黄昏へ向かうホーム、あるいは列車の中 Case4:末光大空
>>199末光
[振り向いた彼と、ばっちり目が合い…歩み寄られた先のラムネに、ふと、ラムネを最後に食べたのっていつだったけ?なんて唐突に思いつつ…一粒もらった。]
ううん、お腹は空いてないよ…ありがとう。
[掌に転がったラムネを口に入れて。最後に食べたラムネが何味なんかも忘れてて。
でも多分幼い頃に食べたあの味と同じ味なのだろうと思いながら…。
明るい表情のあなたへ言う。]
…うん、元気になった。
末光のラムネ、美味しいね!
[教室では見せない無邪気な笑顔になった。本当に今日は、トクベツな日だ。
あなたにラムネをもらうだけで、こんなにも嬉しいのだから。]