59 【ホラーRP村】晩秋の怪
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S県職員 増田 は 雉笛 湊 の名前を書いた紙を箱に入れた。
漆黒 カラス は 雉笛 湊 の名前を書いた紙を箱に入れた。
九条 叶多 は 雉笛 湊 の名前を書いた紙を箱に入れた。
神部 宵 は 雉笛 湊 の名前を書いた紙を箱に入れた。
小説家 深瀬賢 は 雉笛 湊 の名前を書いた紙を箱に入れた。
大学生 生駒秀二 は 雉笛 湊 の名前を書いた紙を箱に入れた。
老医師 捨丸 美鈴 は 雉笛 湊 の名前を書いた紙を箱に入れた。
迷い子 桜井 新恵（わかえ） は 雉笛 湊 の名前を書いた紙を箱に入れた。
雉笛 湊 は 雉笛 湊 の名前を書いた紙を箱に入れた。
雉笛 湊 が断頭台の露と消えた。
翌朝、 小説家 深瀬賢 の死が告げられた──……。
現在所在が確認できるのは S県職員 増田、 漆黒 カラス、 九条 叶多、 神部 宵、 大学生 生駒秀二、 老医師 捨丸 美鈴、 迷い子 桜井 新恵（わかえ） の 7 名。
漆黒 カラスは、 神部 宵 を投票先に選びました。
漆黒 カラスは、 九条 叶多 を能力（襲う）の対象に選びました。
S県職員 増田は、 神部 宵 を投票先に選びました。
九条 叶多
…………いってきます。
[弔いは、十分ではないけれど。
一礼をして、立ち上がり。]
佐田さん、戻ってくるって言ってたよね。
[それなら、下手に動くべきでは――ないのかもしれない、けれど。
進む。
生きることを、願われてしまったのなら。
もう、受け身でいる時間ではないって。]
九条 叶多は、 神部 宵 を投票先に選びました。
老医師 捨丸 美鈴
―墓場―
[手を合わせ、顔を上げたなら、さらに墓に新しい名前が刻まれる。
死んだぞ、と、伝えるようなそれに、そっと目を閉じた。]**
【独】 小説家 深瀬賢
/*
いちゃいちゃしてる？（叶多さんメモ）
……してるか。してるな。
昨日の夜まではそれでも我慢したんだよ！！！
厨房に突撃された時から色んな意味で吹っ切れてしまった……。
*/
老医師 捨丸 美鈴は、 神部 宵 を投票先に選びました。
九条 叶多
[人のいなくなって、静謐の中。
空気が澄んでいるように感じるのは、場所故の思い込みかな。
本殿、と示された場所へ。]
……うん？
[本殿の前。拝殿……だったらしいものが目について。
何せ、扉が吹っ飛んでいるものだから。
……何があったんだろう、と。
覗いてみる。]
な、なに……これ……。
[お札があちこち、破かれている。
まだ変色の進んでいない、血の痕もある。]
……何か、閉じ込められてた？
封印されてて、それが破られちゃった？
九条 叶多
……村の中に、いるのかな。
[自ら封印を破ったそれが、村内を歩き回っているのなら。
対峙した時点で、と。]
……急ごう。
[そうだとして、私に対抗できる術はないから。
拝殿を後にして、本殿へ。
――信仰はあったのか、建物の造りは結構立派で。
扉は重いけれど、軋みながらも開く。
……埃っぽい。]
靴、脱いだ方が良いのかな。
んー……。
[縋れるものには、縋っておくことにした。]
【墓】 雉笛 湊
あれ…私死んで…はいるか。
[足元の自分の体を見て認識する。死後の世界なんてフィクションだと思っていたが、いざ目の当たりにすると、何とも言えない感情を抱く
そんなすぐ覚醒することも無いのに…
数刻前になるだろうか。その時のやり取りすら明確に覚えている。彼女から私はもう見えないかもしれないが、それでも恥ずかしさは残るものだ。
許される限りは見守ろう。そう心に決めていた]
【独】 動く死体 佐田春陽
ー佐田春夜・集合後の会話ー
[宵闇は大分精神的に参っているようだ、女はそこで気づく。
宵闇に憑いている霊、そのおぞましい姿に。
思わず舌打ちをした。
黒い影のようなものをまとった動物のような霊、宵闇の首に腕を回す女のような霊、宵闇に憑いている強大な気配。それら二つ、あるいは一つ。
こいつが百千鳥が命を喪った原因か。
舌打ちをして、苛ついていると勘違いさせてしまっただろうか。
女は慌てて弁明をする。]
すまない、とても嫌なものを見て。
君が彼女を助けられなかったことを責めているわけではないから勘違いしないでくれ。
百千鳥さんを助けようとしてくれてありがとう。
それだけでいいんだ、彼女が逃げてしまったのは残念だが。
彼女は酷く怯えていた。そもそも人を恐れていたんだから、君を彼女の元へ連れていこうとしたのがそもそもの間違いだったかもしれない。
それでも君なら助けようとしてくれると思ったんだよ。
そして、助けようとしてくれた。それだけで私には十分だ。
【墓】 動く死体 佐田春陽
ー佐田春夜・集合後の会話ー
[宵闇は大分精神的に参っているようだ、女はそこで気づく。
宵闇に憑いている霊、そのおぞましい姿に。
思わず舌打ちをした。
黒い影のようなものをまとった動物のような霊、宵闇の首に腕を回す女のような霊、宵闇に憑いている強大な気配。それら二つ、あるいは一つ。
こいつが百千鳥が命を喪った原因か。
舌打ちをして、苛ついていると勘違いさせてしまっただろうか。
女は慌てて弁明をする。]
すまない、とても嫌なものを見て。
君が彼女とはぐれてしまったことを責めているわけではないから勘違いしないでくれ。
百千鳥さんを助けようとしてくれてありがとう。
それだけでいいんだ、彼女が逃げてしまったのは残念だが。
