59 【ホラーRP村】晩秋の怪
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老医師 捨丸 美鈴
－道路→墓場－
[少し道を間違えてしまったのだろう。深い霧の中、周囲に並ぶのは墓石たちだ。]
だめねぇ、少し考え事するとこうだわ。
[誰かが手を合わせた後なのか、左右の墓石の前には揺れる蝋燭がある。まるで道のようであった。
墓石に刻まれた名前を、見ていく。
ふ、と。
足を止めたのは、見覚えのある名前を見たからだ。]
老医師 捨丸 美鈴
――……。
[同じツアーでこの村へとやってきた人の名前が、そこにはある。
そっと指先でなぞる。]
そう……そうなの、そうなのね。
嫌ねぇ、若い人がおばあちゃんより先に行っちゃうなんて。酷い話だわ。
[見覚えのない名前も横の墓にあるが、新しい彫り跡からきっとツアーの誰かなのだ。ネットでは本名を名乗らないと言うのだし。]
老医師 捨丸 美鈴
どうしてねぇ、酷いことをするのかしら。
どうしてなのかしら。
恨みを持って死ぬと怨霊になるとか言うけども、そこまで恨みを持ち続けられるなんて、あるのかしら。
[どうしてかしら、と、繰り返す。その顔には恐怖はない。]
十年前から、ずっと、こうなのかしら、ここは。
[十年前の失踪事件。少なくない人間がどうやって消えたのか。
唐突に、奇妙な考えが浮かんだ。
周囲を見回す。
この霧の中に、まだ皆いるのだ。
そんな、唐突な妄想。
あながち笑えなかったのは、周囲に満ちる人の気配だ。]
老医師 捨丸 美鈴
どなたかいるの？
もしもいるのなら教えて欲しいのだけども、生きている人間に、あなたたちはなにを求めるのかしらね？
質問ばかりでごめんなさい。
でもね、私はまだ死んだ事がないから、よく分からないのよ。
――あなた達は、どういうものなのかしらねぇ。
[疑問はやはり霧に溶ける。
応えはない。
だが、周囲に人の気配はまだ満ちている。]*
大学生 生駒秀二
ーー神社に向かう道(独り)
[人影を霧の向こうに見て声を掛けたが、返事はなかった。
つまりそれは見間違いか人ならざる者ーー男の喉がひゅ、と鳴る]
……ひるんじゃ、駄目だ。
逃げちゃ、駄目だ。
[震えを抑え自分を鼓舞しながら進む。やがて人影と灯りはふっと消えた。
何処かへ行ったのか、最初から幻だったのかは、わからない]
大学生 生駒秀二
ーー神社(？)
[みんなを助けるという決意を思い出してひたすら歩みを進める。
やがて、乳白色の中に薄ぼんやり鳥居が見えた]
これが、ショウさんが言っていたーー
[神様が奉ってある場所というなら、心霊現象の地場の中心ではなかろうか。足早に鳥居をくぐり、踏み込む。社らしきものが見えるか？
他には誰かがいたり、するのだろうか。
人も、人ならざる者も]
【赤】 大学生 生駒秀二
オカルト板への書き込み
イコマです。ちゃんと書けるかわからないけど、僕は無事です。手かがりを得たら蛍さんのお兄さんのおうちに向かいます。
なあんて。
どうせみんな死ぬんだよ、どうせ抗えるわけないよ。
みんな村に取り込まれて死ぬんだ、さっさとあきらめた方がい????僕は人間なんか信用しな????だから自????信用しな?
