59 【ホラーRP村】晩秋の怪
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【独】 動く死体 佐田春陽
/*
お疲れ様でした！完全RP村は二回目で、色々とつたない部分もあり、度々ご迷惑をおかけしました。今暫く、ご迷惑をおかけするかもしれません。
ここで、お詫びと感謝を。皆さんお付き合いありがとうございます。
*/
【独】 動く死体 佐田春陽
/*
ちらと見てたんですが、昨日の生駒くんの下り宵闇さんの感想に完全同意ですね。同じこと考えてて自分だけだったら恥ずかしって投稿してなかった文章が見れて満足。
*/
【独】 動く死体 佐田春陽
/*
エピ解禁されると他の人と喋れる喜びでうるさくなってしまうので、その前に雉笛さんへの返信を考えます（メモ書きしとかないと喋っちゃうんだ）
卯月さんと一緒に成仏するかまじで最後まで迷ったんですが、残ったお陰で雉笛さんとも話せてるので、残ってよかったかもしれない。
ゾンビの活動限界察して、やれること聞いてくれるの嬉しい（ゾンビはちゃんと成仏できるだろうか）
雉笛さんの実直な性格好き好きPLです。
*/
動く死体 佐田春陽
>>+>>6:+75
[女の投げやりな言葉に対する雉笛の返答に、女は息を詰めた。
もう生きてはいないというのに、死んでいる今の方が生前よりも心を動かしている気がする。女は笑みを取り繕って言葉を返す。]
そうかもしれない。全ての物事に誠実にいられる人間は、確かにいないだろう。でも、そう在ろうと努力することはできる。
君と私が同じ思いを抱えていたとしても、それに対する姿勢が違うんだろう。君は私よりも、もっと誠実に見えたんだ…
[女と雉笛は違った。問題への向き合い方も、意思の強さも。
それは女が雉笛に対して感じる複雑な感情よりも、雉笛自身の言葉が如実に語っていた。>>+6:77]
強く見えるよ。少なくとも、私には。
[カナのことを言われれば、少しだけ考えて。]
それでも結局、彼女もいってしまったが。
それを踏まえても、私に感謝しているというのか？
[女はカナが儀式を行ったことに対して、自分なりに納得しているが。
巻き込まなくてよかったという雉笛の方は、カナに生きていてほしかったのではないかと思ったから。そう質問した。*]
動く死体 佐田春陽
>>9
そうだな。自分にないものを羨んでも仕方がないと分かってはいるんだが。
自分と他人とは違うと分かってはいても、それを考えてしまう。
人の本性というか、私の悲しいところだよ。
[そう、一言返しつつ。]
確かに望まない形で死んでしまうよりは、自身の意思を貫き通した末の死である方が彼女にとってはよかったと思うが。
君にとってはどうだったのか分からなかったから、つい聞いてしまった。すまないな。
よかったかどうかは置いておいて、君は生きていてほしいと願った人間が死んで、悲しいと思いつつも、その意思を尊重しようと考える人間なんだな。
[女は暫し沈黙して、続けた。]
…相手を信じること。相手の正しいと思った選択を尊重するということ。
それができて初めて、人は対等になれるのかもしれないな。
[自身の思いよりも相手を尊重すること。それには苦しみが伴うのかもしれなかったが。
意思を貫こうと決意した彼女もまた、様々に悩んだ末の決断だったのであろうから。
その決意を否定しないこと、その結果を受け止めることが、自分たちができる唯一のことなのかもしれないとは思った。**]
動く死体 佐田春陽
[そして女はまた苦笑して。]
言うのは簡単だが、実行するのは中々に難しい。
人を信じるということも、ただ信じればいいわけではないのだろうし。
選択を尊重するといっても、止めなければならないときもあるだろう。
[大切なのは、見極めだ。
相手を信じ、相手に信じられることで見えてくるものはあるだろう。
その結果、何を尊重し、どこで自分の意思を優先するのか。
その見極めこそが、人と人との本当の繋がりになるのだと思う。]
それでも、色々君が考えた結果、今の状況に落ち着いたなら、それが君にとっての最善であればいいとは思ったよ。
[そう言って、女はゆっくりと息を吐くふりをした。
酷く、疲れた。**]
動く死体 佐田春陽
>>12
ああ、分かってる…第三者ながらに、理由を考えてしまっただけだから。
難しく考えがちなのは、癖だな。
君がドライだとは思わないよ、君は自分に出来ることをやろうとしているんだ。
やれることをやろうとしているだけでも、十分だろう。
