[柔らかい感触と美しく焼かれた柴犬色のコッペパンに挟まれたのはジューシーに香り立つソーセージ。その上にかかるのは王道の赤―ケチャップ。そして覇道の黄―マスタード。その下には安定の緑である瑞々しいレタス。
サイドメニューとしてある黄金色のチキンとポテトだって侮れない]
いただきます。
[至福の泡ジュースを飲んだ後に、礼儀正しく手を合わせると、さぁ、かっくらえ!]
(あふれ出る肉汁。ケチャップやマスタードに負けないように、仄かに、だがしっかりと味を引き立たせる塩コショウ――この旨味は―――人を人でいさせることを忘れさせる何かがある。そうだ、ジャンクなんだ、礼儀正しく食うほうがいけねぇ。
ワイルドになれ。ワイルドになるんだ。)
ジャンクってのも……たまんねぇなぁ(おっさん声)
[コスプレ用の頭からすっぽりかぶる被り物の口元を、切り取るようにかぱっと空けてのお食事中であった*]