33 終末文庫プロデュース「トワイライト・リライト」
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探偵部 秋月壮真
──黄昏列車の終着点が見えてきた
ここからは、
やり直しは効かない。誰かになるまでの時間の次に。自分は誰だと答える事が、誰しも出来るのかすら分かりはしない
誰かであって。誰かになって。そして、自分は誰だと答えるのか
結末がどうしようもない答えになる話だってあるだろう
只。楽しかったと振り返れる時間の中に。栞を挟む位は許されるだろう
何度も何度も読み返せる様に
振り返りたい時間を、直ぐにでも思い返して。
探偵部 秋月壮真
「そうして思い出される話であったのなら
己がいた誰かの話でも。
……まぁ。読み応えのある真実がそこにあったんだろうさ」
その言葉が。まだ誰か分からない探偵の言葉であったのか
終わる間際の黒幕の言葉であったのかは
その瞬間の言葉を聴いた、誰かがきっと分かるのだろう
【独】 探偵部 秋月壮真
/世界よオレに０・００１秒で全ての文を落とす力を寄越したまえ
落としきったので満足をしました。大変ありがとうございました
おやすみなさい
【独】 澪標 降谷ジュード
/*
ご挨拶。NORMAN(@saint__exupery)です。
短期出身、長期RPを経て今に至ります。ので長期ガチはペーペーの人です。
この度は長い構想と準備期間を経て、本当に素敵な舞台を用意して頂きありがとうございました。同村者の皆様にも重ね重ね感謝を。
ぼくの青春がどこいったんかはちょっと見当もつきませんが、しばらくはこの村で喫ハルしようとおもいます。
普段は突発や野良に気が向いたら遊びに行きますが、繁忙期じゃなければ企画村もやりたいので是非に。
【独】 澪標 降谷ジュード
/*
七五調で抑揚つけて読みたくなる日本語。
私も書き上がったので出すかな〜。
落とし所というか、そんな感じのね。
【赤】 世良風磨
#指定の話
海藤コウ>>-1981>>-1982>>-1983>>-1985
織田真宙>>-2005>>-2006>>-2009
那鮒祥太郎>>-2027>>-2029>>-2030
今泉杏>>-2078>>-2080>>-2081
棗星人>>-2085>>-2086>>-2087
世良風磨>>-2103>>-2104>>-2106>>-2107
秋月壮真>>-2141>>-2142>>-2143>>-2142>>-2143
津崎絵音>>-2156>>-2157>>-2158
猫村雪之丞>>-2191>>-2192
三国萌々子>>-2209>>-2211
ケンドリック>>-2236>>-2238
彩葉・ギブソン>>-2252>>-2253>>-2254
末光大空>>-2265>>-2266>>-2267
【見】 調理部 堀江豊久
◆ゲームの幕は閉じ、◆
ゆるり、と瞼を開けるとやわらかな月明かりに撫でられた天井。
ベッド横に置いた電話で時間を確認すると、午前2時を過ぎていた。
ゲーム終了後も疲れなど知らぬように溌剌としていた級友たちの影も眠りの後には遠く、明日を思い寝直すにはどうにも意識が明るい。
ふと思い出し、検索窓にワードを打ち込む。
表示された結果に身体を起こすと、目的地の前に食堂へと足を運んだ。
鮮烈なオレンジはもう完全に息を潜めていた。
【見】 調理部 堀江豊久
それは、なんとなく。ちょっとした気の迷いだろう。
炭酸水に青のシロップ。持ち上げてみても夢とはてんで違くて。
そのままグラスを持ち出し、先にある展望車に向かう。
扉を開けると拓けた視界に、またたく星々。
ほう、と息をつき腰を下ろすと、少し遠くに先ほどの画面を表示させ再び空を見上げる。
馴染みの月から辿る様に、不慣れに指で、ひい、ふう、みい。
とりわけ目に入る光をなぞっていく。
足りないような？と首を傾げ説明を解くと、なるほど。目視じゃ捉えられぬものもあるらしい。
写真をぱしゃりと一枚撮ってメッセージアプリに流し込み、背もたれに身を預けた。
掲げたグラス。気泡はまだ元気な様で、しゅわりしゅわりと弾けている。
それはまるで夜空の様で。 暫し眺めて口をつけた。
澪標 降谷ジュード
[風待月にそぐわぬ茹だった外気が車窓のすぐ傍まで来ていた。
長い様な、短い様な旅を共にした列車に別れを告げ
少年少女は観光地のターミナル駅を降りる。
はしゃぎ回って手提げ鞄を取り落とす者、
コンコースのスイーツ売りに目を奪われる者。
故郷と異なるイントネーションに耳を澄ませる者、
それらを外側から見据える者。
一方で、その誰にも属さず
遠くを見詰めては物思いに耽る影がひとつあった。 ]
澪標 降谷ジュード
[期限付きの尊厳と自由に列なるように、
友達関係も矢張り有限のものなのか。
あんな啖呵を切ってしまった矢先、>>5:-59
再会した時に傷付くのが未だに怖かった。
割り切れない癖に大人になって穢れた自分を、
後ろめたさの檻から放つのは容易いことじゃない。
逢いに行くことは出来る。
逢いに行けば、歳月が齎す変化が嫌でも目に入る。
逢って、「変わったね」と言われる事が、
近付いたせいで心が遠のく事が恐ろしくてたまらない。
ただでさえ異邦として扱われて来た人生だったけど、
今度こそ普通じゃいられないだろう。]
澪標 降谷ジュード
[言えない秘密が一つあるだけで、
裏切り続けている感覚に陥りさえするから。
だから、皆にとっては何の変哲もないない顔見知り。
そんな立ち位置で居られたら本当に良かった。
よかったのにね。]
（ 離してくれないなんて、ずるい。 ）
[ これまで何度も突き放したり、
煙に巻いたりはぐらかしては
貴方を試し続けていたのに。 ]
澪標 降谷ジュード
[────ぱっ、と腕を引かれて視線を上げた。
梅雨明けの晴天と変わらない笑顔がそこにあった。
貴方はいつでもそうやって、容易く心の機微を支配する。
誰にでもそうする癖に、と何度揶揄ったところで悪びれもせず。
「 ごめん、ぼーっとしてた 」
だとすれば、
そうまですれば。
昨晩手掛かりをうっかり残してしまった事も
必然というものだ。]
【独】 澪標 降谷ジュード
[車窓の月が沈み始める頃、瞼を開く。
断続的な揺れには誰もが慣れてしまった。
重く膂力を失くした腕と寝台から抜け出すと、
椅子の下に忍ばせていた自分の鞄に手を伸ばす。
お泊まりセットの詰まったポーチの下から
A5サイズのクリアファイルを引っ張り出して。
中に挟まった一枚の紙を更に小さく折り畳めば
隣にある鞄の一番下に押し込んだ。
それは何度も消しゴムを掛けた末に
「就職」の欄に丸の付けられた、六月分の進路調査票。
先生にコピーを貰えたので結局出さなかった方。]
（ どうせ気付くのは荷解きの後。 ）
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