[休んだら、という提案を聞いた。正直、休みたかったけれども。]
気遣いありがとう。でも、今休んだら、もう起きられない気がする。
君を見ていて思ったんだ。私もやれることを、いや、違うな。
私のやりたいことを、わずかでも出来ないかと。
君は、私に助力を申し出てくれたな。
同じ気遣いなら、休息の勧めよりも、助力の申し出を取ろう。手伝ってくれるか？
[女は雉笛の方を見た。**]
動く死体 佐田春陽
ー佐田春夜・神社にてー
>>16
[雉笛の返答を聞いて、女は一つ息をついてから、身体をそっと社務所の扉から離した。]
…行きたいところがある。
君に花を手向けた、なみという少女は、学校の校庭で目を覚ましたという。
もう、彼女は還った。慰めも、恐らく必要ないだろう。
それでも彼女には、誰も花を手向けていないだろうから。
私は学校に行って、彼女の死を悼みたい。
[そこに彼女はいないけれども。
少女の霊は、雉笛とカナの死を悼んでいったから。
自分のことは顧みなかったようだから。
自分の空白をわずか埋めてくれた少女を悼むために移動したいと、女は雉笛にそう告げた。*]
【独】 動く死体 佐田春陽
/*
会話を邪魔するつもりはありません。
高ぶった感情を放出したいがための独り言だったので無視してください…
*/
【独】 動く死体 佐田春陽
/*
>>-75
分かります。当方この村の皆さんのRPをすげえ！って見ていた人間ですが、特に捨丸さんと新恵ちゃんはいつかこういうRPをしてみたい筆頭二人でした（小説家とかYouTubeとか歌手とか、そういうメディア関連の方々もやってみたいです）
お年を召した方ならではの雰囲気とか、まだ幼いゆえの行動とか発想とかすごい！って思いながら見てました。
生駒さん絡んでみたいなって思っていて、仲良くしたいなーと思ってたら喧嘩に発展してしまったので、当方は好きだと叫ぶところを失ったのでございます。許してくだされ。
そしてあのタイミングで来てくれた九条さんと雉笛さんには本当に感謝してました。助かった。
*/
動く死体 佐田春陽
ー佐田春夜・神社から学校方面へー
>>18
[女は笑った。自嘲の笑みではない、少しばつの悪そうな笑顔。
雉笛が女の身の限界を悟り、助力を申し出てくれたことは分かっている。
気遣いの言葉も、それ故のことだろう。雉笛の見立ては合っている。]
正直、大丈夫ではない。君も感じている通りに。
しかし、まだ歩ける。それくらいは分かる。
[女は多くの降霊術と同じように、姉の身体を依り代として蘇った。
その依り代の、あるべき形を損なったことで、女の魂は少しずつ漏出し、霧散している。
そのまま魂の漏出が続けば、女は他の有象無象の霊と同じく、自我を失ったなにがしかになるのかもしれなかったが。
そうなるまでには、まだ暫しの猶予があった。
ペースを合わせるという雉笛に頷いて歩き出し、一つ問う。]
君のやっておきたいことは、もう残っていないのか？
[あるならば聞いておきたい。そう言外に言い含めて。*]
【独】 動く死体 佐田春陽
/*
怪異さんも気になってはいるんですけどね。
ゾンビ活動限界描写いれたからゾンビとしてはもう怪異さんに会えないかもしれない。
*/
動く死体 佐田春陽
>>23
[女は最初、あの人ならざるものを待っているのだと思った。
あれは雉笛を殺したあと、その魂を迎えに来るのだと考えていたし、雉笛が約束について思い出した以上、あれが迎えに来れば拒むとも考えづらかったからだ。
しかし、歯切れの悪い言葉や、期待はしていないという言葉から、別の存在を思い浮かべる。
女の予想が当たっていれば、その者に雉笛が会える可能性は少ない。
雉笛もそれを分かっているからこその、ギリギリまで待ってみる、なのだろう。
雉笛の言葉で、女が雉笛に何もしてやることができないということだけが分かった。
それは雉笛が待つ者にしか埋められないものだった。]
そうか。
[女は迷い、迷いながら、その言葉を口にした。]
会えるといいな。
[会えない可能性の方が高いけれども。それでも、待ち人に会えればいいと思った。**]
動く死体 佐田春陽
ー佐田春夜・神社から学校方面へー
[雉笛と共に学校へ向かう歩く道すがら女は考えた。
今、何人が生き残っているのだろう、と。
気配を感じとる力も魂の漏出によって弱まったのか、何かがいると感じても、それが生者なのか死者なのかさえ、一瞬では判断がつかなかった。
霧が薄くなり、周囲の死者の気配が薄れても、生者の気配は曖昧にしか感じられない。
