58 不死鳥と天道虫ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｽ 『トロイメライの星宙夜』
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【独】 【敬】 敬虔なる クイニャオ
クイニャオのメモ：00
昨日と今日の祈りの間に「故郷」の方角が僅かに移動している。
この惑星は表面的な自然現象の大半が人工的に再現されたものらしく自転しているのかどうかも実際の所は分からないが惑星というだけあって公転はしっかりとしているようだ。
【敬】 敬虔なる クイニャオ
競馬、ウマムスメと呼ばれる専門の血統で代々養育されたレーサーが戦う競技と聞いております。
後学のために一度見てみたいものですね。
私の教主ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ上司は何つながりで招待状を受け取ったのか――。
交友関係の広い人ではない筈なんですが。
>>194フクギ様のお話を聞く限り
むしろここのオーナー様の交友関係が広すぎるのでしょうね。
【敬】 敬虔なる クイニャオ
>>205アンブレ様
[「蟹は加工後には一杯二杯と数える」とメモして]
勉強になります。
蟹を食用にする星があると文献では知っていましたが実際に食べるのは初めてです。
――ふむ、あの尖った脚の中にこんなに太い筋線維が詰まっているのですね。
殻が赤いのが少し心配だったが身は真っ白のようだ。これなら戒律の黙認範囲内だろう。
ありがたく――頂きます。
[小さく手を合わせた後、慎重な手つきで蟹の身をほぐし口に入れる]
……！
[パッと表情が明るくなった後、素早く無表情に戻りつつ]
とても美味しいです。
お代わりを頂いても？
【敬】 敬虔なる クイニャオ
>>214ベッラ様
[突然呼ばれて蟹を喉に詰めそうになりつつ水で飲み下し]
コホン。――お邪魔でなければ。
ご明察通り世事に疎いもので、仕事が無い時は故郷に籠り切りですから剣闘もまた未知の世界ですね。
是非お話を伺いたく。
【独】 【敬】 敬虔なる クイニャオ
(中の人発言)
箱入りお嬢様RPをする予定はなかったんだが、禁欲的な教義を掲げる教団を設定してしまったから遊興の経験がほぼなくて、こういう享楽的な富豪のパーティの中では箱入りお嬢様並みに世間知らずなのは否めない。
【敬】 敬虔なる クイニャオ
>>222ベッラ様
[>>216ヴィオラの活躍譚を興味津々で聞きつつ]
スリリングな遊び、いわゆる賭けというものでしょうか？
因みに戒律で禁止はされていませんよ。
恐らく推奨もされませんが…。
仕事上の制約はありませうが、私も基本的には自由に人生を楽しむことが出来ます。
――ただ、私の故郷ではこうも言われます。
『全ては海が知っている』
【敬】 敬虔なる クイニャオ
『全ては海が知っている』
我々は自由だ。
――そう、人生を終え、あの青い海に魂が還るその時までは。
それにしても>>223は…。
偶然だろうか。
それとも彼の星にも我々と同じような教えが伝わっているのか…？
ならば――或いは。
【独】 【敬】 敬虔なる クイニャオ
(中の人発言)
発言訂正の練習完了。
流石に現時点では中身バレしていないと思いたいが、訂正の手癖でバレた可能性も無くは無いな…。
【敬】 敬虔なる クイニャオ
>>231チェシャ様
あ、いえ私も実際に海を見たことは無いのです。
故郷には海を再現したと言われる
ただ故郷では人は海から創造されてこの世に生を受け、死して海へ還ると言われています。
それがどこにあるのかは私にも分かりません。
実を言うと私自身が海の有る惑星を探しているのです。
――本物の海がどのようなものか、一度この目で見てみたいもので。
【敬】 敬虔なる クイニャオ
>>230レミュエル様
折角のご提案ですが、賭けるものの変更は可能ですか？
仕事上の問題で、私は私の神以外を信仰するとは言えないのです。
方便なら言えるが――それこそ海の知るところとなる。
【独】 【敬】 敬虔なる クイニャオ
(中の人発言)
何故か話題の渦中にいるので自分が混乱しないためにクイニャオ設定を投下します。
