お前さんの腕だろ。[鼻歌を一瞬止めて、謙遜に賞賛を重ね。>>62はふ、と箸で掴んだがんもどきにかぶりついた。酒代わりと出された出汁も身体に沁みるが、具材の切れ端などが混ざった椀の中身の汁もまた美味。焼きおにぎりを待たずの完食を避けて、ちびちびと飲む。テントの中から見る外は段々と賑わいを増す頃。此処もじきに席が埋まることとなるだろう。]