それが女の魂の漏出によって感じ取れなくなっただけなら、まだいいのだが。
カナが死んでいると、女は気づけなかった。
もしかしたら、他にも誰か死んでいるのかもしれない。
それを考えると、酷く虚しい心地がした。
せめて生者は、無事に外へと帰れるように。
そして死者は、穏やかに還れるように。
小さな祈りを胸に抱いて、女は少しずつ歩みを進めた。*]
【独】 動く死体 佐田春陽
/*
>>-114
黙ってたら宵闇さんが説明してくれるかしらと思いつつ、調べてきた知識をば。佐田PL怪異に詳しくないので間違っていたらごめんなさい。
ヤマノケという怪異の台詞だそうです。
本来は女の人に取り憑く怪異で、元ネタだと父親が娘とドライブしていた際に頭のない白い人影がやってきて、娘の座っている方の窓から覗いてきた、父親が怒声を浴びせると姿が消えるが、代わりに眠っていたはずの娘が目を覚まし
ハイレタハイレタハイレタハイレタハイレタハイレタハイレタ
と繰り返します。
様子がおかしいので、父親は付近の寺院を頼り、様子を見てもらうことにします。
住職さんの話によれば、これはヤマノケという怪異が取り憑いており、49日経っても様子が戻らなければ一生このままであること、ヤマノケは女性に取り憑く怪異で家に戻っていたなら妻にも憑いていたことを知らされます。
それから一ヶ月後、未だ娘の様子は戻らない。で〆です。
（間違っていたらすみません）
*/
【独】 動く死体 佐田春陽
/*
く。雉笛さんへの返信書く前に寝落ちしてこんな時間に。
朝考えて落とします。他の方々のやり取りよむの楽しみ
*/
【独】 動く死体 佐田春陽
/*
百千鳥さんメモ相談苦手な方でしたね…春陽も動かしてみようと思いますが、今のところあちらには明確な目的というものが殆どないので動き鈍くなりますとだけ…（幽霊の皆様とお話させてみたい気持ちもあるんですけど、春陽視点皆がどこにいるのか全然検討がついていないので…）
*/
【独】 動く死体 佐田春陽
/*
自分も前村がある程度打ち合わせ大丈夫な村だったのでエンカに関してはエピで許可いただくかもしれません。
*/
動く死体 佐田春陽
ー佐田春夜・学校敷地内にてー
[彼岸花の咲く道を歩き、学校の方へと足を運んだ。
長い間、この地域の子供たちを育んできた懐かしい母校。
今はもう、所々に子供たちの霊らしきものが複数わだかまっている以外はかつての面影は見られないが、10年前までは山奥の村なりに子供たちの声が響く、活気のある場所だった。]
君がこの村の縁者とは知っていたが、この村に住んでいたのか？
それとも元々、村の外に住んでいて縁者がこの村に住んでいたのか？
[なんとなく、そう問うた。
女が懐かしさを覚えるように、雉笛もまた、この校舎に懐かしさを覚えるものだろうか。]
【独】 動く死体 佐田春陽
/*
疑問系で投げかける、なるほど。
メモでこういう選択肢にしました、離れても離れなくても大丈夫ですと書くのも相談に含まれるんでしょうか？（ロールのみにアンカー貼った方が、そもそもロールだけならアンカーもグレー？）
今ここにいます、こういうLINEを投げました、反応は任意にと共有しておきたい情報のアンカーを貼るのも相談に含まれるのでしょうか？
*/
【独】 動く死体 佐田春陽
/*
>>-237>>-238 深瀬さん
メモ相談と報告の違いがあまりついてなくて、アンカー貼るのもダメ？と悩むことがあったので、メモの使い方ありがたいです。ロルについても参考になります。
前村、基本自分の行動報告と挨拶とNG提示だけだったのでそう考えるとメモ相談というほどではなかったかもしれません。エンカも近い人にロルで声かけ→相手の反応→合流だったので。（今村でロールに関する反応を書いている方がいたので、いいのかな？と思いつつ、自分も他の方のロール感想書いてました。暖かいなと思って。）
>>-247 百千鳥さん
自分はペアで長時間動くのが苦手な人ですね。（序盤落ちして交流少ないと自分も相手も墓落ち後の交流に悩むと考えてしまいがちです。）
>>-251 宵闇さん
お疲れ様です。勝ちおめでとうございます。
*/
動く死体 佐田春陽
>>66
そうか。
まあ、見たところ歳は私と然程変わらないように見えるから、通っていたなら知り合いであった可能性が高いものな。
私も君もお互いを知らないということはそういうことか。
…物思いというか、思い出の共有というか。
君にとっても縁のある場所だったらいいと思ったんだ。
