74 【完全RP村】明日星町フードフェスタ
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観光客 シャロン・F
自重、
日本に来た当初に憶えた言葉だろう。
［自らを諭すように独り言つ。
幾ら美味しいものでも、タイミングと言うものがあるのだ。
同じものを一気に大量に食べたあの日、一人旅なのに大量に生ものを買い漁ってしまったあの日のことを思い出すのだ。
自分の腹具合を知るのだ。
昼間は自重するんだ…！
思わずくっ、という呻き声が口から洩れる。
さっとうずらの卵が２つ乗った皿を取ると、あとは振り返らずにその場を立ち去った。
俯いて歩きながら、つまようじでうずらの卵を刺すと、口に運ぶ。
白身がよく燻されていて、口の中に香りが広がっていった。］*
観光客 シャロン・F
ふむ…
驚かされるね。
［スーパーな銭湯に入った感想だ。
ここの銭湯は平屋建てで、そこまで大きな建物ではない。
今まで見た中で言えば、真にスーパーなスーパー銭湯と、町の銭湯のちょうど中間くらいの規模の銭湯だ。
それでもテーブルの並んだ食事処や畳の休憩処はしっかりあり、半日は十分寛げそうである。
さらに、ここの「天然」がちゃんと「天然」だったのだ。
じゃばじゃばと源泉かけ流し…とまでは行かないが、湯は中々にしっかりとした温泉感がある。
海の近くだからといってしょっぱそう一辺倒なお湯でもなく、何とはなしの滑らかさがある。
内湯の後、露天風呂の湯に身体を付けながら、その感覚に思わず感嘆の言葉を洩らした。］
観光客 シャロン・F
［さらにスーパーなスーパー銭湯でない事が逆に功を奏してか、漫画などが置いてあるわけでもないこの銭湯は、本当にほどほどな込み具合であった。
それなりの住宅街の中にあるため景色は望むべくもないが、それでも露天風呂の岩に寄りかかって上を見上げれば、今日も天気は良く、青い空が広がっていた。
ぼんやりと空を見上げた後、ふうと満足の息を吐いて目を閉じた。
さあ、次はサウナに入ろうか。
ちゃんとテレビがあるのもチェック済みだ。
テレビは見ていて意味が分からなくなってしまう時もあるが、ある程度ゆっくりと喋る刑事ドラマやニュースなら全然わからないということはない。
今の時間、どちらかがやっているのを期待しよう。］
観光客 シャロン・F
で、ここでもフェスタ。
嬉しいね。
［風呂を存分に堪能した後、休憩所に行こうとしたときに、廊下に立て看板を発見する。
『明日星町フードフェスタ開催記念！３日間限定！アイス無料！』
立て看板の近くには、無料のウォーターサーバーと、冷凍ショーケースが置いてある。
早速冷凍ショーケースを覗くと、中には銀紙に包まれた四角いアイスバーが沢山入っていた。
これは必要なカロリー摂取だ。
ケースの蓋を開け、白い冷気が漏れ出す中、アイスを一本取り出す。
早速銀紙を剥がして、ショーケースの横のごみ箱に捨てると、出てきたバニラのアイスを口に咥えた。そして、すぐに齧った。
朝のあら汁とは全く真逆。
温まった身体から、白い霜になりそうな冷たい吐息が軽く漏れ出す。
何より甘くて、美味しかった。］*
観光客 シャロン・F
― ２日目夜 ―
さて…
ここが良さそう、だね。
［スーパーな銭湯の畳の休憩室でのんびり眠ってしまった後、銭湯を退館する頃には既に辺りは夕暮れの気配だった。
計算通り、である。
いや、本当はもっと早くに銭湯を出て街歩きなども考えていたのだが、ぐっすり眠ってしまった…
ともかく朝漁港で入手したメモを片手に再び向かったのは商店街の方向である。
そして、商店街の大通り付近にあるメモに書かれた５軒程度を周って、込み具合や外に出ている看板などから値段を確認しつつ、ここだな、という一軒に目を付ける。
早速、扉を横に引いて、カウンターも入れれば20人くらいは入れそうか、という小奇麗な居酒屋に入って行った。］
