33 終末文庫プロデュース「トワイライト・リライト」
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9人目、 彩葉・ギブソン がやってきました。
彩葉・ギブソンは、村人 を希望しました（他の人には見えません）。
彩葉・ギブソン
［大きな駅舎を見上げて、しおりに書かれた集合場所を目指す。
記憶の中のその場所への道のりは朧げで、何も見ずに辿り着ける自信はなかった。
行き交う人々の中に自分と同じ制服姿がいないものかと視線を巡らせ、遠目にようやく見つけた後ろ姿に安堵しつつ、ついていくことにした。］
まだ時間、大丈夫よね？
あの子もそこまで急いでる感じじゃないし…
［制服のポケットからスマホを取り出して、画面に表示された時刻を見ようとして、視線が別の所に吸い寄せられ、眉を寄せる。
『2022』の数字は、そろそろ見慣れてきたようで、まだそうでもないようだった。］
彩葉・ギブソン
…折角の「旅行」なんだし。
楽しまないと、もったいないわよね。
［胸に広がる困惑と、不安と。
消えないそれらの下から染み出すかのような、楽しみな気持ちと、そして懐かしさと。
様々な感情がマーブル模様みたいに心の中に広がるのを、無理矢理かき混ぜるようにして、歩く速度を上げた。］
彩葉・ギブソン
［やがて自分と同じ制服の色とりどりの高校生達と、教師達の姿とが視界に増え始め、集合場所がそこなのだと察しがついた。
近付くにつれて、賑やかな笑い声や話し声の内容が徐々に聞き取れるようになっていく。
雨の気配を感じさせるひやりとした空気に混じった、制汗剤や整髪料、化粧品、お菓子やコーヒーの匂い。
覚えのある、だが遠い記憶の中に仕舞い込まれていた筈のこの情景は、青春の一ページと呼ぶに相応しいのだろうと、今の自分にはわかる。
まるで追憶の夢のようなのに。]
…おはよう。
［そうやって発した自分の声さえも、あの頃のもので。
それなのに、自分の体の感覚全てが、これが「今」で、現実なのだと伝えてくるのだった。］
【独】 彩葉・ギブソン
/*
あっこれ付けた方がいいんですかね(すぐ忘れる)
ト書きいっぱい書いたら何となくRP感出るかなと思って書いていますがそれで良いのかはよくわかっていません
*/
【独】 彩葉・ギブソン
［あの頃、「先生」達は大人で、自分もいつかはああなるのだろうと思っていたのに、いつの間にか、自分は、この頃の先生達よりもずっと年齢を重ねていた。
この修学旅行は、私達生徒にとっての最後の高校生活の思い出になった。
今思えば、先生達にとっても、この職場での最後の修学旅行だったのだ。
年若い先生達にとっては、教え子達の巣立ちと共に職場が廃校になるのは、教員生活の中でも心に残る出来事だったのではないだろうか。
卒業と共にこの町を離れた自分は、先生達のその後も、みんなのその後も、風の噂程度にしか知らないけれど。
…この旅行が、生徒だけでなく、参加者全員にとって、良き思い出の詰まったものになれば良いと、心から思う。
歳を重ねた自分にとって、この旅行は、キラキラと輝く大切な思い出の一つだったのだから。］
【独】 彩葉・ギブソン
/*
ぼっち過ぎるRPの人間に声を掛けてくださる秋月くんめちゃくちゃいい人
ありがとうございます 圧倒的感謝…
*/
【独】 彩葉・ギブソン
［Relight？Rewrite？
これから乗車する予定の特急列車の名前は、しおりには片仮名で書かれていて、どれを意味するのかはわからない。
わからないけれど、自分にとっては、後者の旅路になりそうな。
そんな予感がした。］
彩葉・ギブソン
>>182 煮流さん
おはよう。
ええ、もう大分良くなったわ。心配してくれてありがとう。
［人懐こい笑みで勧められたグミを見て、思わず「あら」と呟いた。]
どうもありがとう、頂くわ。
懐かしいわね。これ、子どもの頃によく食べたの。日本のグミと違ってすごく甘いわよね。
［貰った一粒を、ぱくりと口に含んで噛めば、固めの食感と、目が覚めるような甘さが舌の上に広がる。
確かに知っている筈なのに、遠い遠い昔の記憶の中に残る味は、本当にこうだった？
何だか、今の自分の状況を象徴するみたいなグミの味を、しばらく口の中で確かめるのだった。］
【独】 彩葉・ギブソン
/*
あれ そういえば秋月くんの私への呼び方は何某ではなかった
何某ギブソンでも彩葉何某でも収まりが悪いから？
何て細かいんだ…RPうま人すごい
*/
彩葉・ギブソン
>>187 秋月くん
あら、名探偵さんの観察眼でよく見られたら、自分でも知らないことまで全部見透かされてしまいそうね。
［誰にもきっと信じて貰えないだろう秘密に気付くなら、この人はきっと世紀の名探偵どころか、超能力者。
いくら何でもそれは無理だと思うのに、もしも気付かれたのなら、少しは気が軽くなるのかもしれない、とも心のどこかで思う。］
探偵さんの好奇心を満たせるようなものが私にあるかしら？
［いつしか、戯れるような声音になっていたかもしれない。