[何故だろうか。生前を思い、懐かしむ。
この場所に雉笛も懐かしさを感じればいいと思った。
女は何もできないなりに、雉笛にできることを探しているのかもしれなかった。
それから、女は言葉を続ける。]
校庭のどの辺りで目覚めたのか聞いていなかったが、どこかに少女の遺体があるはずだ。それを探してほしい。
見た目は小学生くらいの女の子だったかな。
[なみの特徴を告げる、本来は高校生の女の子だと女は知らなかったから。
自分の会った幼い姿を探してくれと、雉笛に頼んだ。*]
【独】 動く死体 佐田春陽
/*
宵闇さんは生駒さんと同時に動いているのかな？
それとも欠片は色んなとこに散らばっているのかな？
どちらでしたっけ、どちらもでしたっけ…
*/
動く死体 佐田春陽
>>90
そうだな、手分けをしよう。
[雉笛が女の身を心配して、その質問をしてくるだろうことは、確信とまでは言えないが、可能性としては頭に置いていた。
それでも女から手分けすると言わなかったのは、一緒に行動するのも、手分けをするのも、どちらも違う懸念が付きまとっていたからだった。
一緒にいれば、万が一のとき、何かしらの対応ができる可能性はある。
しかし、まだ猶予があるとはいえ、女の身体が予想より速く限界を迎えた場合、なみの遺体を見つけることができないかもしれない。
かといって別れれば、限界を先延ばしにする方法があったとしても、その機会を逃すのかもしれなかった。
その二つを天秤にかけ、女は別れることを選択した。
限界を先延ばしにする方法を知らないのに、もしものことを懸念しても意味はないと判じたからだった。]
心配してくれるのはありがたいけれど、大丈夫だ。
確かに限界は近づいているけれども、そんなにすぐ動けなくなるわけじゃない。
学校の敷地を手分けして探せば、遺体の発見は早いだろうし、早めに遺体が見つかれば、彼女を弔っても、まだ余裕があるかもしれない…と限界まではそれくらいだと見積もっているから。
[意外と余裕があるだろう？と女は笑った。そして雉笛と別れて、校庭の探索をすることにしただろう。*]
動く死体 佐田春陽
ー佐田春夜・学校校庭にてー
[雉笛と別れて、女は本校舎の校庭を調べ始める。見渡す限り、目立つところに遺体はない。
だから必然、校舎の近く、植え込みの影などを探している。]
何が原因で死んだのかくらい、検討をつけておけばよかったな…
[ふと、そんなことを思い、考える。
校庭で倒れていたという、その原因を。
死んだばかりの霊、しかも自分が死んだことにも気づいていなさそうな様子だった。
他の存在に校庭まで運ばれたということがなければ、少女の遺体は目を覚ました場所、校庭にある可能性が高い。
校庭に存在する霊は、大半が子供の霊だ。
大きな影響力はないと考えていたが、なみもまた少女であったために抵抗できず、取り殺されてしまったのだろうか？]
遊びの延長線で殺されたなら遊具のある場所の方が可能性が高いか。
[同じ子供がいたなら、子供の霊は嬉々として自分たちの仲間になるよう、誘った可能性は高いのではないだろうか？
女はそう考えて、遊具の設置されているところへと歩みを進めた。*]
動く死体 佐田春陽
**ー佐田春夜・校庭、遊具付近にてー
[女は遊具の付近を探す。
ブランコの側を、うんていの側を、ジャングルジムの側を。]
…ないな。
[どの遊具の影にもそれらしいものはなかった。
見える範囲の校庭にも、分かりやすくそうだと思えるものはない。
それならば子供の霊に取り殺された可能性は薄いのだろうか。
女は考える。それ以外の死因を。]
学校の怪談とは何があったかな。
…雉笛さん、少し相談がある。悪いが来てもらえないだろうか？
[その思考へと行き着いた。この村には怨霊だけでなく、怪異も存在する。
学校の怪異が殺した可能性も視野に入れながら、女は一度雉笛と合流しようと声を上げた。*]
動く死体 佐田春陽
ー佐田春夜・学校別棟へー
[雉笛と合流したなら、学校の怪談や噂話についてのすり合わせをして、女は検討をつけたところへと向かうだろう。]
校庭で霊に取り殺された、というわけでなければ、校庭で死亡する状況は限られてくるよな。
[女子生徒の死亡が相次ぐ事故があり、女が学校に通っていたときには既に封鎖されていた別棟。
それ故、女は別棟に足を踏み入れたことはなかったが、別棟には良くない噂が多数あり、肝試しと忍び込んだ生徒が死亡するということもあった。
今思えば、それは怪異の引き起こしたものであったのだろう。
