[一本のろうそくが、ゆらゆらと揺らめき。
闇の中で人影を照らす。
ろうそくに近づき、それを吹き消そうとする。
自分はその人影に近づき……持っていた金属バットを、振りかぶり……人影の脳天に叩き込んだ。
人影は黒いフードを被った骸骨。骸骨の骨は粉々に砕けた。
今度は、老人が現れ、ろうそくを吹き消そうとする。
そこで刃渡り充分なナイフを持って……老人の腹に突き刺した。
抜き取れば、鮮血がどくどくと溢れ、鉄の臭いと生々しいぬるさがあった。
更に、美しい女性が現れ、ろうそくを吹き消そうとする。
だから、拳銃で狙いを定め、何発も身体に撃ち込んだ。
そこかしこから血を吹き出し、闇に倒れ込む。
そして、また人影があったから、突き飛ばして首を絞めようとした。
手にかけた顔は……醜悪な自分自身。]