[修学旅行へ向かうホームはまだみてもいいような、みるのはこれまでのような。そんなあやふやな浮足立ったざわめきに溢れていて。でも最後だからお菓子も買おうか、なんて逡巡したが、やっぱり柄じゃないから、そのまま待ち合わせ場所まで向かった。]…あ、集まってるね。やあ皆、修学旅行、楽しみだね。[そう言って既に集まってるクラスメイトや先生へ手を振った。楽しみな修学旅行と…終わってしまう母校の未来と…不安な自分の未来と…。今は楽しみな現実に想いを馳せようと…笑顔を浮かべた。]