女は別棟の、かつて飛び降りを防止するために作られた植え込みの方へ足を進めた。
飛び降り防止のための木は、大きく立派だった。
木の下にも、衝撃を和らげるであろう背の低い植物が沢山植えられていた。
それでも、飛び降りはなくならなかった。
対策がされていたにも関わらず、別棟で飛び降りた、あるいは事故に遭ったとされる女性は一人も助かることなく死亡した。
耳が微かに、何かの音を拾った。>>4:26]
動く死体 佐田春陽
[そうして女は、暫し歌に耳を傾けた。
“いつだって遺される方が辛くて
強くなった“ふり”をするの
ぼくだってさそりの火になりたい”
その声に覚えがあるような気がした。
確証はなかった。女は彼女の歌を聞いたことがなかったからだ。それでも。]
君の最期はカムパネルラのようだけれど、君の生き方はジョバンニのようだったな。
[例え話として、合っているかは分からないけれど。
友の死を背負って生きようとした、懸命な少年の姿は、あの女性の生き様によく似ている気がした。**]
【独】 動く死体 佐田春陽
/*
数え歌佐田探索で出せないかな、なんてぽくぽく以前考えて降りましたが結局お蔵入りさせたんですよね。儀式に関わりそうだったから。
でも結婚要素入れたいって言ってたの見て、五でご縁を結びという歌を考えていたということだけ置いておこうと思いました。
灰ログの重婚で大爆笑した佐田PLよりでした。
*/
【独】 幽霊 佐田春陽
/*
新恵ちゃん生存…！よかった…！
忘れられても生きる、待つと決めたのはとてもいいですね…強い…（はちのすの解釈凄いと思ってました）
*/
幽霊 佐田春陽
>>121
ああ、よかった。
[この村で死んだからには、家族にすら悼んでもらえないかもしれない。
だから彼女を送り出した自分が死を悼もうと、女はここに来た。けれども。
彼女は誰からも忘れられたわけではなかった。
ちゃんと彼女の死を悼んで、彼女を想って遺体を覆い、曲を流してくれた人がいたのだ。女はそれを思い、安堵を覚えた。
そして、近くの植え込みへと歩く。
手入れされていないそれは、延び放題だったり荒れていたりしたけれども。
その中に、可愛らしい紫苑の花を見つけて。
女は力を込めて、それを手折り、なみの遺体へと供えた。
きっと、彼女を想ってくれた人と、今の自分の気持ちは同じなのではないだろうか。そう思いながら。]
幽霊 佐田春陽
[なみに花を手向けたあと、女は雉笛へと向き直る。]
…雉笛さん、ここまでありがとう。
重ね重ね申し訳ないが、もう少し付き合ってもらえるだろうか？
この村で、今何人が生きているのか知りたい。
何となくでもいい、分からないだろうか？
[女はそれが気がかりだった。生きている人間を確かめたかった。
そして死んだ人間がいるならば、その人が迎えを必要としているならば向かいたかった。
間に合わなかったとしても、そうしたいのだ。そういう約束だから。
女は雉笛の目を見た。返答はあっただろうか。*]
幽霊 佐田春陽
ー佐田春陽・佐田実家にてー
[束の間の団欒。ここに妹はいない。
探しにいかなければと思う。
他の人たちがどうなっているかも気になるから。
それでも、ぼんやりとお茶を飲んで、お菓子を食べた。]
おいしい、ありがとう、かあさん。
[そう望まれていた。還るときまで、ここにいることを望まれている。
外に行かなければと思いつつも、家にいるつもりもあった。
その両方がせめぎあっていた。
…やくそく、という言葉が聞こえたから。天秤が傾いた。]
かえってくるね。すこしだけ、いってくる。
[そうして私は、家から外へ、霧の薄くなった外へと歩いた。*]
【独】 幽霊 佐田春陽
/*
並走しようとするとこういうミスで未熟さがバレる…
百千鳥さんお待たせしてしまうのも申し訳ないので、春陽少し動かします。肩書きミス本当に申し訳ない。
*/
幽霊 佐田春陽
ー佐田春陽・家の外へー
[家の中から暖かな白い影が二つ、するりと私の後を追ってきた。
そうして、私のことを待っている。家に戻ってこいと言わんばかりに。]
かえってくるよ。
[それはいつか、一度破った約束と同じ言葉。
それでも、嘘のつもりはなかった。
私は家の敷地の外へ歩き、薄くなった霧…いや、薄ぼんやりとした人影の中を歩いた。*]
【独】 幽霊 佐田春陽
/*
色々なところに反応してしまう佐田PL。お喋り大好きマンです…
生駒さんの絵、柔らかな色彩がとても好きです。
凄く嬉しい…綺麗だった…
*/
幽霊 佐田春陽
ももちどりさんは…どうしますか？