・敬虔なる クイニャオ
故郷の星で国教とされている教団の「職員」。彼女自身も通り名の如く敬虔な信徒であったが最近身の回りで起きた事件により心が乱れている時に「啓示」を受けゲームへの参加を決意した。
普段は「職員」の仕事のために様々な星を渡り歩いている。このゲームには休暇を取って参加しているが招待状は上司である教主から授かったものである。
メモ魔であり常に青い手帳を持ち歩き、アルミとエボナイト製の万年筆に充填した青インクで常にメモをとっている。
1日1度故郷に向かって祈りを奉げることを習慣としており、故郷の方角を正確に知るために三次元羅針儀を持ち歩いている。
【敬】 敬虔なる クイニャオ
>>A51ベッラ様
いえ、
この短期間に――私について多くのことを驚くほど見抜いておられることに驚きと感服を禁じ得ませんでした。
【独】 【敬】 敬虔なる クイニャオ
・故郷
かつて存在した海を何らかの理由で失い現在は地表の99%が陸地となっている。残りのうち0.9%は農工業用水路、0.1%は教団が教義に基づき海を再現した人工湖(通称「海の窓辺」)である。
・教団
有史以前に海と共に「お隠れになられたかのひと」を信仰している。「かのひと」に名前はあるが古代文字で手書きする以外の方法で呼ぶことは禁じられている。
この星の人々はかつて『海と呼ばれる美しい水辺』で「かのひと」によって創造され海に生きていたがある過ちによってこの星から海が失われ「かのひと」はこの星を離れて宇宙の彼方にある海辺で死者と共に過ごしているとされる。
「かのひと」のおわす海へと還ることが教団の全ての信徒の使命でありかのひとの言葉である戒律を守り「良き導きに従って生きる」事によって死者は肉体を持ったまま海へ還ることが出来るとされている。
【独】 【敬】 敬虔なる クイニャオ
・海の窓辺
教団の開祖が作った小さな池を長い年月をかけて拡張したもの。教団の聖地であり教会総本部よりも厳重に管理されている。
「かのひと」の元に繋がっており死者はここから海へと還る…とされているがその具体的な意味について公に語られることは無い。
窓辺内の液体の組成も非公開とされているが少なくとも致死量の水酸化ナトリウムを含んでいることは知られている。色は鮮やかな青。
・戒律
他の星の宗教と基本的に変わらないが、鉄を忌避すると言う特徴を持つ。このため敬虔な信徒は身の回りから鉄製品を排しまた慢性的に鉄分不足になりやすい。
この星の植物は鉄分を始め多くの必須栄養素を含有しておらずそれらを輸入品の肉や海産物で補っているが、戒律ではこれらは身体に本来の海の組成と異なる「不純物」を取り込む行為とされ、出来るだけ避けることが推奨される。
しかし摂取しなければ死ぬ場合もあるため実質的に黙認されている。
【敬】 敬虔なる クイニャオ
>>237レミュエル様
折角のお申し出でを快諾出来ずお詫びいたします。
賭けとは遊興の一種と認識しておりましたが、それほどの覚悟で臨む真剣勝負なのですね。
今の私にそのような、全てを投げ出す覚悟が持てないことを少しだけ残念に思います。
[手帳に「ギャンブルは人生を賭けて行うもの」とメモした]
>>239ベッラ様
ご忠告ありがとうございます。
それで――え、ええと
これはあなたの星の挨拶でしょうか。
[ドギマギしている]
【独】 【敬】 敬虔なる クイニャオ
クイニャオが海を探している理由については書き始めると短編小説を投下することになるのでひとまず自重しておきます。
【敬】 敬虔なる クイニャオ
そう言えば、ゲームが始まるとゲーム参加者以外とは暫く会えないルールでしたね。
[招待状に同封されたゲームの説明書を確認している]
タルパ様、フクギ様、素晴らしいもてなしありがとうございました。
見物の皆様、しばしお別れですね。
楽しかったです。
ゲーム参加者の皆様は引き続きよろしくお願いいたします。
――皆様に良き導きのあらんことを。
【敬】 敬虔なる クイニャオ
手帳を捲れば「僕」の文字がある。
――どうにも、私が書いたものには見えない。
さて、このゲームは「かのひと」のお導きか。それとも――
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