彼女は酷く怯えていた。そもそも人を恐れていたんだから、君を彼女の元へ連れていこうとしたのがそもそもの間違いだったかもしれない。
それでも君なら助けようとしてくれると思ったんだよ。
そして、助けようとしてくれた。それだけで私には十分だ。
九条 叶多
[神様の場所に、足を踏み入れる。
――神体と向き合うと、一礼をして。
鏡の前。
古い冊子のようなものがあるのに、手を伸ばす。
鏡に映った私の手が、骨だけになっていて。]
……っ。
【墓】 動く死体 佐田春陽
[>>164続く言葉には、イコマが反応したようだ。女も同意を示す。]
そうだな、人が亡くなってしまった事実は変えられない。今できることをやるしかない。
一人でいるより、複数人でいた方がましだと思う。
私も所在がバラけているより、まとまってくれていた方が護りやすい。
[避難所に行くと聞けば、女は設備の説明をしただろう。]
避難所に行くのは良い考えかも知れない、そこまで案内するよ。
山の方の霧は濃い、そちらは黄泉へと繋がる道があるから。
生きている者はお互いにしっかりと手を繋ぐように。
お互いの存在が、きっとお互いを護るだろう。
[そして女は避難所へと一行を案内し、九条のところへ戻るだろう。置いていく宵闇とイコマと幼い少女を顧みて、一つ零して。]
帰るべきものは必ず護る…約束だ。
[その約束が守れないとも知らないで。
女は三人にそう言ってから、神社の方へと歩き出す。**]
九条 叶多
[つい、ひっこめる。
……もう一度、伸ばす。
今度は……大丈夫。]
ごめんなさい。きっと、必要なものなんです。
[手に取ったそれは、旧字の読み解きに自信はないけれど……『星捨村郷土史』と、書いてあるようだった。
持っていくほどの勇気は、先の様子を経て全くなくて。
腐心をして、読み進めていく。]
【独】 動く死体 佐田春陽
/*
ここで一つ、生駒さんとのやり取りではっきりしたんですが、佐田春夜は宵闇さんに惚れてますね。どうしてそうなった。
*/
【墓】 雉笛 湊
しかしこれはちょっと…ね
［自分のとは言え死体には変わりない。それも神社の境内のほぼど真ん中…とは言え実体の無い自分にどうこう出来るでもない。
幸い何となく生存者の居場所は分かる。叶多は本殿の方に行ってるし、ちゃんと前へ進んでる。その事には安堵の息が出る。］
大学生 生駒秀二は、 神部 宵 を投票先に選びました。
九条 叶多
風習としてあって、それで……。
元々死の多い場所だったのも、影響してるのかな。
[そっと閉じて、鏡の前に戻す。
――繋がりは、ある？
この村で食人は、“あった”んだと思う。
そのせいか、そうじゃないのか。黄泉還りの儀式もあって。
……まだ。
ごめんなさい、と謝りながら。
神体の小さな扉に、手をかけた。**]
【墓】 動く死体 佐田春陽
ー佐田春夜・神社へー
[女は難なく時空を歪め、神社の付近へと彷徨いでた。
彼女の名前はカナ。勿論、本名ではないのだろう。
それでも名を教えてもらい、言葉を交わして縁を結んだことで、彼女の近くまでは戻れたようだ。
近くに、死者の気配がする。雉笛だろうか。
女は内心、深く息をついた。
死者は涙を流さない、胸が痛むこともなければ、途方にくれることもない。
全ては女の望み通りに、事は運んでいるはずなのだ。
雉笛は苦しまなかった。あるべきところに収まった。
女はそう言い聞かせ、生者の気配の感じる方へ、女が騙し、雉笛との別離を経験したであろうカナの方へと足を進めた。**]
【独】 動く死体 佐田春陽
/*
PLは最初らへんの九条さんと宵闇さんのやり取りをにやにや見てたのに、何で春夜は惚れるんだ。修羅場は嫌なんだよ！もう！
いやでも口を開けば宵闇、宵闇だもん。他の人との関わり薄かったのもあるけどさ。
縁故生やしていいなら昔村の外でエンカしてたことにします。迎えに行きます、なんて。
*/
【独】 動く死体 佐田春陽
/*
春夜をバラバラ死体にするから、九条さんと宵闇さん生かしてくれよ。
いやもう死んでほしい人なんていないんだけど、この人選は生駒さんにもダイレクトアタックでしょ。
昨日に戻してくれ、深瀬さんにあーんする新恵ちゃんと親友を辛いながらに見送るかっこいい宵闇さんと深瀬さんを浄化した可愛い籠宮さんのいる昨日に戻して。
*/
【独】 動く死体 佐田春陽
/*
佐田春夜は死神。
というか小さな子供の付近の大人を連れていくラ神も中々に鬼畜だな？
生駒さんが後を継いでくれると思うしかないか、つか、捨丸さん一人になっちゃうなこれ。
佐田春夜迎えにいく？でもゾンビなんだよな。
*/
【独】 動く死体 佐田春陽
/*
捨丸さんは多角が苦手みたいなので、四人になりかねない神社には連れていけない。
生駒さん宵闇さん新恵ちゃんとこも多角になるからな。
ご本人様の動きに任せるがいいのかな。
春夜の行きたいとこは両方複数人です。春夜は護ります。
というか、護りたい二人組とか言ったけど生駒さんも護りたいです。
護る必要ないかもしれないけれど、生駒さんは強くなりつつある。
*/
【独】 神部 宵
/*
ぶん回しすぎる癖があるから様子を伺うターンと
闇落ちとかどうするかなーのターンと
ふかせんと蛍さん成仏してしまったんですかwwwwwww完全に会えないの寂しいな
【独】 神部 宵
/*
これ掲示板の内容が現実になるギミックあると思うんだよなー
星捨村の謎とどう結びつけるか
カナさんが郷土史見てくれてるから上手く繋げられたらの二度寝
【独】 小説家 深瀬賢
/*
結局出してしまう。
