星狩りの国

33 終末文庫プロデュース「トワイライト・リライト」


演劇部 織田真宙

黄昏へ向かうホーム、あるいは列車の中 Case5:秋月壮真

>>205秋月
…あはは、そっか…君のいるところ、非日常…。
君の傍にいれば非日常なんだね…。

[ほんの一滴、慟哭を滲ませた声色。]

探偵劇場の登場人物か…君と一緒なら、助手でも被害者でも犯人でも目撃者でも…どんな役でも楽しいだろうね。

主役の座を浴びるのも最高だけど…どんな役でも、私は役に徹して、演じるから…。
舞台という存在に立てることが、私の喜びだから、ね。

君の立つスポットライトは、強い輝きでありますよう。

……ええ、喜んで。

[あなたと過ごすこの舞台はきっと刺激的で…危険めいた赤が目の端に一瞬映るも、それこそが最高の非日常。
あなたの笑みに、スカートの裾を摘まんで大袈裟なお辞儀を返した。]

(245) 2022/06/17(Fri) 03:46:28

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