[聞いてみた。
私はどうすればいいかが分からなかった。
どうすれば正解なのか、どうすれば最善なのかが分からない。
一度守れなかった約束がこの村に来る前に見ていた悪夢のような、そんな強迫観念を私に再び与えている。
一体どうすればいいのだろう？*]
幽霊 佐田春陽
>>149>>150
[果たして彼女のその言葉を、私は正しく受け取れたのかどうか。
確かなことは、彼女の手を取らねばならないだろうということだけ。
しかし、私はもう、約束を反故にすることはできない。
きっとそうしてしまえば、私は自身のことを見失うのだと思う。
この村に来たきっかけは村が呼んだからなのだろう。
でもそれで苦しんだのは、責められるように感じられたのは、紛れもなく私自身の心が約束を破ったことを後悔していたからだ。
だからもう、同じ思いはしたくない。]
…かぞくと、いっしょでよければ。いっしょに、かえりましょう。
[そう、手を差し出した。*]
【独】 動く死体 佐田春陽
/*
百千鳥さんの交流機会を奪ってしまったのが、春夜暴走させてしまったのと同じくらいの後悔。
*/
動く死体 佐田春陽
>>141
[現れた姿を見て、女は驚いた。]
いつの間に…
[雉笛の身体へと宿っていたのだろう。
雉笛や自分が気づかなかっただけで、ずっと彼女の身内にひそんでいたのだろうか。
いや、待て、それよりも。]
三人…？
[雉笛は女の目の前で死んだ。九条の遺体も発見した。
女が知っていた生存者はぴったり三人だった。
だがその内訳は、若い男二人に、幼い少女が一人。
老齢の女性を女は知らなかった。生存者が多くいるのはいいことだ。だが、数が合わない。]
…生きているのは、細身で弱気な男性と、怪異を連れているのと、どちらだ？
[女は問うた。どちらでも、会いに行きたい気分だった。*]
幽霊 佐田春陽
ー佐田春陽・民家方面へー
[蛍火のような明かりを頼りに、てくてくと二人歩く。
近づけば近づくほど、柔らかな明かりは暖かさを持っているように感じた。
民家の中を覗き込めば、三人の姿。
知らない男性、知らない幼女、そして見知った老婦人の姿。
彼らは帰るのだ、在るべきところへ、帰るべき場所へ。
この他に、暖かな光が見えなかったのは悲しいことだけれど。
それでもここに、三人の生きた人間がいるのは嬉しかった。
私は唯一知っている捨丸さんの側に近づき、声をかけた。]
さようなら。どうかご無事で。皆さんと共に生きてください。
[その一言が、届くかは分からなかったけれど。
その一言を言えたことで、すっと心残りが消えた気がした。*]
動く死体 佐田春陽
>>175
[女は沈黙した。言葉だけでなく、思考までもが沈黙した。
細身の怪異を連れた男。
理解ができなかった。
宵闇はどう考えても上背も体格もよく、全然細身ではない。
だが怪異を連れていたのは宵闇以外に女は知らない。]
…生きている人間に会いに行くつもりはない。
死んでいる人間の魂のあるところを教えてくれ。
[雉笛が気乗りしていないのは分かる。
もし、宵闇の怪異が襲ってきたら自分には太刀打ちできないだろう。
だが、女が会いに行こうと考えているのは死者の方。生きている人間の方ではないのだ。]
場所を教えてくれるだけでいい。ついてこなくてもいい。
生きていない方の霊がいるなら、その場所を教えてくれ。
[そう、女は人ならざるものに頼んだ。*]
動く死体 佐田春陽
[女は、イコマが何故怨霊になったのかを考える。
死んで良い霊になれるかも、と言っていたのに。
自分に対する無力感が限界を超えて、彼を変えてしまったのだろうか？]
嫌になるな。確かに、辛い。
[そう、今の女のような、あるいはもっと強烈な無力感に苛まれたのなら、どうして自分は何もできないのかと自分自身への失望感でおかしくなってしまうものなのかもしれない。
女は考えた。
せいぜいが、行けて役所付近までだろうか？
だが、魂が全て離散すれば、還ることは叶わなくなるだろう。
考えて、やがてぽつりと呟く。]
…大人しく終わった方がいいと思うか？
[終わりたくないから、女は目の前の人ならざるものに問うた。**]
幽霊 佐田春陽
ー佐田春陽・佐田実家にてー
>>187
[百千鳥さんが私の手を取って、私は自分の家へと帰る。
受け入れられるか不安だったけど、中を伺えば、10年前のあの日の風景が見えたから。
大丈夫、きっと、受け入れられる。]
いこう。
[百千鳥さんの手を握り、私は家の中へと入った。
父と母、白い影が二つ、私たちの帰りを待っていた。]