いや、こう、宵闇くんのところにお届け～～～ってされてしまうと、他の人との合流チャンスとか全部すっ飛ばしてしまいかねないのでね……。
*/
【独】 動く死体 佐田春陽
/*
深瀬PL様、その通りです。本当に申し訳ありません。
生きているうちに接触できなかったから交流したい欲が勝ってしまった。ごめんなさい。
*/
【独】 動く死体 佐田春陽
/*
万能視点はよくない、本当にそう思う。学校行こう。学校。
学校で文書探しするって決めたし、学校今誰もいないでしょ。
*/
【独】 動く死体 佐田春陽
/*
そして春陽になろう。春陽は基本動かないから死者との交流に重点を置けるはず。
アドバイス本当にありがとうございます。
*/
【独】 雉笛 湊
しかし改めてラ神のえぐさがすごい。
マジでピンポイントだし、生き残りが老若男女になってるのが芸術性高いなって勝手に思ってます。
【独】 小説家 深瀬賢
/*
村建から言うと萎縮させてしまうかな？と思って、あえて自PCのメモでお伝えしたのですが。
実際どうなんだろうね。
カラスのメモを使った方が良かっただろうか。悩ましい。
僕の見方もわりと村建視点ではあるんだよな。
*/
【赤】 神部 宵
──掲示板の書き込み──
ネットミームってあるじゃないですか。掲示板とか動画とかニュースとか音楽とか、その時の流行りとか時事ネタとでも言うんでしょうか。利用者が拡散する事で形を変えて長い時間をかけて伝播していくネット用語なんですけど…。
模倣子とか文化的遺伝子って、学術的には著されてもいるものなんです。今は誰でも使うような気軽なスラングになってはいますけどね。
で。本題はここからなんですが…今日はここを見ている皆さんの意見を聞きたくて勇気を出して書き込みをしました…。色んな動画で噂になった「絶対にしてはいけない儀式」っていうものなんですが…。いくつかは映画にもなったものもあって。取り上げるなら有名なもので、丑の刻参りとか、ひとりかくれんぼとか…まあ皆さんもご存知だと思うものもあるんですけれど…。
私が気になったのはホラーチャンネル配信の中にあった「かえらずさん」っていう、それ自体はあまり怖くはないものだったんですが…。それに映っていたものが怖くて。文章が下手でごめんなさい、長くなるかもしれませんが書いていきます。
【赤】 神部 宵
－－－－－－
①「かえらずさん」はあなたの中にある思い出深い人をかえさない
②「かえらずさん」は死者であり死者をかえさない儀式である
③「かえらずさん」はあなたが望むにしろ望まないにしろかえらない
－－－－－－
【赤】 神部 宵
このような説明だったと思います。ソースはどこかの村の死者を弔う儀式を反転させたものでらないか、という事しか出てませんでした。
子供を亡くした人、大切な方を失った人がその人と共に在りたいと願って生まれた悲しい儀式のようにも感じて。初めは死者と暮らすとか、死者に会いたいとか、類似したお話もありますし、ああ、そういう想いが作り出したお話としてはおかしくないかな、と思ったんです。
でもその動画の最後を見て、考えは一瞬で消えてしまったというか…。あまりにも簡単な方法だったから作り話だろうと思って気を抜いていたのかもしれないんですが、その儀式をされたあとに一瞬ですが配信者の方の首というか、頭の部分が消えていて…。思わずえっ？と、声にでてしまってコメントをしたんですが、配信者の方は何事もないように話していて。見間違いだったのか、録画を見直したときにはスロー再生をしてもノイズカットをしても停止をしても、生配信の時以外には映ってもなくて…。本当に禍々しいというか、ゾッとしてしまって。
でもあの時、コメント欄には同じようにヤバいとか、やめろとか書き込んでいた方も何人か居たんです。上手く書けなくてごめんなさい。でもだから絶対に「かえらずさん」はしてはだめな儀式だと思います。
【赤】 神部 宵
その方の動画もあまり、見ない方がいいと思います。繧?▲縺ｱ繧顔函驟堺ｿ｡縺ｮ譎ゅ?濶ｯ縺上↑縺?ｂ縺ｮ縺梧丐縺｣縺ｦ縺?ｋ莠九′螟壹￥縺ｦ縲らｧ√?縺昴ｌ繧峨′螟｢縺ｫ蜃ｺ縺ｦ縺上ｋ繧医≧縺ｫ縺ｪ縺｣縺ｦ縺九ｉ縺ｯ隕冶?繧偵ｄ繧√∪縺励◆縲
それでもしたい方は、思い出深い方の名前を3回呼ぶ。その口にお水(何でもいい)を含んだままお風呂(確か水周りでも良かったのかな、密室の方が良いって話してました。実際にお風呂に入る必要はないそうです)に入り一人きりになって口の中の水を飲み込む。それを3回。たったそれだけなんです。邨ｶ蟇ｾ縺ｫ縺励↑縺?〒荳九＆縺??
【独】 迷い子 桜井 新恵（わかえ）
/*え、ちょ、え、ええええぇぇぇぇ……ちょ、ま……え。
や、待って。確かに、鈴貰ったし、っては言ったよ？？ 言ったけど、それは（本命以外の）怖い思いさせても、って事で、あの、ええええええええ…………どうしよう。生存ルート、まっっっったくっっ！！考えてなかったんだけど、えーーー……
そして！ また！！ 墓下の世界どうなってるか見れない奴だこれ！！！！ まだ、見たことなーいーのーにーーー*/
【独】 動く死体 佐田春陽
/*
佐田姉妹はもう死んでるんだよ。く。
おしゃべり大好きマンなのが仇になってしまった。
春夜は死者だけど肉体があって、死者につきまとわれているので危ないので九条さんから離れます。
山は黄泉に近く、春夜もただの蘇ったやつなので生者の気配は死者の気配にかき消されてもう分かりません。ということでまとめろ。
神社周辺は霧が薄いけど、それ以外は相変わらず濃いからわからないよ、みたいな。
