59 【ホラーRP村】晩秋の怪
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…〜〜〜、無事だよ……
[だから、カナさんも一緒に行こう、
そう言葉を紡ぎたいのに
真っ直ぐに俺を見上げる視線に言葉が詰まる]
───〜〜やだよ・・
・・ なに、かっこつけてんの・・
[>>0:2879気づくだろうか
それはダメだと話しながら歩いたあの時を]
(85) 2022/09/29(Thu) 00:25:01
カナさんの歌が聞けなくなったら
俺の癒しはどうなるの！！
離れていても会えなくてもそばにいてくれるような
カナさんの歌声は、
ずっと、俺の救いみたいな、ものだったんだよ……
[歌声は離れていく事はない
ずっと心に響き続けるから
あなたの歌を待ってる人がいるとは言わない
俺の中にある歌声は
俺だけのものなのだから]
(86) 2022/09/29(Thu) 00:33:20
……いや、だ……
[言葉とは裏腹に、
「彼女ならきっとそうする」
どこか客観的に自分を見ている自分が頭の中で呟いた
「行ってしまうんだ」
またあの時のように、置いていかれる
じわじわと心は膿を湛えてもうどうしようもなく涙が溢れた
他者評価など気にせずに、貴女は信じる方を見る]
(90) 2022/09/29(Thu) 00:49:04
ぅ、っぐ…カナ、さん、───
[いやだいやだいやだいやだ行かないで行かないで
あの日言えなかったのもしれない言葉が頭の中を埋める
抗いたいのに、抗いたくない
強い力が腕を動かす
解りたいのに解りたくない
腰ベルトに差し込んでいる
キャンプ用のサバイバルナイフへと指先が触れている]
(92) 2022/09/29(Thu) 00:58:41
[ナイフを握る手は石のように硬くブルブルと震え、奥歯はガタガタと音を立てている。顔面は涙と鼻水でぐしゃぐしゃだ。>>0:312>>0:314何度も見せて来た情けない姿に見えるだろう]
ッひ、ぐ・・わかってる！！！！
[暗闇に響く声で静寂を切り裂いた>>94
柔らかな微笑みに混じる痛みを与えている事も分かっている>>91]
でも、・・・行かないで・・
・・行かせない・・
[贄としてなんて。誰かの元になんて。悲しみがあるとするなら、カナさん自身が自らの手で終わらせる事───
俺は、「誰かのため」になんて捧げない]
(95) 2022/09/29(Thu) 01:17:47
(96) 2022/09/29(Thu) 01:21:28
[ぶんぶんと頭を振った
一歩、一歩、
彼女の側へと足を進める
涙の浮かぶカナさんの目尻を拭えるだろうか]*
(97) 2022/09/29(Thu) 01:23:03
[捨丸さんに新恵ちゃんの事を伝えたが
願いを繋いではくれるだろうか
未だ近くにいてくれて「肉」の意味を知るなら
俺の行為を貴女は止めるのだろうか
俺は墨汁からはじまったような人間だった
路地裏で拾ってくれた女との出会いで
少しずつ真水を足されたのかもしれない
あの夏の日、俺はあの人を止められなかった
救えなかった
あの人の望みさえ
自分自身の望みさえ分かってなかったのだろう]
(99) 2022/09/29(Thu) 01:30:48
神部 宵は、メモを貼った。 
(A32) 2022/09/29(Thu) 01:33:23
……俺よりマシでしょ……
[つられたようにへにゃりと笑みが漏れた>>98。ギリギリのところで踏みとどまる正気はきっとカナさんが向けてくれる温かさのおかげなのだろう
未だ身体を突き動かす
自身の淀や影の力は
ブルブルと腕に込めた力を緩ませる事なく
カナさんの胸元へと向かっていて
嗚咽が喉に熱を運ぶ]*
(100) 2022/09/29(Thu) 01:39:23
…カナさんの錯覚、じゃ、ないかな…
[モテると言われれば否定はしないものの
>>101背を撫でられて甘えるように
震えながらも緩やかな声で肩口に額を落とした
大きな音を立てて頭の中で鐘が鳴る
ブンブンと音を立てて羽虫が頭蓋から溢れそうな気分の中
止められない手が彼女の巫女服に触れる位置まで]
、新恵ちゃんの、…お守りが…
…壊れて…それで、
[彼女が大切にしていたものの代わりに
気休めかもしれないけれど、と言いながら距離は詰まる]
(103) 2022/09/29(Thu) 01:57:04
神部 宵は、メモを貼った。
(A35) 2022/09/29(Thu) 01:57:57