あさがくるまで、やすんでいていいですよ。
[四人家族であったけれど、そこに椅子が一つ増えていて。
お菓子もお茶も用意されていた。
ちゃんと受け入れられたと感じたから、あとは妹が帰ってくるのを待つだけ。
家の中も薄ぼんやりと明るくなるのを、私は感じていた。]
動く死体 佐田春陽
>>207>>208
ありがとう。
[女は微笑み、そして歩く。空は白み始めていた。]
君は神社に…戻ると良いだろう。
朝と一緒に還るなら、これが最後の機会になる。
君なら、神社まで戻るのも大事ではないだろう。
[女はそう、言の葉を紡いだ。
待つべきものがくるかは分からないけれど、そこは今の女と然程変わらないだろう。待つだけならできる。]
間に合わなそうなら、私も還る。
雉笛さんも中にいる君も、本当にありがとう。助かったよ。
[女は歩く。間に合っても、間に合わなくても。力をもらったから、まだ歩ける。
女の中の空白はなみによってわずかに埋まり、雉笛によってまた埋まった。
寄り添ってくれる人の思いは、こんなにも力になるのだ。埋められなかった空白を埋めてくれるほど。
人の思いに背中を押されて、女は歩く。無力感は既になく、夜明けと共に、わずかに前向きな気持ちになっていた。*]
【独】 動く死体 佐田春陽
/*
普通に間に合わなそうかな、と感じたけれど、せっかく怪異さんから力をもらったので歩くスタンスです。
雉笛さんのお陰で間に合わなくても成仏できそうです、ありがとうございます。〆書きます。
雉笛さん結末困らせてしまって申し訳ないです。
とりあえず、最後まで待つと言っていたのを拾わせていただいた形です。
*/
動く死体 佐田春陽
ー佐田春夜・公園付近にてー
>>233
[女は歩いた。
朝日が昇り始めて、足が動かせなくなり、女はその場に座り込んで、朝日を眺めた。]
間に合わなかったな。ああ、でも。
[どこからか風に運ばれて、ヘリの音が聞こえる。>>195]
生き残った人たちが帰れるだけでもよしとしようか。
[生き残った三人。
その中には女が命を奪おうと考えた娘もいたが、こうして朝が来るのは、その娘のお陰だと何となく分かっていた。
村を終わらせてくれた彼女に、女は内心深く感謝して、死を願った分、生きていく未来の幸せを願う。
共に生き残った二人と共に、その少女が無事に帰り、来るその日まで、生き残った者が精一杯生きていく未来に思いを馳せた。]
動く死体 佐田春陽
[ゆっくりと辺りが光に包まれるなか、残される死者のために、女は微かに言葉を紡ぐ。そう、たとえ届かなくても、祈ることだけはできるから。]
…イコマさんか、宵闇さんかは、はっきりしないけれど。
怨霊になってしまったあなたにも、いつか還れるときが来るといいな…
雉笛さんも…最後に会えただろうか…
[その二つが、どうしても気にかかっていたから。
怨霊化してしまった理由が何なのか、女は知らないけれども。
イコマも宵闇も懸命にやるべきことをやろうとしていたのは知っているから。
それが報われて、いつか全ての苦しみから解放される日が来ることを。
雉笛には、待ち人との最後の邂逅を願って。
女は暫し、二つの願いに思いを巡らせた。]
先に行くよ。
[女は目を閉じる。半ば離散しかけていた女の魂は、白い影となって、辛うじて自我と存在を保ち、自分の居るべき場所を目指して移動していった。**]
幽霊 佐田春陽
ー佐田春陽・佐田実家にてー
[百千鳥さんといくらか話は交わしただろうか？
時間が経てば、行き場なく外にわだかまっていた白い影すら、夜闇と共に消えていくようだった。
どこにも行けず、孤独と寂しさに耐えかねて狂い、せめて人と共に在ろうと生死の境を踏み越えた、そんな魂たちが黄泉へと還っていく。
縁のあるなしに関わらず、輪廻に戻ることができるようになったらしい。
在るべきところに戻れるならば、死者ももう、生者を害することはないだろう。
私はそんな様子を見守り、やがて白い影が家の中へとやってくる。春夜だ。]
おかえり。
[春夜は声を出すことなく、ただ揺らいだ。
こんなになるまでどこに行っていたのかと思ったけれど、まあ帰ってくるという約束は果たしたのだから、よしとしよう。]
いこう。
[百千鳥さんが私の手を握ってくれるなら、私はその手を取って。朝日に包まれる村の中、黄泉への道を歩いた。**]
【独】 幽霊 佐田春陽