*/
大学生 生駒秀二
ーー避難所(桜井さん、神部さん)
[長々神部と大人の話をしてしまった。彼女にはきっとわけのわからない、つまらない話しに違いない。申し訳なさそうに、不器用な男はリュックからフルーツ味のカロリーメイトとペットボトルの水を取り出した]
新恵ちゃん、良かったら食べてね。
それからもし怖いなら、お兄ちゃんが楽しい御伽話しとかをしてあげるから。聞きたかったら言ってね。
【墓】 動く死体 佐田春陽
>>+7
そうか。君も分かっていたか。
[雉笛は自身のした約束のことを思い出したのだろうか。]
君を看取ることになった彼女には酷だったと私も思う。
だが、君が最期、誰かと一緒にいれてよかったというのなら…彼女には申し訳ないが、私もよかったと思う。
約束とはいえ、一人で死ぬのは、やはり寂しいだろうから。
[孤独は辛い、孤独は寂しい。
最期のとき、居合わせたカナも相当に苦しかったに違いないが、雉笛が看取られてよかったというのなら、カナの目の前で死んだとき、カナのトラウマになるようなことは避けられたのかもしれない。
もしくはカナの方も、看取れてよかったと思ったのだろうか。]
私は君と約束したものと、君との約束を邪魔しないと言った。
だからあのとき、君が死ぬのを知っていた。
[雉笛の質問には、ただそう返した。言葉が続かなければ、女はカナの方へと向かっただろう。**]
【赤】 大学生 生駒秀二
(掲示板の書き込み)
1名無し
ホラーチャンネルって宵闇チャンネル？あそこ縺梧丐縺｣縺ｦ縺?ｋ莠九′螟壹￥縺ｦ縲らｧ√?縺昴ｌ繧
2名無し
星捨村ツアー始まってからこの板荒らし多くない？
管理人さん削除よろ。
3名無し
今北産業。
4名無し
私は「かえらずさん」の動画観ましたけど、配信者さん普通でしたよ？
オカ板だからと出鱈目書くのやめて
【赤】 大学生 生駒秀二
5名無し
ワイは信じるで。思い出深い方の名前を3回呼ぶ。口の中の水を飲み込む。それを3回な。アニメキャラでもいいんだよな？ミクたんハアハア。
6名無し
ｻｻｸｯﾃﾛ
7名無し
呼びましたか？パンダです。
星捨村ツアー参加者の皆さんは今日帰るんですよね？
どんなだっ繧峨′螟｢縺ｫ蜃ｺ縺ｦ縺上ｋ繧医≧縺ｫ縺ｪ縺｣縺ｦ縺九ｉ縺ｯ隕冶
神部 宵
───避難所へ向かう道>>4:171イコマ君
[イコマ君の声を聞くと押し留めている弱さが溢れそうになる>>4:172>>4:173
ふかせんと蛍さんを置いてきてしまった、あんな状況で。その喪失感に押し潰されそうだった。ムツキさんを一人にしてしまった挙句にあんな事になってしまった。百千鳥さんを引き止める事も出来なかった。全員なんて救えるはずはない、そんな事は分かっている。自己満足や憐憫なのだというのは分かっているのに
それすら責める事もなく、柔らかな声で語る彼の想いが身を焼くようで。下唇を噛んでいる
再び喉奥に迫り上がる熱の塊を飲み込む代わりに、新恵ちゃんと繋いでいた掌には僅かな力が篭ったかもしれない]
神部 宵
…俺は、君に会えて嬉しいよ、
[>>4:173彼が俺に生きていてほしいという意味を俺は本当の意味で理解してはいないのかもしれなかった
けれど縁のある人が、友達になろうよと踏み出したばかりの距離が、いとも簡単に途切れてしまったその喪失感にだって崇高な意味はないのかもしれないのだから
ただ温かな光に伸ばす手のように
出会いの時間なんて関係なく
惹かれるという表現は少し照れくさいけど
そういった感情のままに進める一歩が
愛情や友情、親愛と呼ばれるものへと変化して
「意味」になっていくのかもしれない
なんて、今は少し思えるようになってる
それでも、ふわりと綻ぶ彼の笑顔は眩しすぎて
真っ直ぐに見つめる瞳にはにかむ事しか出来なかった]*
神部 宵
───避難所へ向かう道>>+1佐田さん
…、何となく気づいてる…よ、
[舌打ちの直後、死者とは思えぬような配慮のある取り繕いを見せる佐田さんに小さな声で呟いた
これまでの配信時の書き込みや、付き合ってもすぐに離れていく彼女らがおかしくなっていく事>>0:345>>0:355、無意識に、自分のせいではないのだと気づかないようにしていただけで、自分自身が良くないものを背負っている事を認めたくなかった>>0:157、向き合いたくなかったのかもしれない、と含む音で
引き止められなかった百千鳥さんの事に、感謝の言葉を手向けられたなら困ったように笑うだけに留めて]
神部 宵
[彼女が去る為に距離を置いた時、
新恵ちゃんとイコマ君に少しだけ時間を貰って
佐田さんと二人、話の続きで僅かな時間を過ごす。避難所の前での事>>4:+2]
……ひとまわり歳上の女の人でさ…
俺のことはペットか何かと思ってそうな…
…その癖、寂しい時だけ側から離れない…
……付き合ってた男に、…
…殺されちゃったんだけどね…
……それが憑いてるのかな…
[>>3:178ちょうど10年前だったか、拾ってくれた女の話をネタではなく始めてまともにしたかもしれない>>3:177
好きだったのかな。と小さく笑う
どちらが、とは口にしないのは、それすら不明瞭で形にもならなかったものだったから
それを呼び寄せたのが自分自身だという事には気づいてないのだが>> *0
どうやっても、消えない足跡と同じように背負って生きていくしかないんだろうね、と優しい亡者に俺は笑った]
神部 宵
…佐田さんありがとう…
……出来る限りのことは、やってみるよ、
…幽霊が、みんな貴女のように優しかったらいいのにね….
