33 終末文庫プロデュース「トワイライト・リライト」
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【見】 理事長 玉森恭子
[発射のベルが鳴り響くホーム。
賑やかな一行は次々に列車へと乗り込んでいく。]
準備は上々ね。
……じゃあ、作り上げましょうか、ラストアルバム「トワイライト・リライト」を。
存分に楽しんで。そして最後まで輝きを魅せつけてね、My Students.
あなた達の青春に、忘れられないMusicを。
Good luck.
[生徒達と、教師達を見つめながら、誰にも聞こえない様にそっと呟いた]
学園長（村建て）
「さて、出発しようか」
端的な言葉の奥底に、確かな高揚を滲ませた荻野目の言葉を受けて、あなた達は
教師の先導で改札を抜ければ、ホームにはすぐに辿り着いた。
橙、と形容するには些か落ち着いた色彩で染められた列車──通称、トワイライト急行があなた達を出迎える。
学園長（村建て）
最初に駆け出したのは、誰だったか。
号令を待たずして車内へ向かった教え子たちの姿に、男は仕方のなさそうな笑みをこぼした。
「私たちも、行きましょうか」
は同僚に視線を向けて、列車に乗り込んだ。
学園長（村建て）
かくして旅は始まった。
自室のベッドに荷物を放り投げるだけで、あなた達は自由になれた。
まるで風を受けているように、目まぐるしく移り変わる景色を楽しめる展望車。
上部まで広く取られた窓に視線を向ければ、まるい太陽に照らされて視線を細めることだろう。
食堂車に佇む寡黙なシェフには、思わず歓声をあげたかもしれない。
生徒たちに確認の視線を向けられた理事長は、笑顔で深く頷いて見せたはずだ。
思い思いの時間を過ごしていたあなた達は、気づけばラウンジに集うことだろう。
トランプに興じたり、柔らかなソファーに腰掛けながら、ただ景色を眺めたり。視線の向きは違えど、あなた達は確かに時間を共有していた。
副担任 荻野目真一は、 v―ﾍ√ﾚ─ 荻野目真一 に肩書きを変更しました。
学園長（村建て）
寂しい、と言ったのは誰だったか。
もう少しだけこのままで。そう願ったのは誰だったか。
けれどあなた達の胸に、滲む感情があったことだけは確かだった。
学園長（村建て）
気づけば、あなたは部屋にいた。
眠る前の
ふ、と窓の向こうに視線を向ければ、空は橙に染まっていた。
小さなテーブルの上には、一枚のカード。
「招待状」と記されたそれを、思わず手に取ることだろう。
学園長（村建て）
──トワイライト急行 車内
車窓の向こうに広がるのは、一面の橙。
景色の中に建物の存在はなく、行き先は分からない。
──ラウンジ
中央には、ゲームまであと……時間！と記された時計。
バーカウンターの上には「ルールブック」とやらが数冊。
ラウンジにも、他の車両にも乗員の気配はないが、
クラスメイトや教師の姿は確認できるだろう。
v―ﾍ√ﾚ─ 荻野目真一は、 副担任 荻野目真一 に肩書きを変更しました。
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