だが、ぽつりと呼ばれた自分の名と、不意の問いかけとに、繋いだ手に視線を落とせば、少年の手に握られた自分の手が、紛れもなく少女のものであることを実感してしまった。]
…そうね。確かに、これは青春という感じがするわ。
そう言われてみると、何だか急に照れてしまうわね。
［笑みを浮かべていた筈の顔にどんな表情が浮かんでいるのやら、自分でもわからなくなって、思わず目を逸らした。]
【独】 彩葉・ギブソン
…ん、
［浮上する意識。
まだ覚醒し切らない頭の中は、幾重ものヴェールに覆われているようだった。
夢。
現実。
過去。
未来。
行き来を重ねて、自分は今、一体何処にいるのだろう。］
どこに、行くのかしら。
［心地よく揺れるこの列車も、自分自身も。］
【独】 彩葉・ギブソン
［薄く目を開けて、ポケットからパスケースを取り出して、一枚の写真が確かにそこにあることを確認する。
この時代の技術ではあり得ないほどに鮮明に写ったその写真は、ここまでの自分の足取りと、本来いた筈の場所を示してくれる、ただ一つの寄る辺。
日課どころではなく、日に何度となく眺めては溜息を吐いていたのに、今は。］
「遠くを見んと、今を見よ。」
［混濁した記憶の向こうに確かに耳に残る力強い声に、何となく眺める気分でもなくなって。
首を振って顔を上げれば、橙に照らされたテーブルの上に、一枚のカードを見つけた。］
【独】 彩葉・ギブソン
人狼ゲーム…懐かしいわね。この頃、流行っていたっけ。
［と言うよりは、自分が大人になってから興じる機会がなかっただけで、流行ってはいたのかもしれないけれど。］
さて、やり方はどうだったかしら…
本でも読んでおさらいしてきましょうか。
［独り言を言いながら、立ち上がり、部屋を後にした。］
【独】 彩葉・ギブソン
指定に対する反応、解釈、その他呻き
反応…反応？
ここからどうやってチンギスハーンの名前出したらええんやろ…
解釈
歴史上の人物が本当に肖像画に似てるのか確かめたいな〜という学生時代の知的好奇心を満足させるべく時間旅行に出たタイムトラベラー
帰る時代が違うだけでなく肉体まで若返る例を知らないので困惑しているが、そもそも戻れず調べようがないので本当は時々起こる事例なのかもしれない
実年齢は40〜50代くらい
高校生くらいの子どもがいてもおかしくない年齢だが結婚は一度して短期間で離婚したので子どもはいない
年々祖母の静子に似てくると思っていたら、高校生に戻って生前の祖母に久しぶりに対面してあまりの似具合に気まずくなった
【独】 彩葉・ギブソン
あと、自分一人がめちゃくちゃ匂わせムーヴしてるだけで実は全員タイムトラベラーだったらどうしよう
そんな一人疑心暗鬼もずっとしてたけど秋月くんのお陰でそんなことはないかもしれないと思えました
ありがとう秋月くん！！！
彩葉・ギブソン
［揺れる。揺れる、身体。揺れる世界。
この感覚を、知っている気がする。
だが、それがいつ、どこで知ったものなのかは思い出せない。
どこだったか……思い出そうとして、思考は白い靄に包まれていく。］
彩葉・ギブソン
「今を見よ。」
［靄の中、ごく近い記憶から響いた声に、ここではないどこかを映しかけていた目が、車内の景色へと引き戻された。］
ええと…場所は、ラウンジだったかしら。
まだ早過ぎるかしら？
［大切なものと一緒にパスケースに入れたカードの文面を思い出しながら、通路を歩き始める。
本当にその方向にラウンジがあるのかは、知らない。］
彩葉・ギブソン
［足の赴くままに通路を歩けば、やがてざわめきが近付いてくる。
幾人かの姿も、視界に入り始めた。
どうやら、早過ぎたということもなさそうだ。］
お邪魔します。
［小さく声を掛けて、そうっとラウンジへと滑り込み、壁際のソファへ。
楽しい歓談の邪魔をしないよう、と気遣ってしまうのは、年齢を重ねてからついた癖の筈だけれど、どうやら今も健在のようだった。］
【独】 彩葉・ギブソン
/*
いきなり若い子達のノリに放り込まれるおばさんのRP、なかなか奥が深いな
教師のように大人目線でいられる訳ではなく表向きは若者として振る舞わねばならず
人狼やってなかったら旅行中擬態に疲れて瀕死になるんじゃないですかね
彩葉・ギブソン
>>346 秋月くん
ふふ、ひっそりなんてしていられないかしら。
期待してるわね。
お手柔らかに、とは言わないわ。やるからには全力でやった方が、お互いに笑ってやれるでしょうから。
［間もなく始まる催しに集中しようとして、一つ、彼と話そうとしていたことを思い出す。
もしかしたら、数時間前に話したのかもしれないけれど、どうも記憶があやふやな部分を、補っておきたくて。］
そうだ…この催しが終わったら、助手のお仕事について、詳しく教えて欲しいわ。
とても刺激的で、面白そうだから。
［それだけ言って、今度こそ、催し物へと意識を向けた。］
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