[彼女の事情は深くは知らない
この村を終わらせたい、生きた者を無事に返したいと
願う存在なのだという事以外
また会える事があるかは分からないけれど
その時があるのなら、
ゆっくりとお茶でも飲みながら
デートでもしようよだなんて
馬鹿な冗談を言うかもしれない
初めは驚かされたのだからそれくらい許してほしい
彼女の想いを受け取り
新恵ちゃんと、イコマ君の元へ向かう]*
【独】 神部 宵
/*
イコマ君の昨日の最後の気持ちのロールのお返事、書きながらめちくちゃ情緒が荒ぶるから深呼吸して涙堪えて書いている
場面分けするのよくないんだけど、助長になり、、文字壁おばけが……
神部 宵
──避難所──
[新恵ちゃんの傷の手当てを済ませているうちに、イコマ君が防寒具や食べられそうな備蓄食糧を見つけてくれて>>4:174
一応水があれば使えそうな外付けトイレや、管理室の隣には古びた浴室のある公民館のような、村の避難所の広間の一角に毛布を敷いて座った。室内には霧はない。ひとまずは安全なのだろう
保健室で頭の傷は手当てしたものの、自分で巻いてぐしゃぐしゃになっている包帯や、血や泥でどろどろになっていたらズボンなどを一度着替えようと、新恵ちゃん、あっちむいてて〜とコンプライアンスを尊守しながら身なりを整える
その後イコマ君が媒介してくれる佐田さんとの会話のあらましと>>4:175>>4:176、彼と佐田さんのものも含まれるのだろう推測を聞きながら>>4:177>>4:178]
神部 宵
……新恵ちゃんも、「呼ばれた」んだっけ
…どんな声とか、どんな事を言っていたか、
思い当たる事はある？
[確かにこの村の亡者が何かを求めるのなら自ら赴けばいい。地縛霊、みたいなものなのだろうかと、続くイコマ君の話を聞きながら思案していた]
神部 宵
…捨丸さんも、2年ほどこの村で
過ごしていたって話してたな…
[どうしても悪い方向に考えてしまう中、
>>4:180時間をやり過ごす事で助かる可能性があるのなら、今いない人達が同じように合流してやり過ごしている可能性もあるのだと。僅かな希望が芽生える]
いや、無駄なんかじゃないよ
可能性があるだけでも
絶望せずに済むんだから……って、
[>>4:182真面目な顔をして思案している中
イコマ君が話の区切りに面と向かって「カッコイイ」だなんて言うものだから思わずぽかんとした顔になっていたかもしれない
なんだってそんなに真っ直ぐに人の目を見られるのだろう。しかも繕いや社交辞令といった嫌味もなく]
【独】 神部 宵
/*
最後かーどうしよ
やりたい事はあるけどソロになるんだよな
カナさん道連れルートのあとにやるかなー
うーでもカナさん、、、
死なないでって泣いてしまう
これほんとひどいな！
【墓】 高校生 卯月 奈美
――公園――
四の神子様 白化粧
五つ……いつつ……
五つ神子様 衣替え
六つ神子様……ろ……ろ……
あ、そうそう！露命にて！
六つ神子様 露命にて
七つ神子様 名を返し
…
……これで合ってたかな？
[どうしても一部の唄が思い出せない。忘れてしまった誰かと一緒に抜け落ちてしまったように。少女は寂し気に足を揺らした。]
大学生 生駒秀二
>>19 神部
[え、何故…？目を丸くし、真顔で彼の整った顔つきをただ眺め。続いて彼が>>20なんて始めたものだから唖然としたが、すぐに意図を理解する。
小さな子供がいるから、深刻な雰囲気を作らないようしているのだ、彼は。今号泣したら新恵ちゃんがつられて泣いたり怯えてしまう。
彼はどこまで他人の事を考えているのだろう。
最終的には端で転がった彼に、男は微笑んで答える]
忘れたくても、無理だと思います。
あなたみたいな素敵な人はね。
逆にもし、僕がーーもしあなたが残ったら。
僕のお願いを聞いてくれますか？
どうか、世界一のYouTuberになって下さい。
宵闇チャンネルの名前を世界に轟かせて。
僕の事は忘れて、活動に勤しんで欲しいな。
それが僕の願いです。
大学生 生駒秀二
[新恵ちゃんの方に向き直る]
お兄ちゃん、お話考えたよ。聞いて。
むかーし昔、あるところにショウっていう男の人がいました。彼の仕事は今をときめくYouTuber、テレビの映像みたいのを自分独りで撮って流しちゃう凄い人でした。
ある日彼は、人がいなくなった小さな村を訪れます。
そこには怖いお化けがいっぱいでした。
ショウはお化けに追いかけられました。もう駄目だって思いました。絶体絶命のショウ。
だけどショウは最後の勇気を振り絞り。
『喰らえ！YouTuberぱんち！』
ショウの一撃でお化けは倒れました。
そしてショウは、村に来ていたみんなを救いました。
めでたし、めでたし。
迷い子 桜井 新恵（わかえ）
……っ
[宵闇さんに怪我の手当てをしてもらう >>4:167 。消毒液がぴりっと染みて、少しだけ肩が跳ねた。
手当ての後、問われた言葉に、ぱちりと瞬き]
あ、お守り、大きなお家で、紐が切れて……
[お守りは、ここ、と握った右手を開いて、目を見開く]
……なくし、ちゃった……
[からっぽになっていた手のひらを見つめて、ぽつり、と言う。
いつ？ なんて思ったが、きっと、あの時 >>4:109 だと、そう、分かった。
きっと、あの時に、お守りは壊れてしまったのだと]
迷い子 桜井 新恵（わかえ）
[どこか少し怖い感じのするお姉さんと一緒に居たお兄さんからの自己紹介 >>4:174 に、イコマさん、と確認するように名前を紡いで]
あ、えと……桜井、新恵です。えと、新しい恵みって書くの
[そう自己紹介を返しつつ、内心、首を傾げた。何度も名乗った自分の名前。
慣れ親しんだ自分の名前に、どうしてか、一瞬、違和感を覚えた。違和感を覚えた事に、違和感を感じたのだ]
【墓】 浮遊霊 百千鳥(モモチドリ)
[彷徨い、ふらふらとしながら気になるものを見つけた。
右手が落ちていた。
なんだろう。これ、と突いてみる。]
…？
？？？
[もはや大した思考力もない浮遊霊だがそれは大切なものな気がしていた。触ることができない不思議な手。
それがなんなのかも分からず、ふよふよと漂って。何かは分からなくても何か大切なものがあった気がして、浮遊霊はその何かを探し始めた。]
【削除】 神部 宵
──イコマ君と>>21
[彼の頭の中の俺はどのような存在になっているのだろう？！