僕??無価値??、みんな?縺ｿ繧薙↑譚代↓蜿悶ｊ霎ｼ縺ｾ繧後※豁ｻ縺ｬ繧薙□縲√＆縺｣縺輔→縺ゅ″繧峨ａ縺滓婿縺後＞
迷い子 桜井 新恵（わかえ）
[小さなライトと綺麗な音のする鈴を差し出され >>7 、ぱちり、と瞬く。
私、ライト、持ってるのに、と……そう自然と視線を下げ、目を丸くする。首からさげ、ずっと光源となっててくれた光が消えていた事に、今になってようやく、気づいたのだ。
いつからだろう？
転んだ時？ ここを歩いている内に？
それとも、お守りの紐が切れた時？
分からない。
けど、灯りがあった方が良いのは確かで、だから、深瀬さんの差し出すそれを受け取った]
ありがとう。じゃあ、借ります
[ふわりと笑い、受け取った際に、また、ちりん、と鈴が鳴る。その音に、綺麗な音、と呟いた]
迷い子 桜井 新恵（わかえ）
[一緒に戻ろうの言葉 >>10 に、うん、と頷いて。
続いて、差し出された飴に、わ、と小さく声を漏らし、受け取ろうと思って……はたと気づく。
右手にお守り。左手に鈴の付いたライト。
お守りを握りしめた右手を解く気にはなれなくて、少し迷ったあと、手渡されたばかりの鈴付きライトをポケットへ。もっと大きなライトを深瀬さんが持っているから、一緒にいるなら大丈夫と、そう思って]
ありがとうっ
[お礼を言って、改めて、飴を受け取る。残りはちょうど３つ。だから――]
湖月さんと合流したら、いっしょに食べようね
[それがもう、実現できないなんて。そんな事、つゆとも知らず、そう、無邪気に、笑顔を見せた]**
大学生 生駒秀二
>>+12 佐田
ーー神社の敷地内(佐田春夜さんと遭遇)
[誰もいないなら中に入り、神部が破ってしまったというお札を調べよう。きっと重要なものに違いない。
また、中には御神体のようなものがあるかもしれない。それを見たらヒントが得られるか。
などと考えていると、何処からかーー空気を切り裂くような、凛と響く声。振り向いて、驚く]
……ひぁっ……
[ない。右腕がない。そうでなければ美しい女性だが、もうそれだけで、男は驚き青ざめた。
逃げようにも脚が動かない]
ーー……た、助け、て……！
[人には見えない。恐怖のあまり両手で顔を庇うようにして]
雉笛 湊
ー謎の民家ー
［寝ている時に見た夢。約束…約束ってなんだっけ。
『約束…守ってね』
夢の中で言われたはずのそれは、妙な生々しさがあり、どうしても夢で終わらせて良いものでは無い気がした。］
考えるだけ無駄…なのかな。
［独り言のように呟く。先刻の何か。直後見た夢の内容。きっと自分にこの先の未来が無いのだろう。何かを考え始めると、全てそこに帰結する。
色々残してきちゃったな…考えついたのは仕事の事。突然休みを取ってここに来たのだ、頼んだ仕事たちもそっくりそのまま返ってきていることだろう。］
九条 叶多
……おはようございます。
[いくらか休めた、の前の言葉。
――耳は良いから。
目覚めてそんな第一声が出る、その理由の想像は難しくない。]
それで――これからのこと、ですけれど。
[雉笛さんが起きる前、考えていたことを語る。
――真実を見つけてしまおう、って。
もしかすると夢見がちに聞こえてしまうかも。
大丈夫、ちゃんと醒めているから。
できることなんてない、と諦めるよりは。
素敵、じゃないかな？……なんて。]
雉笛 湊
何もしないよりよっぽど良いわね。
［悪い考えでは当然無い。少なからずこの場所も安全では無い。のであれば行動する方が、待つよりも前に進めるから。］
…叶多ちゃんはさ、誰かとの約束を忘れてしまったって経験は…ある？
［口をついて出たのはつい直前まで考えていたこと。前を進もうとする彼女を見てポロッとこぼれた。
言ってからハッとする。何を言っているんだろうか私はと、少しバツの悪そうな表情を浮かべて］
九条 叶多
……約束を忘れてしまった、ですか？
んー……ぱっとは、思いつかないかもしれません。
忘れられた記憶の方がある、かも……？
――忘れてしまっているだけではないか、なんて。不安はちょっと、ありますけどね。
[リスナーの名前を覚えるのは、得意な方。……多分。
待ち合わせにも、早く着く方。
きっと、この雉笛さんの問いはそういうことじゃないんだろうな、と思う。
忘れてしまった、或いは忘れられてしまったそれの。
とても、大切だったとか。
雉笛さんの表情には、きょとんとして。]
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