星狩りの国

33 終末文庫プロデュース「トワイライト・リライト」


演劇部 織田真宙

黄昏へ向かうホーム、あるいは列車の中 Case4:末光大空

>>199末光
[振り向いた彼と、ばっちり目が合い…歩み寄られた先のラムネに、ふと、ラムネを最後に食べたのっていつだったけ?なんて唐突に思いつつ…一粒もらった。]

ううん、お腹は空いてないよ…ありがとう。

[掌に転がったラムネを口に入れて。最後に食べたラムネが何味なんかも忘れてて。
でも多分幼い頃に食べたあの味と同じ味なのだろうと思いながら…。
明るい表情のあなたへ言う。]

…うん、元気になった。
末光のラムネ、美味しいね!

[教室では見せない無邪気な笑顔になった。本当に今日は、トクベツな日だ。
あなたにラムネをもらうだけで、こんなにも嬉しいのだから。]

(243) 2022/06/17(Fri) 02:45:08

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