酒を飲んで寝落ち配信をしてしまったり、なんでホラーチャンネルをやってるかと言われるほど毎回の如く怖がりまくる動画配信の数々───。荷物を忘れたことを忘れてカメラと財布とスマホだけで飛行機に乗るうっかりさ。ユニクロのサイズシールを剥ぎ忘れたまま良く服を着ている事など杜撰極まりない事を挙げればきりがないし、割とざっくばらんに人を傷つけるような事も口にする
>>21そんな俺なのだが、イコマ君は何故か穏やかな微笑みを向けている。ああ彼が神か、と着地して]
、え！やだよ
一発あてて沖縄に土地買って
海を見ながら酒を飲んで民泊とかして
適度に楽して生きたい…
[ごめんイコマ君、一瞬で夢を砕くような事を口にした。と言う顔をして。けれど]
ん〜自給自足キャンパー配信とか
…そういうのもいいかもなぁ
って、イコマ君もついて来るんだよ
神部 宵
──イコマ君と>>21
[彼の頭の中の俺はどのような存在になっているのだろう？！
酒を飲んで寝落ち配信をしてしまったり、なんでホラーチャンネルをやってるかと言われるほど毎回の如く怖がりまくる動画配信の数々───。荷物を忘れたことを忘れてカメラと財布とスマホだけで飛行機に乗るうっかりさ。ユニクロのサイズシールを剥ぎ忘れたまま良く服を着ている事など杜撰極まりない事を挙げればきりがないし、割とざっくばらんに人を傷つけるような事も口にする
>>21そんな俺なのだが、イコマ君は何故か穏やかな微笑みを向けている。ああ彼が神か、と着地して]
、え！やだよ
一発あてて沖縄に土地買って
海を見ながら酒を飲んで民泊とかして
適度に楽して生きたい…
[ごめんイコマ君、一瞬で夢を砕くような事を口にした。と言う顔をして。けれど]
ん〜自給自足キャンパー配信とか
…そういうのもいいかもなぁ
って、イコマ君か俺にまあ何かあったら
憑いて来るんだよ
【墓】 浮遊霊 百千鳥(モモチドリ)
ーー山のどこかで。
[ふわふわと飛び回りながら何かを探す。
浮遊霊は何を探しているかも分からない。
人影が見えれば隠れ、慌てて逃げていき
怪異が見えれば隠れ、少し様子を見ていく。
そうしてフラフラと漂っている。
最初に居た場所だからだろうか。山を中心に**]
神部 宵
[イコマ君と、新恵ちゃんと
毛布を敷いた避難所の隅でリュックから出したお菓子や
軽食の類と飲み物を広げ暫しの談話を済ませたなら
役に立つことはない───とは知りつつも
スマホを開いてメールや掲示板をチェックする]
大学生 生駒秀二
>>27 神部
[なんの取り柄もない大学生にとって、人気YouTuberであり、こういう非常時にも統率力があり頼りになる彼はすっかり憧れの存在である。
彼の普段の話を聞いてもその評価はあまり変わらないかもしれない]
沖縄良いですね。海綺麗だし。
……ふふ、そんな配信もまた人気が出そうですね。
>>28
[男は不器用ながら子供を喜ばせようと物語を作った。希望のある物語を。本気と書いてガチと読む。だから、彼が真っ赤になる理由がわからず首を傾げただろう]
>>26
[新恵ちゃんと彼の会話は当然耳にしている。少し考えてから]
ショウさん、もしやりたいことがあるなら。
行きたいところがあるなら。自分を信じて、そうしてくださいね。
悔いのない選択を。
[もし彼が神社に行くのなら止めないし、見送るだろう]**
神部 宵
[画面をスライドさせて板のスレと
つけられたコメントを読みながら俺は呟いた
大凡が推測でしかないので
朴訥な独り言なのだが]
そう言えば───
一つ気になっていたんだけど
掲示板に上がるスレがさ………
[思い違いかとも感じているが
人肉レストラン、ヨミガエリ、クネクネ、学校の怪談、
それに………
「星捨村」そのものの怪談も
このオカルト掲示板で立ったスレッドではなかっただろうか]
【墓】 動く死体 佐田春陽
[続く宵闇の言葉に、女は少し苦笑して。>>14イコマと距離をとれば、身体の空白はしっかりと宵闇の目に映っているだろうに。]
腕のもげた死体とデートしたいだなんて、変わっているな。
デートの誘いは、こちらとしてはありがたいが。
そうだな、もし、そのときがあるのなら、死体じゃない方がいいな。
私は君に見合う良い女に生まれ変わって、君を…
[迎えに行く。
掲示板に書いたその言葉は口に出すのは憚られ。
迎えに…
同時に一瞬、脳裏に過る断片。
それは宵闇のものか、宵闇に憑く霊のものか。はたまた女の忘れ去ったものであるのか。
女は言い差していた言葉を変えた。]
君に会いに行くよ。
[そして女はその場を後にすることにした。**]
神部 宵は、 神部 宵 を投票先に選びました。
【墓】 動く死体 佐田春陽
ー佐田春夜・神社本殿付近にてー
[女は本殿の中にカナの姿を見つけ、声をかけた。]
置いていってすまなかったな、一緒に…皆のところへ…
[そして女は気づく、自らの周りに死者がまとわり憑いていることに。
死者の身で現世に蘇った自分もまた、生者ほどではないが、死者を引き寄せていることに。
このまま一緒に行動すれば、彼女に危害が及びかねない。
女はそう考え、カナには近づかないままに、言葉を紡いだ。]
すまない、君を守りたかったが、私が側いるとよくないことが起きそうだ。
皆のところには、連れていけそうにない。
[そう、カナへと告げただろう。*]
迷い子 桜井 新恵（わかえ）
イコマさん、ありがとう……
[差し出されたカロリーメイト >>9 を受け取って、お礼を言う。食べるもの。そこで、ふと、そういえば、と思い出した。
この村に迷い込んだ時、持っていたはずの、おつかいの牛乳とパン。それもいつの間にかなくて……記憶をたどれば……あぁ、そうだ。学校の保健室に忘れて来たんだ。
あと今持っているものは、深瀬さんからもらった飴くらい……
……賑やかで、楽しかった保健室の様子と、レストランでの事と……ふっと、思い出してしまって、つい、俯き、また泣いたりしないよう、きゅっと口の中を嚙み締めた]
迷い子 桜井 新恵（わかえ）
[そんな様子 >>35 に気づいたのか、不意に、イコマさんが明るい声を上げた >>22
そうして、紡いでくれたお話に、自然と、小さく、笑みが浮かぶ]
ショウさん、すごいね
迷い子 桜井 新恵（わかえ）
あ、えと……
[問いかけられた言葉 >>16 に、何から話せば、と少し迷う]
最初は……誰の声か、分かんなかったんだけど……大きいおうちで、思い出したの。私、夢の中のお姉ちゃんに、呼ばれたの
[そう言って、話す。トンネルに行こうとして、みうさんのスマホを拾った >>1:200 ことを。
深瀬さんと湖月さんとはぐれて……小さな光が深瀬さんだと思っておいかけたこと >>2:136