観光客 シャロン・F
一人です。
あ、テーブルいいんですか。すみません。
［お店の人は一瞬外国人の登場にびっくりした様子を見せたが、こちらが日本語の話せる様子を見せれば笑って席を案内してくれた。
店の隅の二人掛けのテーブル席に陣取る。
既に店内にいた客が食べている刺身に目を奪われつつ、まずはアルコールを選ぼうとメニューを見る。
風呂上りでビール、も悪くないが、店を軽く見回してよく見れば、カウンターの近くに何本かの日本酒の入った小さなショーケースのような冷蔵庫がある。
ここはやはり、酒、に行くべきか…］
ああ、エクセレント。
あの酒と再会できるとはね。
［そこでふと、ショーケースの中に、やはり旅先で飲んで美味しかった思い出のある酒が目に入り思わず声を洩らした。
酒には種類がありすぎて、到底全ての名前など覚えられない。
だけれども、旅先で飲んだ記憶に残る美味い酒に別の場所で出会えるのはまた嬉しいものだ。］
観光客 シャロン・F
切れ味抜群の飲みやすさはとっても忘れられないよ。
すみません、あのショーケースの中の、あのお酒を下さい。
［手元に勝駒が運ばれてくれば、もう準備は万端も万端だ。
さあ、魚だ。
あの漁港の人々が薦める店で、手元に美味い酒がある。
きっとなんだって美味しいのだ。
コハダの酢〆は頼もうか。
赤いかのゲソ炙りってのも悪くない。
近海産鰺の刺身は間違いないし、海鮮サラダの海鮮具合は知りたいところだ。
キスの天ぷらと鯛の松笠揚げも挟みたいところ…
メニューを見ながら酒を一口。
自分がにやにやしているのはわかっていたが、止めようもなかった。］**
お食事処店主 トレーネ
─ お食事処 ─
[リンゴ飴を手渡してくれた子供が走り去った先、
お使いができた子をよしよしと頭をなでて褒める若い夫婦が
こちらの視線に気づき手を振ってくるのに笑顔を返して手を振り返す。
小さな手から渡されたリンゴ飴は口に運ぶと
リンゴの甘酸っぱさを包む飴の甘さ、歯応えが口に楽しい。
飲酒が出来ない代わりに持参した無糖の炭酸水と合わせると
爽快感も重なって、飽きることなく食べ切れたので
残った棒をゴミ箱に捨てながら
あの家族はいつもイベントを楽しんだ後持ち帰りで買っていくから
また次に顔を見せにきたら用意しないと、と土手煮の鍋に視線を向けた]
お食事処店主 トレーネ
[うちのメインであるおでんと土手煮はいろいろと対照的だ。
定番だけでもそこそこあるのに加え、常連からの希望も聞いて増やした結果
全部の具材の味を損なわぬよう調味料の類は控えめに
根昆布と鰹の厚削り節で取った出汁の味が際立つおでんと違い
土手煮は赤味噌の風味を活かす為にダシは控えめ、
味噌の味が濃い為塩分も控えめだが砂糖はどっさりで高カロリー。
色合いにしてもおでんはしっかり取った出汁に
うっすら醤油の色が入っているだけの黄金色の中
色とりどりの具材がくつくつ煮えている様子が見えるが
土手煮は中にどんな具が入っているかもわからない程に真っ黒、
鍋で煮込まれている具材に至っては牛もつ、蒟蒻だけというシンプルさ。
この見た目のせいで初めて見たお客には敬遠されがちだが、
この味噌だれを塗った焼きおにぎりから入って虜になるお客は少なくない。
おでんと土手煮両方に入っている玉子も
片や固ゆでにした上出汁でしっかり煮込んだもの、
かたやとろとろの半熟に茹でてすぐに殻を剥いたアツアツ状態を
取り分けた味噌だれに漬け込み冷まして味を浸み込ませたものと何から何まで対極だ]
お食事処店主 トレーネ
[リンゴ飴を差し入れてくれた家族も味噌焼きおにぎりから土手煮に嵌った口で
帰宅時間の間あつあつの味噌つゆに温められほんのり熱の入った半熟卵の
黄身がとろけた味噌にご飯をあわせて食べるのがたまらないと
お嫁さんから熱く語られたのはつい先日のことである。
