74 【完全RP村】明日星町フードフェスタ
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軽音部 東風 一吾
[再び食べ歩きに戻り、
どれどれと芋の皮を剥いでいく。
焼き芋って、別にこう、親が気分で買ってくる時以外に
自主的には買ったりはしないんだよな。
ほくほくして甘いといいな。
……そうぼんやり考えながら、さりげなく一口齧る。]
軽音部 東風 一吾
―――！！
[瞬間、俺の体全体に稲妻が迸った。
脳髄にシンバルの音が響き、揺らす。
それもその筈だ。
脳には当分がいい、とは良くいったもので、
舌で甘味を感じた瞬間に、その"甘さ"を、脳が、
脳だけでなく、全身が認識したような心地だったのだ。
無知な少年は知らない。
品種によってホクホク系とねっとり系があるということを。]
軽音部 東風 一吾
え。
[現実かと疑ってしまうようにもう一口。
脳がゆっくりソレを意識すると、次に襲ってきたのは、
舌にいくらでも残るねばりの強い食感だ。
"ホクホク"をイメージしてたから、まったく予想外の口当たり。
その上で、いつまでも甘さが口内を支配する。
風味豊かなクリームを食べているようだ。
悪魔の味。黒魔術。あの人は本当に魔法使いだったのか！？]
軽音部 東風 一吾
うっっっっ ま！
安納芋、うめえ！？へーーえ！？もうスイーツじゃん！？
[数口食べて、ようやく自我が追いついてくる。
芋。正直なめてた。こんなに焼き芋ってうまかったのか。
人生の中で、好物というものにすら食い込んできそうだ。
ハッとしてすぐにスマホを取る。
気づけばかじり口がきれいなアングルで撮影していた。]
『#明日星町グルメフェスタ #黒魔術師の焼き芋屋
#糖度の錬金術師 』 ……と。
うわー、うめー。でも確かに飲み物欲しいな。
[咽るってことはなかったけど、舌に残る甘さを
苦味か、牛乳みたいなので流し込みたい心地はある。
今度は飲み物系でも探してみようと、あるき出すけれど、
心持ちは最初よりも充足感に満ちているようだった。]*
コスプレイヤー ジュリエッタ
[至福の時間は恐ろしいことにまだ終わっていなかった。
サイドメニューとしておなじみといっていい、から揚げとフライドポテト。
だがこれが侮れないということをDNAに刻み込まれているのは私だけではないだろう]
（先程ホットドッグを食べたばかりだというのになんという香りだ…心してかからねば……）
[武者震いにごくりと喉が鳴る。
醤油をベースに味付けされた塩と二大巨頭の醤油から揚げは黄金色…いや…！柴犬色！人間としての理性が勝っていなければ香りごと舐めつくすことになったかもしれない。今日は魔法少女（？）でよかったことを心から感謝した日となるだろう。
だが、見た目だけじゃない。味だ。味。まずは一口。]
……はぁ……うまっ…（おっさん声）
[カリっとした衣に中は柔らかく歯ごたえだけでも楽しませてくれる。
弾けるように溢れる肉汁がよくつけられた醤油とあわさる。だがこれは醤油以外ではない。真っ直ぐとてらいのない生姜とニンニクが醤油の味にアクセントをくわえている。
こういうのでいいんだよ。と、満足げに笑みを魔法少女の仮面の内側で浮かべる。
丁寧に裏ごしされた生姜とニンニクは、作った人の苦労と、そして美味しく食べてほしいという願いがこめられているようだ。―――ガンバリ君。君の想いは確かに私の胃に、身体に伝わったよ。]
コスプレイヤー ジュリエッタ
[から揚げの次はポテトを一つまみ。まずはオーソドックスに塩をかけられただけのポテト。
こちらもまた歯ごたえと言う面でも申し分ないサクっとした食感の細長いタイプのポテト。ジャガイモ本来の甘さと塩が絶妙に合わさった味付けは複雑さはなくシンプルなうまさだ。
だが、やつの本領はここから発揮される。
このシンプルさだけでも一品として完成されているというのに、そこからやつが様々なものにディップされることで多種多様な味へと進化するからだ。
味のコラボレーション先に困ったらまずはこいつだ。といっても過言ではないように思える。
今回チョイスされたのはバーベキューソース。
人の味覚に刻み込まれた味覚の集大成の一つ、甘辛味だ。
甘くちょっとだけ辛い。量はお好みで。なんだが…ええい、いっぱいつけちゃえ。とばかりに纏わせて、赤く変貌を遂げたポテトを一齧り。
じゅわりとにじみでる油とポテトの甘味、そして上乗せするような甘辛いバーベキューソース。殺し合わず奪い合わず。互いが互いのよさを活かしあう味付け。
人間がなしえない理解しあう平和というものを、フライドポテトはとっくの昔に成し遂げていたのだ。そう思えば、なんとも食が進む進む。]