[耳元に滑る声に、手にしていたナイフが床に落ちる>>105。石のように固まっていた掌は熱を持ってその感覚を取り戻した
高音で紡がれる歌声は涼やかで
あまりにも清らかだった
もしも肩にかけているカメラが
俺を映していたままだったなら
ドロドロとした黒い影は一瞬の怯みを見せて
身体の内に収束していっていただろうに
カナさんに凭れるように
力を無くした肢体は声もなく咽び泣いた]
……、行かないで……
[俺にできる事は、もうないのだとでも言うように]*
(107) 2022/09/29(Thu) 02:32:23
…離れない、って言っても、
……離れるでしょ……
[神の血肉を───だなんて
神を信じない俺はリュックから食料品の中にあるカンパンを取り出し渡しながら、離れていく温度に目を伏せた
世界が、いや視界がぐらぐらと揺れている
「儀式」を止める事は出来ないとは分かっている
きっと彼女の姿を俺は最後まで見届ける事しかできないままだ]*
(109) 2022/09/29(Thu) 02:45:57
……不条理だ……
[なぜあなたが死ななければならないのか
今ならイコマ君が口にした言葉の意味も理解ができる
けれどその意味すらも今は考えることが叶わない
考えて、抗ってしまえば
カナさんの覚悟を汚してしまうのだから>>110
お礼を言うカナさんの顔を見る事は出来なかった
あの頃よりも酷い有様ではないか]
…大丈夫だよ、行ってきなよ
[まるで扉を開き出ていくような彼女の姿を
俺は見送るようにして顔をあげる
あの日と同じ笑顔で送り出すんだ]*
(111) 2022/09/29(Thu) 03:16:25
[彼女の姿を見送る事ができたなら、
ふらふらと野良猫のように闇の中へと消えるだろう]*
(113) 2022/09/29(Thu) 03:22:00
神部 宵は、メモを貼った。
(A38) 2022/09/29(Thu) 03:24:26
[避難所へ帰らなければと思う気持ちはもうなくなっていた
あと何度、救いたいと思う人達を見送るのだろう
離れないで欲しいと思う人達に遺されて行くのだろう
───いいや、カナさんが儀式をしてくれるのだから
───皆を救おうとして決めた事なのだから
頭では分かっているのに
どうしてか心は暗闇を彷徨っている
>>96自分の中に棲む怨霊が気づかぬ内に
自分そのものに混ざり合っているような心地だった]
(114) 2022/09/29(Thu) 03:36:48
[俺は確かにあの時彼女を殺めようとしていた
何かの力だと思っていたけれど
自分自身の望みだったのだと気付く
もう二度と
「間違った選択」はしたくなかった
手の中からすり抜ける砂粒のように
掴めないものがあるのなら
この手で閉じ込めてしまえば良かったのだ]
(115) 2022/09/29(Thu) 03:45:25
(116) 2022/09/29(Thu) 03:50:56
[気づけば学校の鏡の前に立っていた
スマートフォンの音が入らないよう操作をするついでに
一通のメールを送り
手にしたカメラを回し始める]
……聞こえる？宵闇チャンネル、始めるよ
今日は廃校の七不思議、
この鏡の前でとある手順を踏むと望みが叶うとか
ヤバいものを呼び寄せるとか
あとなんだっけ
まあ色んな噂があるわけだけど───
[配信者は塗りつぶされたように真っ黒な鏡には映っていない]
じゃあ、早速実証邨ｶ蟇ｾ縺ｫ縺励↑縺?〒荳九＆縺??
[映像や音声は乱れていく]
(117) 2022/09/29(Thu) 04:06:10
で、ここ縺薙?隗貞ｺｦ繧貞髄縺?※て、
御辞儀を3蝗槭☆繧九?ゅ％繧後?豺ｱ螟?譎ゅ↓すると───
[そこで映像はひどく歪んだ。最後に映っているのは配信者を引き込む黒い闇。モニターにはカメラが床に落ちたのか大きな音が入り、ノイズが去ればバッテリーが切れるまで、カメラは天井を映し続けるだけだっただろう]*
(118) 2022/09/29(Thu) 04:19:16
早くこっちに来いよ
[バッテリーが切れる間際
男のものとも分からない程
伸びたテープ音声のように古びた
抑揚のない口調が響く
冷えて硬い声音で
置いていかれる事に慣れきった者だけが出せる
諦念そのものの声だった]**
(119) 2022/09/29(Thu) 04:21:27
神部 宵は、メモを貼った。
(A40) 2022/09/29(Thu) 04:23:30
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