差し入れをもらった分もちょっとおまけしてあげたいねぇと思いながら
>>1:#1今日のイベントで作ったらしい燻製のお刺身片手に来たお客さんから
熱燗と焼きおにぎりを頼まれたので応じたりしていたところで
自分を呼ぶ声にそちらへと顔を向けたのだが]
そりゃあ覚えてるよ、良く来てくれてたんだもの。
なんてね、ぱっと見は思い出せてなかったけど、
お父さんとお母さんの良いとこ取りのその顔見たらわかったよ。
お食事処店主 トレーネ
[>>17久しぶりですと返してくれる少年に大きくなったねぇとしみじみ微笑む。
おまけをつけたのはすぐに思い出せなかったことのお詫びも含めてなので
追加のお金をと財布に手を伸ばすのを目線で制した後]
良いんだよ、こっちが勝手に入れたもんなんだから。
気になるなら、次はみんなで食べに来てくれたらいいさ。
その方がこっちの実入りにもなるからねぇ。
[そう言って笑えば、>>１８同じような笑顔が返ってきたので
また今度ね、と言いながら帰る背に手を振って見送って。
やっぱり大きくなったねぇ、と子供の成長の早さに目を細めつつ
予想もしていなかった再会がこうしてあったわけだし
予想もつかないようなお客さんも来るかもねぇ、なんて笑みを浮かべた**]
焼き芋屋 安納ハルカ
――焼き芋屋台――
[どうやらおっちゃんは見事引っかかったらしい。
嘆息する様子>>31にはちょっと悪かったかなと思わなくもなかったので、続く台詞はちゃんと真面目そうに聞くことにする。]
オーケー。気をつけるわ。
寝てる時に今度はN◯Kの教育番組見せとこう。
[そういう話でもない。]
そうだ、おっちゃんの器屋のことも聞いてみよ。
商店街のことなら大体じーさんは知ってそうだし。
定年まですぐそこの不動産屋で働いてたんだ。
[じーさん自体は商店街で店を営んでいた側ではないが、地元密着型の不動産屋勤務だったから、昼メシは勿論飲み会もほぼ商店街で、だったらしい。
『器屋』が店を構えていないなら微妙なところかもしれないが……このおっちゃんとも飲み屋で出会って駄弁っていたりする可能性は十分にあった。
なんせうちのじーさんはなかなかお喋り好きなのだ。
お大事に、はありがたく伝えておくと言付かって。]
焼き芋屋 安納ハルカ
[ここまで来てもこちらの名前を名乗らなかったのは、正体を隠しているからでも、魔術師としての体裁でも勿論なく、単に忘れていた。
まぁおっちゃんも聞かなかったのだから良いだろう。
なんてったって、オレたちは『うどん戦友』なのだ！]
なっ、最近の紫芋やるよなぁ。
それは期待の新星らしいぜ。
あとうちの焼き方もいいってことで。
[おっちゃんの反応に気を良くして頷く。
うちの焼き芋に美味そうにされるのは悪くない。
茶屋におっちゃんが向かった後は、どんなものが出来上がってくるのか内心ソワソワワクワクしながら、魔術師流の接客をして過ごし…
（昨日泣いたチビどもが今日はニコニコやって来た。成長はいいが、ローブを引っ張るのはやめろ！ オレはアニメの悪役じゃねぇ！ゴッコ遊びなんてするか！）]
焼き芋屋 安納ハルカ
おー…やっと帰ってきたか……。
[おっちゃん>>34が戻ってきた時には、行った時よりも妙にヘロヘロになってローブも皺になった魔術師が出迎えたことだろう。
チビどもはちょうど入れ代わりになったのだが、おっちゃんが巻き込まれなくて良かったような、いっそ巻き込みたかったような。
ともあれスイートポテトを楽しむにはチビはいない方が良いので、ベストタイミングではあった。]
この中にバターとソフトクリーム？ へええ！
[焼き芋を避けて場所作り。
特等席にホイルで包んだそれを並べる。
焼けるのを待つ間に、昨日聞きそびれていた、昨日シェアしてもらった>>1:56土手煮の店について教えてもらったりできただろうか。
あれめっちゃ美味かったからまた食べたい。]