コスプレイヤー ジュリエッタ
あぁァ…ここでのビールがたまらんわ（渋イイ声）
[こうしてフードフェスタ。第一回目の食事を無事に終えた．．．は、次なる目標へと向か―――わずに]
これを忘れちゃいけないよね（萌え声）
[デザートまで食べつくしてこそのフードフェスタではないか。ここで終わっていてはなんのために呼吸して生きているのかもわからなくなるところであった。
〇分後に手の中にあったのはたい焼き一尾である。
今回チョイスされたのはカスタード味。
餡子を選ぶ率が高いが、カスタードだって侮れない。なにせやつは和なたい焼きに風穴を開けた洋からの刺客。
つぶあん、こしあんの突き抜けた二つのなか現れた刺客は勢力としては少ないものの、淘汰されずに勢力残されているという時点で脅威の何物でもなく、味を楽しむ人々からは嬉しいという悲鳴しか上がらないだろう。]
コスプレイヤー ジュリエッタ
いただきます。
[手の中の熱が冷めていくという悲しみに時間が過ぎ去っていくとしても、礼儀正しくいただきます。として、イートインスペースの片隅でもそもそとたい焼きを食べだすのである。
頭からか尻尾からか。なんて考えはしない。渡してくれたおばちゃんがくれた向きから食べるのが正義！]
……っっっっっんっん……！
[内側から広がる甘味に言葉を忘れそうになる。ビールが体に活力を与えるなら、甘味は脳みそにエネルギーをくれるが、こいつぁガツンときたもんだぜ。
甘味控え目のサクサク生地の内側からねっとりと広がるカスタードの甘味。卵が…卵が…絶対美味しいやつつかってる！そう主張するほどに見目も白というよりも黄色に近いカスタードはまろやかなミルクの甘味を口の中に広げている。]
（…そうか、この生地があっさりしてるのは、甘さを後に残さないためか。
そうすることで一口目から二口目へとドンドン口の中に入ってしまう。
カスタードだけだと甘すぎるが、たい焼きの生地を合わせることで見事な調和がつくられている！）
[まさに芸術！と魔法少女の仮面の中で驚愕しながらも、おばちゃんの仕掛けられた巧妙な味に惨敗した私には食べつくす以外に道は残されていないのであった。**]
売人 赤城
（まずあいつだ）
[到着後周囲を見回して目についたそこに一目散に向かっていく。地元で長年やってます、少なくとも四半世紀以上頑固に続いてますと言わんばかりの売り子―おばさんの佇まい。傍らに"煎餅"ののぼりが立っている。]
（これはいい、恐らくかなり堅い。）
[商品を見て濃い色をした恐らく定番を購入。
醤油の艶が視線を捉えて離さない。]
売人 赤城
（柔らかい派にはわりぃが堅いのがいいんだわ。）
[面積、幅ともに一見既製品と然程変わらないそれを口に持っていく。歯に当たった瞬間にわかる―あっこれは堅いやつ―の感触とともに、煎餅を持たない手の拳を握る。
そのまま溜めず一気に割る、堅い煎餅を割る口内からの反響音も調味料。それを2回、3回―と繰り返していくうちに醤油の裏から隠せない焼いた米が醤油の壁から覗いてくる。]
煎餅なんていつぶりだよ畜生。
―ってあー、家に置くやつまで食っちまった。
[以後は簡単なミッション。醤油のついた米を舌と歯で追いかけっこ。800Mを走るくらいのわずかな時間で1枚ずつ消えていき、買った分が全部胃に収まった。]
雨合羽 リコチェット
ふぉっふぉっふぉ…なんてハッピー…
いまならリコ…最強になれるのだ…
[片手にほくほく焼き芋、片手に焼きおにぎり。
SNSのタグ #明日星町グルメフェスタ のちぇっくも忘れない]
おお！あっちにも美味しそうなのがあるのだ！
もはッ…喉にオイモが…けほっけほっ…
しかし今は両手が……首から下げる飲み物とかないのか？！
[最強も両手がふさがっていては最弱と化してしまう。
かくて飲み物を探して冒険の旅に出るのだった**]
お食事処店主 トレーネ
─ お食事処 ─
[出汁と味噌の香り漂う仮設テントの下、
手伝いをしてくれている>>#３お店切り盛りガンバリ君から流れる音楽とは別に
年季の入った音楽プレイヤーから流す曲は時間帯によって変わっていく。
日が落ちテーブル席を飲兵衛が占拠する頃合いにはべたべたの演歌だが、
まだ日が高く若年層も多いこの時間に流れるのは曲層に合わせたつもりのＪポップ。
とはいえ店主の体感的にちょっと昔の、だが客観的には結構昔の選曲なので
女の目の前でしみじみ出汁を味わう男性客にとっては
ちょうど青春時代を過ごした頃くらいだろうか。
>>24先程通り過ぎていった少年には子供の頃聞いたか聞かないかくらい、
人によっては懐メロの域に入る選曲は、テントの軒先に下がる提灯も相まって