追いかけて行ったら、大きなおうちについたこと >>2:146
家の中で見つけたもの >>2:187 >>2:198 >>2:217
起きたこと >>3:81 >>3:83 >>3:88 >>3:112 >>3:114
１つ１つ、話してく]
迷い子 桜井 新恵（わかえ）
あ、うんっ
[宵闇さんのお願い >>25 に頷いて、拙い手つきで、包帯を巻きなおす]
これで、大丈夫、かな？
[宵闇さんの様子をうかがって、もし、大丈夫だと、言われたら、自分にも何かお返しが出来た事に、嬉しそうに笑うだろう]
【削除】 九条 叶多
[小さな小さな、神様のおうちのなかに。
折り畳まれた、古紙があった。
そうっとそうっと、開いて、読む。
文字は薄いし、古字だし……書かれている内容の少なさに対して、じっくり時間のかかってしまったけれど。
ああ、なんだ。
……絶対じゃ、ないかもだけど。
あったんじゃん。
[――その分、確りと“得た”から。]
九条 叶多
[小さな小さな、神様のおうちのなかに。
折り畳まれた、古紙があった。
そうっとそうっと、開いて、読む。
文字は薄いし、古字だし……書かれている内容の少なさに対して、じっくり時間のかかってしまったけれど。]
ああ、なんだ。
……絶対じゃ、ないかもだけど。
あったんじゃん。
[――その分、確りと“得た”から。]
【独】 動く死体 佐田春陽
/*
縁故になるのかな、これ、と思いつつ。
どうとでも取れるように、村の外で会っていたかもなやつを生やしたつもりなんですが。いや、分かりずらいな。
動き制限しちゃだめ、と思いながら書いたやつなんですが、迎えに行きます返信したときに宵闇さんが電波受信してくれたのを拾いたくて…。
電波受信は霊媒体質だからかもしれないけれど、もしかしたら会ってたのかもなと思ったので。
お話していただきありがとうございました。
*/
九条 叶多
[神子……巫女の歌。
多くの昔話において、巫女が為す役割は。決まっているから。
きっと、この歌も“そう”なのかな。
そのためのしきたりを、記した歌。
……巫女という柄では、全くないんだけど。
歌うくらいの役割は、担えるのかな。]
持っていきますね。
“また後で”来ます、から。
[扉を閉めて、閉めて。
靴を脱いだのは、正解だったんじゃないかな？
本殿を後にする。]
……何から始めるべきかなぁ。
まずは行うよりも、準備？
【独】 動く死体 佐田春陽
/*
確認してないメモに九条さん宵闇さん合流の流れがあったので楽しみにしている。
どうなる、二人同時に死亡ロルな感じなのか？
いや、これ、宵闇さんに返信しちゃったけど、メモ確認してから落とせばよかったかもな。
迎えに…のくだり意味深だけれども、迎えには行かない。
あくまで昔会ってたかもと思ったから、落としたかった文なので。
*/
九条 叶多
……大丈夫だとは、思います。
[佐田さんの懸念には>>+15、そう返して。
大丈夫、の意味が。変わっちゃったけれど。
心配をしてくれてか、近くに来なかった佐田さんには。
数え歌は、知られていないだろうから。
……また後で、とは。
言えなかったな。]
【墓】 動く死体 佐田春陽
ー佐田春夜・神社、本殿付近にてー
>>41
[大丈夫、という言葉に、女は少し微笑んで。
雉笛の死を見てしまったはずなのに、目の前の女性の言葉はとても力強かったから。]
…そうか。色々とすまなかったな。力になれないことも、すまなく思う。
私は、自分の力でできることを探してみるよ。
…君たちが無事に帰れることを願っている。
[女は死人で、しかも死につきまとわれている。
生者を護れないなら、自分なりにできることを探そうと考えた。
残していく彼女には、せめてもの祈りの言葉。どうか無事であれと、そう願って。
女は神社を後にするだろう。**]
【墓】 雉笛 湊
『これで良かった？あの子も終焉ってしまうね。』
おいでとは言ったけど。本当に来てちゃんと見つけるってことはきっとそう言う事。
ソレは本殿を出た彼女をそのまま見送った。
『約束を守れない子は嫌いだけど、前に進める強さは本物？』
『私が終焉らせても良かったけれど、あの子に怒られちゃうから』
クスクスと笑い、黒い靄の中へと消えた。
九条 叶多
―いつかの会話―
「カナはさ。自分が恵まれてるのに自覚的だよね」
[特別仲の良い、幼馴染の子。
ある日ふっとそんなことを言われて、首を傾げた。]
「どうしてカナが、廃墟巡りなんてしてるのか分かる？」
[考え込む。趣味なんて、好きだからで良くない？ なんて、思ってしまっても。
私の趣味のなかで、浮いていたのは自覚があるから。]
……これは一般論じゃ、ないかもしれないけど。
[前置きをして。]
九条 叶多
創作は。満たされない心から生まれるもの。
毎日がただ楽しい、そんな人生を送れているならクリエイターには足り得ない。
――そんな論があるんだけどさ。
[何で聞いたんだっけな。……不思議と、すっと入ってきてしまったの。]
私は廃墟に行くことで、自分をそういう状態にしてる、とか。
「……ン。そんな感じね。だから、カナの歌って暗い世界を描いてるようで、作り物の綺麗さがあるの」
……褒めてる？ けなしてる？
「ほめてるほめてる。だから、そうね――」
[……あの後、何て言ってたっけ。
そんなことを、ふと、思い出して。]
【独】 高校生 卯月 奈美
この子の成仏ルートは２つ考えてて、本当の歌を知るか、誰かに遊んでもらうかで考えてる。
前者は学校の図書館に行けば叶いそうなのよね。
迷い子 桜井 新恵（わかえ）
[誰かにもらった物？ >>26 と問われ、うん、と頷く]
お父さんにね。貰ったの。
事故とか、危ないモノから守ってくれるから、ちゃんと、持ってなさい、って
たぶんね、ホントにね、守ってくれてたの。
お守りの紐が切れるまで、私、お姉ちゃんの声しか、聞こえなかったから。
スピーカーとか、スマホとかのは聞こえてたけど、白い影も黒い影も、色んな声も、全然気が付かなかったから……
[見えてる、聞こえてるのが相手にバレると危ないから、そういうものは無視しないとダメなんだと、そういえば、小さい頃、お父さんに教えてもらった事が、あった気がする……
そんな事を、少し思い出しながら、そう、言葉を紡いだ]
【独】 迷い子 桜井 新恵（わかえ）
/*メモを見て、九条さんのやろうとしてる事をちょっと察し、故に、「確定させたかったらそれに任せたい気持ち」の理由が、ちょっと分かった気がしつつ、楽しみに見守りたい感じ*/
