[私の中に同居するもう一つの記憶と人生は、 時代も場所も見当が付かない誰かの存在証明。 (私なんかの所に住み着いてしまってかわいそう。 貴方が居た事実を広める事さえできないのに。) だけど、どうしようもなく似ていた。 自然とヒト扱いされなくなって、 誰もそれに疑問を抱かないか、 思ったとしても無力を感じて去っていく。 貴方にはセカイを隔てる崖があって、 私は見えない同調圧力の壁に囲われている。]