おおっ、いい匂い！！
[待ちきれない。
ついつい指でつつきたくなるのを我慢。
そしてようやく出来たのをありがたくひとつもらう。]
焼き芋屋 安納ハルカ
[ホイルを開けた瞬間、思わず笑顔になる匂い。
甘いお芋とミルクとバター、もう最強の組み合わせだ。
仮面をつけていてよかった。ニコニコしてしまう。
フォークや箸でもあればいいのだろうが、屋台にはなかったし、ここは遠慮なくかぶりつかせてもらう。
あちっと一度失敗してもなんのその。はふはふ。
だって少しでも熱いうちに一口味わいたい。]
うっわ、うま……！！！
[焼き芋が進化した。ミラクルだ。魔法だ。
甘さは確かに控えめだが、アヤムラサキのホクホク感が残っていて、ベストな組み合わせなのだと分かる。
ちゃんと芋の味もするのがなんか嬉しい。]
これおっちゃんのが魔術師説あるな。
[うまいうまいと上機嫌で食べ進める。
美味しくて、更に甘いものは、人を幸せにするのだ。
強面や不良だって笑顔になるというものだ。多分。]
焼き芋屋 安納ハルカ
[でも悲しいかな、美味しいものは有限である。
だからこそ良いのかもしれないが。]
ごちそーさまでした！
[大満足。
これは作り方を覚えておこう。]
ばーさんとこ持ってくだろ？
よろしく言っといてくれー。
[おっちゃんへとかける声は、さっきヘロヘロしていたのが嘘のように元気一杯に戻っていた。**]
雨合羽 リコチェット
― たこ焼き屋「旨味の喚び声」 ―
ふー…お腹は５分目というところなのだ。
すなわち？
[甘味は別腹、ちょこちょこ味見が功を奏してまだまだ行けるというかんじだ。むしろ空腹を呼び覚まさせる。ふうわりと香ってきたのは…]
ソース…マヨ…かつおぶし！
この香り。５分のお腹をそっと埋めるのにちょうどいい！
よし、行くのだ。
[ずんずんと祭りといえばのたこ焼き屋台に足を進める]
雨合羽 リコチェット
なぬ？！
[ひょいとカウンターを覗き込めば、普段とは違うメニューがズラリ。これもフェスのなせる技…なのだろうか]
おろしじょうゆに明太子チーズ…えび入り、天かす…
ん？甘味たこ焼きなんてあるのだ？！
それはもはやタコ入ってないのでは…
[驚きながらメニューを物色]
雨合羽 リコチェット
んーんー…
そこまで冒険はしてないけど、明太チーズにするのだ！
[辛いものはそこまで得意ではないが、
チーズと粉ものと合わせればおいしいぷちぷちとピリ辛に変化する。粗削りの鰹節がおどる船を落とさないように持ちながらベンチに着席し]
いただきます！
はふ…はむ… うん！！！
とろとろで美味しい！
[チーズも風味程度でなくちゃんと伸びるように入っていて偉い。明太のプチプチとのマリアージュを楽しみながら、しっかりとタコを噛みしめる。
ハーフアンドハーフがあったら変わり種も楽しんだかもしれないが…と名残惜しい気持ちもありながら、あちあちを頂いていく]
やっぱり外側カリッ派だな～リコは。
カリッじゃないとチーズが楽しめない気がするのだ。
ふわふわは明石焼きとかで…
あち！ちょっとやけどしたのだ…
[んべ、と軽く舌を出して冷ませば、その後は冷えても美味しいたこ焼きを堪能したのった**]
ライター リカ
〜 たこ焼き屋「旨味の喚び声」 〜
[燻し銀を堪能してすっかり撮れ高も……と思って忘れていたのがこのお店。動画化できるものはあればあるほどよい。]
実は動画外で王道たこ焼きいただいたんですけど――
温度とか――絶妙な――でもハンターとしては――
[などと長手の棒にカメラを備えて話しつつ、眺めるは「冒険メニュー」。
アンコやチョコ程度ではお散歩であろう、とはいえ激辛タバスコなどはバケーション足り得ない。絶妙なチョイスが店と客、互いに求められるシビアな時間だ]
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