あざやかな橙色のペールエール
すっきり軽めで、ほどほどのアルコール。
お兄さん、これください。
[にこりと店員のお兄さんに声を掛けてお金を渡せば、一つ返事で透明のプラスチックのコップに並々と真ん中のサーバーからビールを注いでくれる。]
あとは、このサンドイッチを一つ。
[と、ついでに横の小さなディスプレイケースに入っていた、レタスに加えてハムも多めのライ麦パンサンドイッチを購入する。
袋に入れてもらい、両方揃えば満足そうに先ほどのベンチへと戻って行く。
緑を眺めながら、昼からビールを一杯。
とってもヘルシーなサンドイッチを選んだから、罪悪感など全くない。]
ロングバケーション。
最高だね。
[変わらず身体を暖めてくる太陽を少しだけ見上げて微笑むと、最初の一口を口に流し込んだ。]**