[卒業式のあとの、来る3/31。23:59:00を過ぎた辺りで。 この町のどこかにいるかもしれない海藤だけが、拾えた音だ。 声はクラスメイトのひとりのおもかげをどこか残しているかもしれないし、全くそうではないかもしれない。人間の言葉でいうならば、機械音声とたとえた方がソレは近しいだろうか。]