唐揚げまで買い求めてしまった。
なんというか、定番のお弁当みたいなラインナップ。
そのせいか、ガサゴソ袋を揺らしながら屋台まで戻る道すがら、また秋の空を見上げたら、小学校の頃の運動会を思い出した。
あの日は仕事の忙しいかーさんが寝坊して、朝弁当を作れなかったのだ。
ごめんねと謝られても素直でなかった自分はぶすくれるばかりで、何もいらないとばかりに家を飛び出して。
そうしたら、ジジイが昼にお弁当片手にやってきた。
競技を見ていたはずが途中から姿がなく、帰ったのかと思ったら、わざわざ用意しに戻っていたのだ。]
全部ここのお惣菜だったな。
[料理の苦手なジジイなりに、孫を喜ばそうと子供の好きそうなお惣菜ばかりを買い込んで、どうにかこうにか弁当箱に詰めたのだろう。
ぎゅうぎゅうすぎて卵焼きとか潰れてたし。
お握りなんて握力を込めすぎて固まっていたし。
そして帰り道は、ジジイと一緒にたくさんの焼き芋を買って帰って、みんなで少し冷めたのを食べた。]
焼き芋屋 安納ハルカ
これは落ち着くんだよなぁ。
[ラップを広げると醤油と出汁と、きのこの香り。
敢えてのペットボトルのお茶を飲んでから、まだあたたかくてホカホカのお握りにかぶりつき、口の中に広がるいつもの美味さを堪能する。
叫び声を上げるとか、手を叩くとか、自分にとってはそういう劇的な美味さではないけれど、ホッと肩の力が抜けるあたたかい味だった。
ちなみに炊き込みご飯は少し時間が経ってから、冷めてしっとり、すべての味が調和した段階もとてもいい。
だからお握りひとつは間食用にとっておこう。
大きなふたつをペロリと平らげ、砂糖のきいた甘い甘い卵焼き（店には色んな卵焼きが確かあるはず）と唐揚げを交互に口に運ぶ。
唐揚げも小細工のない、ふつーな感じなのが好きだ。]
ロボットはメシってなんなんだろな。
[ごちそうさまと手を合わせて。
店番をしてくれたガンバリ君と交代するのだった。**]
器屋 魚本 蓮
― 一日目・うどん作り体験 ――
[お節介をかけた相手は喋り方こそぶっきらぼうだが「嬢ちゃん」を否定しなかったので女子だろうと推測する。>>8
最近はジェンダーレスな若者も流行だと言うが、中年にはどうも判別できない。
喋り方と同様にどうやら料理に関しても大雑把な印象だったが、「チビども」の目を見て怠惰を律するあたりは真面目さも持ち合わせているようだ。
請われるがままに生地のまとめ方のコツを実演しようと近寄れば、仮面の隣に強面が並ぶ異様な空間が誕生した。
涙目の視線を感じるのは怖いもの見たさなのだろうか。
「おっちゃんは怖くないよー」とそこでにこやかにフォローできるようならば今でも実店舗で器屋をやっていたことだろう。
出来ないのでせめて子供の方向を見ないようにするだけだ。
それでも踏む時の気合十分な掛け声で泣き声が聞こえたら流石に振り返ってしまった。>>9
自分の所為ではないのだが、何となく泣いている子供の傍らにいる母親にスマンと手刀を切って。
そのまま手で捏ね続けると、パンダ魔術師からはお褒めの言葉が。
「職業柄慣れてるんでね」と、「器屋」のことを少し宣伝しておいた。]
器屋 魚本 蓮
こういうのは思い切りが大事なんだよ。
おっかなびっくり下ろしたんじゃ切り口が途中でブレて余計いびつになんぞ。
[プロではないので理想的な太さを均一に、ともいかなかったが、パッと見で「揃っている」と思われるくらいには上手く切れた。
周りで苦戦する人がいたら、ちょいちょいお節介の声をかけていたので茹でるまでに時間が経ち、少し切り口が乾燥してしまったのが残念だったが問題ない。
茹であがった後は木の椀（勿論「器屋」謹製）に麺だけを入れ、一度体験会場を後にする。
会場には魔術師の好むごぼう天や牛肉は用意してあったが>>33、どうしてもカレーうどんの気分だったので。]
器屋 魚本 蓮
悪ぃな、カレーだけくれや。
飯は抜きで。
[カレー専門店「Apsaras」なら飯抜きの注文が通る。>>0:109
うどんの椀に直接ポークカレーをかけて貰い、その足でお食事処へ。