ノスタルジック、古き良き昭和感を醸し出す要因の一つ。
店主の狙いとはズレているけれど、これもまた店の味の内、なのだろう]
お食事処店主 トレーネ
[そんなこんなでガンバリ君の音楽と昔なつかしＪポップをBGMに
女は接客をしていたわけだが]
おや、お前さん…
たしか県外の大学に入ったんじゃなかったかい？
[おばちゃん久しぶりー！という声に顔を向けて、
そこに居た顔に笑いかければ修了してこっちに戻ってきたとの返事を受け]
そうかい、就職でこっちに戻ってきたのかい。
ついこないだまでランドセル背負ってたってのに、
化粧も様になる美人になっちまって、時が過ぎるのは早いねぇ…
あぁ、良ければあんたも食べておいきよ。
今日は土手煮があるからあんたの好きなの作れるよ？
お食事処店主 トレーネ
[時の流れにしみじみとしつつ、問いかければ子供の頃と同じ笑顔で是が返り。
こういうときの顔は変わらないんだねぇとほっこりしつつ、
手にとったおにぎりを網に乗せ、ぱちぱちと音を立てながら片面を焼いている間
常はここで刷毛を手に取り醤油を塗るところ、代わりに取ったのはお玉。
土手煮の鍋から味噌の汁だけを掬った器に、新しい刷毛をそっと浸して
網の上、ひっくり返して軽く焼けたお握りの表面にそっと塗り、
またひっくり返して塗りを３，４回繰り返せばふわり漂うは甘辛い味噌の匂い。
かるーいおこげも出来たところで、白ごまをぱらぱら散らしたものを皿に取り]
はい、お待たせ。
熱いから火傷しないように気をつけて食べるんだよ？
[差し出した皿と割り箸、手ごとつかむ勢いで喜び受け取る彼女に笑い
友達と食べてくるーと立ち去るその背に楽しんどいで、と手を振り見送ったのだった**]
器屋 魚本 蓮
いつぞやは悪ぃかったな。
[離婚の話が初耳と言うなら、彼女の中では自分と嫁のイメージは店先の喧嘩ということになろう。>>15
当時から既に嫁の不興を買っていた自分が最後通牒を突き付けられたのはあの後まもなくだった。
余所様の店先で恥ずかしいことになるのはもうない筈。
詫びを入れるのは此方の方だと眉を下げるが、お祭りムードにしんみりしたい訳ではないので声のトーンはあくまで下げず。
折角のおでんから出る湯気が冷めない内に、テントの中のベンチの一角に邪魔することにする。
テントの外では他の音に紛れて気づかなかったが、中に流れているのは自分にとって馴染みが深いサウンドだ。>>46
まだ他に客がいないのを良いことに鼻歌を口遊む。
そういえばもう随分カラオケにも行ってないな、と思いつつ。]
器屋 魚本 蓮
そうそう、はんぺん。
パッと見四角くて平たいマシュマロに見えるけど、
ふわっふわの割に出汁が行き渡ってて
「噛んでる」って感じがすんのが好きなんだよ。
[よく煮込まれているがどろどろにはならず、食感の違いが一椀で味わえるのが嬉しい。>>16
蒟蒻の歯応え、牛スジの弾力、油揚げの巾着に入った餅の伸び。
茹で卵はともすれば硫黄臭がきつくなるが彼女の手にかかれば喉に不快な香りが生まれる心配はない。
味わって食べたいのについ前のめりに口を動かしてしまう。
残りの出汁に卵の黄身を少し混ぜて、次の具材は味変で楽しもう。
茶色い練り物は何種類があって、それぞれの名前は知らないが、「美味い」ということだけは確信している。]
器屋 魚本 蓮
――ごっそさん、
あ～身体がぬっくいわ。
あんがとな。
この後もぶらっと回ってくるつもりだが、
お前さん何か気になってるモンあるならパシられてやんよ？
[一人で切り盛りする店主は中々会場内をゆっくり見て回るのは難しいだろうと使い走りを申し出る。
あれば承るし、不要ならゴミを捨てて適当に次のフードを楽しみに回るだけだ。**]
売人 赤城
煎餅早く食いすぎたわ。
茶が余っちまったらしょうがねえなぁ。
[適当に焼いた握り飯を買って食べている。
煎餅と醤油がかぶっていることには気づいていない。
手についたご飯粒は確かな旨さの証だろう。]**
観光客 シャロン・F
ふむ
［歩き始めながら、商店街の整備された路面に出店している出店を軽く見て周る。
食べ物、飲み物、それによく見れば商店街の他のお店…手芸店のクラフト製品や花屋の苔玉に多肉植物、産地直送の野菜の直売なんかもやっているようだ。］
僕こういうの、好きなんだよね
［興味深げにあまり故郷では見ることのない野菜たちに顔を近づける。
色んな小さなものや、一見変わったものが売っているのを見るのは楽しくて好きだ。
まだまだ祭りは明後日までやっているということだから、買うにしてもゆっくり厳選していこう。］
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