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宵闇さんは本当に沢山のものを遺していますからね…関わりの深かった生駒さん、深瀬さん、籠宮さん、九条さんは勿論のこと、死者にも気遣いがあったわけですから、本当に影響大きかったなと個人的に感じてます。
卯月さんの遺体にも聞きたかった音楽聞かせているし。雉笛さんの遺体も覆ったりしているし。
…ていうか、遺体エンカウント多くないですか？
【独】 幽霊 佐田春陽
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捨丸さんの名前の由来に脱帽です…新恵ちゃんの行く先も安心かもしれない…
しかし、病を避けるための名前で捨丸凄いなぁ
【独】 幽霊 佐田春陽
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佐田寝落ちしてました。
何故か分かりませんが、ひどく眠いので、万一寝落ちして返しきれなかった場合申し訳ありません。
二つあるやりたいこと進めていただいて大丈夫です。
【独】 幽霊 佐田春陽
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最終日夜なのに、体調不良も重なってきてるので、あと一時間ほどで落ちるかもです。日付変わるまでいれるかな…できるだけ頑張ってみます。
【独】 幽霊 佐田春陽
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百千鳥さんのメモで九条さんめっちゃ強調されてる。
そして佐田PLはせっかくチップ変えられるのに変え忘れが酷い（場面に合わせて使い分け、したいなぁ）
【独】 幽霊 佐田春陽
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新恵ちゃん、雉笛さん、百千鳥さん、皆さんきれいにまとまってて泣きそうです。
新恵ちゃんはもう贄ちゃんではなくて、本当に新しい（若い）恵みでわかえちゃんになれてよかったし。
雉笛さんは最期まで待ち続けて、嘘でも手を取れたのが映画みたいでした。
百千鳥さんは春夜にもお声かけていただいてありがとうございます。振り返ることはなかった、というのが春陽+ひいては佐田一家と一緒に黄泉に歩いていくんだという決意が伝わってきました。
皆さん美しくて、素敵なEDだと思います。
【独】 幽霊 佐田春陽
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それと正直、百千鳥さんのED何かつけたす余地がないくらい綺麗にまとまっているので、これ以上何か入れると蛇足になりそうで。
時間も時間で返せるか分からず、ごちゃごちゃさせたくないので返信は取り止めました（待っていて下さったらごめんなさい）
メモに挨拶落として寝ます。皆さん、ありがとうございました。
【独】 幽霊 佐田春陽
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宵闇さんと生駒さんはお互いどこか欠けていつつ、懸命に生きている者同士だなと感じるので、どうなるのかな、と思いつつ。
明日の結末を楽しみにすやります。皆さんありがとうございました。
【独】 幽霊 佐田春陽
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>>-603>>-605
寝る前に覗いたら嬉しい一言があったので、本当にこれで最後。
本当は会いに行きたかったんですけど、ゾンビ肉体あるし、生者の皆さんと会ったらわやわやしそうだったんで会えない〆で。
でも会いたいと思って雉笛さんに背中を押されたことで、大分前向きに終わることができました。
春夜が最後地縛霊化せずに『先に行くよ』だったので、雉笛さんや宵闇さんのことをあの世で待ってると思います。（卯月さんに花を手向ける時点では紫苑とネリネで迷って紫苑だったので、地縛霊化する可能性、もしくは怨霊に取り込まれる方向で考えてました）
【独】 幽霊 佐田春陽
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皆さん本当にありがとうございました。素敵なEDばかりで幸せです。
同村ありがとうございました。
次会うときにはもっと成長して、皆さんを楽しませるような人間になって、お相手させていただければと思います。
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