使い物の串焼きを届けるついでに今度は出汁だけを貰った。
串揚げのお代がそのまま返る形である。>>45
土手煮も勿論ありがたく頂戴して、再びうどん体験会場へと戻った。
そのままテントで食べても良かったのだが、何となく戦友と分かち合いたかったのだ。
土手煮も魔術師さえ良ければシェアしようと差し出した。
食事中、特に会話が弾んだ訳ではない。
気の利いた会話が出来るなら今でも以下略。]
器屋 魚本 蓮
いいってことよ。
って、お前さん店構えてんのか。
見た目からじゃわかんねぇもんだな。
[豚バラの脂も吸ったカレー出汁を最後まで飲み干して、さあまたどこかをぶらつこうかという時に、サービス券が差し出される。>>36
そのナリで接客を？と目を何度か瞬かせたが、当の本人は堂々としているので、特に接客に困りごとは抱えていないのだろう。]
明日もいるのか？
なら明日行かせて貰うわ。
おっちゃん、甘いモンも好きだからな。
ありがとよ。
[腹にはまだ余裕があったがカレーうどんとおでんと土手煮と里芋の唐揚げの後だ。
デザートはさつま芋という気分ではない。
その日はクレープで〆て帰路についたのだった。*]
器屋 魚本 蓮
―― 二日目・燻製体験 ――
[今日ものんびり向かった先はフードフェスタ。
「器屋」は今日も、何なら明日も休みである。
帰宅後に職人としての作業はあるが、店舗のない職業は労働時間も客に左右されないので気楽なものだ。]
おお、あの竹をねぇ……
[駅前のイベントは知っている。
自分が子供の頃にはなかったし、自分の子供には恵まれなかったので「知っている」程度でしかないが。
お食事処の夫婦の間の子なんかは学校単位で参加しているのではないだろうか。
昨日の焼き芋屋魔術師はどうだろう。
結局いくつぐらいの子なのかも知らないままだし、もしかすると気づかなかっただけでその親と自分が知り合いの可能性もあるが。]
器屋 魚本 蓮
ちーっす。お疲れさん。
で、スモークチーズ作れるって？
そうそう、昼間っから呑む気満々、当ったり前よぉ。
[顔を出した会場には既に独特の匂いが立ち込めていて思わず口角が上がる。
時間がかかるからという理由で出来合いを並べてあるベーコンも購入し、円を六等分した形のチーズは燻製器を使わせてもらう。]
酒は一緒に売ってねぇの？あーそう。
出来立てのこの薄茶色に縮んだベーコンを巻いて勝利！
って時にゃやっぱり赤ワインが欲しくなんだけどなぁ。
[体験会場には子どもも来るからか、飲兵衛がたむろする原因となる酒は販売していないようだ。
出来上がったチーズと買ったベーコンを持って、酒を販売している屋台を探す。]
器屋 魚本 蓮
そういやこの近くだっけか、焼き芋……。
あの嬢ちゃんいるかなぁ。
[ワインを呑むなら焼き芋と一緒でも良い気分だ。
昨日貰ったチケットを思い出し、うろうろと場所を探す。**]
器屋 魚本 蓮
―― 焼き芋屋 ――
あったあったここだ。
おぅい、嬢ちゃんいるか？
紫芋、ミルクソフトと一緒で！
[見つけた焼き芋屋の屋台に近づきながら声をかける。
注文は、100円引きに惹かれた訳ではなく単純にさつま芋とバニラ味の組み合わせが好きなだけだ。>>38
添えて食うのも美味いし、バターを足してソフトクリームと混ぜてリベイクするスイートポテトも大好物。]
焼き芋で紫芋って珍しいよな。
まあ俺は好きだけど。
正月の栗きんとん、母親が生きてた頃は2色で作ってたの思い出すよ。
[そういえば「紫芋」って品種の名前なのだろうか。
「紅はるか」や「シルクスイート」のような……。**]
お食事処店主 トレーネ
─ お食事処 ─
ん？
おや、あたしにくれるのかい？
ありがとうねぇ。
[まだピーク前、のんびりしている時間
ふと見ると小さな子がこちらに差し出してくれたのは
親からの差し入れ、だった。
赤く艶っとしたリンゴ飴を受け取ると、
お礼を言ってかりっと歯を立て
甘味と酸味の調和に知らず頬がほころんだ**]
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