[星を見上げる貴方の横顔を捕まえて、 この世界の刻を殺して。] ────ねえ、厭だよ。 ( 置いて行かないで。 ) あんな奴らに渡したくなんてない。 大人なんかに盗られる前に、 ちゃんと全部奪ってよ。 (どうか私を、同じ高さと温度まで連れて行って) [泣き腫らした眼など気付かぬ貴方に、 絶望の片鱗を押し付けてみたかった。]