迷い子 桜井 新恵（わかえ）
私も学校いってるよ。
９才で、今、小学校４年生だから。
あとは……４人家族なの。お父さんと、ママと、弟と、私
[イコマさんの言葉 >>29 に、そんな事を話してみせた]
迷い子 桜井 新恵（わかえ）
え……
[宵闇さんの言葉 >>34 に、思わずそんな言葉が零れた。
行っちゃうの……？ つい、そんなワガママが、零れそうになったのを、寸でのところで飲み込む。
だって、イイコで待ってる、とそう、深瀬さんに言ったから。
宵闇さんは、一緒にと言ってくれた深瀬さんじゃないから。
だから、うん。と、頷いて見せた]
うん。分かった。イイコにしてるね
老医師 捨丸 美鈴
[死人が出たのでしょう、とは彼女に問えなかったが、おそらく彼女もこの村の恐怖を知っているのだろう。
覚悟がその顔に見え隠れしていたから。
それにしても良い顔をされてるお嬢さんねぇ、と微笑んだ。
綺麗な、やるべきことを分かっている顔をしている。]*
大学生 生駒秀二
ーー避難所→？？
[何も出来ないと諦めた。
しかしあんなに小さな子供が頑張っているのに恥ずかしかった。
外に出ると虚空に両手を目一杯伸ばして叫ぶ]
おまえたちー！生きてる人間が欲しいんだろー！寂しいんだろー！
だったら僕をくれてやる、だから、もう誰も連れていくなー！！
[無価値な自分など、きっと霊たちは欲しがらない。それでも精一杯叫ぶ。
すると身体が乳白色に包まれ視界を奪われーー気が付くと、今まで来たこともない場所に立っていた]
九条 叶多
[お元気な方。
そうでない方が何を表すのかは、既に実例を見ているし……。
その後に続いた言葉からも、分かって。]
九条 叶多です。
私は……できることを、探してました。
それで……神子の数え歌を、見つけて。
これなら、もしかしたら。
この村で起きていることが、解決できるんじゃないか、なんて。
思って。
……内容だけでも、聞きます、か？
[神子の数え歌について。興味のあるようなら、郷土史についても。
話して。]
【墓】 小説家 深瀬賢
[ゆっくりと意識が浮上する。
深い海の底から浮上するように少しずつ、少しずつ。
目を見開いて様子を探れば、周囲の様子、自分の様子がようやく理解出来てきた。]
……なるほど。
確かに僕は、肉体から解放されたのだな。
[肉体を持っていた頃よりも、手足が希薄に感じる。
肉体の重さはまったく感じない。
少し意識を上に向けたなら、身体もそのまま持ち上がってしまいそうなほど。
いや、もはや身体とさえ言えないのだろう。
意識そのものが朧気な形を伴い、自分を形成している。
そんな感覚。]
【墓】 小説家 深瀬賢
[生身の身体から解き放たれたことで、
肉体に起きていた変化からもまた解放された。
狂おしいほどの飢餓感もなく、
身を焦がすような衝動に襲われることもない。
身体に広がりつつあった死斑も、また。]
湖月さんには、感謝しないとな……。
[あのまま肉体を持ったまま死んでいたなら、
蝕まれた肉体に支配されていたことだろう。
自我もなく、自分自身が生者を襲う怪異となりかねなかった。
そう思えば、ぞっと心が震えてしまう。]
【墓】 小説家 深瀬賢
そうだ、湖月さんは――…？
[きっと、彼女には辛い思いをさせてしまっただろう。
自分の思いを、状態を、しっかりと伝えなくては。]
【墓】 浮遊霊 百千鳥(モモチドリ)
>>+16
[ふらふら漂いながら、浮遊霊は何かに気付いて近寄っていった。]
…？
[見覚えがある、と思いじっと見て首を傾げている。
やがて一言、]
はる…ひ、さん？
[そう呟いた。が、伝わっただろうか。]
九条 叶多
行う準備が、必要そうで。
どう集めようか……って。考えているところです。
[服装や化粧、それに……肉。
この村で手に入るお肉には、良い想像ができなくって。
成したとして、好転する保証はないとしても。
成すことすらできないなんてことは、避けたくて。]*
九条 叶多
お祭り……？
ヨミガエリの儀式、のお話は聞きました、けど。
それとは、違うおはなし……でしょうか。
[音楽は、という言葉に。
つい、笑って。]
……一応、プロです。
だから少しくらい、上手くいってくれてもいいんじゃないか、って。
そう思っているのは、ありますね。
【独】 小説家 深瀬賢
/*
肩書き変更システム、自分が墓になったらかえるぞ～～！と思っていたのですが。
こうなったら、わりとそのままでいい気もしている。
どうしようかなー。
*/
九条 叶多
あ、準備は――えっと。
数え歌に、なぞらえるのなら。
肉、白化粧。……衣替え、も？
“の”と“つ”の違い、でしたり。全部解け切れてはいませんし、これが一人で担うものかも、分かりませんけれど。
歌の通りに、してみようと。
思って、います。
[最後どうなるかの、予測はついている上で。
……嫌だから、だけで。逃げるつもりは、なかったから。]*
【墓】 雉笛 湊
―村のどこか・霧の中―
[遠目に彼女の姿を見たせいか、咄嗟に逃げ出すように神社を離れた。
あれからあれやこれやで考えていたが、何かに触れられる状態では到底無いため自分の体は諦めた。いずれは土に還るか、何かしらが何とかしてくれるだろうと]
…とは言ったものの、何をするでもなし。
[霧の中だが、生前と違うのは見通しの良さ。はっきりと見通せる位には視界も広い。どこに行くでも無く彷徨うように歩いていく]
【独】 小説家 深瀬賢
/*
今更今回のキャラについて少し残しておくか。
元々「男女比を見て、少ない方の性別で入ろうっと」くらいにしか考えてなかったんですよね。
で、村建画面で「屍食鬼化」オプションをオンにしながら「そうだ、グールになろう」って今回のコンセプトが決まったという。（ひどい）
*/
【独】 小説家 深瀬賢
/*
前回のホラー村でも「先生」キャラで一人称「僕」だったので、キャラかぶりめっちゃ悩んだんですけどね。
結局誘惑に負けて、僕キャラ連続にしてしまった。反省。
どこかで宵闇くんが言ってた「最初ふかけんは嫌なやつと思ってた」はまさにその通り。
最初は嫌なやつをやろうと思っていたんだ。
話す相手が全員天使かコミュ強しかいなかったので、気付けば陽の側に引っ張られていた。すごい。
*/
【独】 高校生 卯月 奈美
待って、三つ神子様？？？？
全部三音にしようとしてたから三の神子様が正解では？？？
三はどれにしようかと、色々変えてたからそれで混線したかな。かなしみ。
【独】 小説家 深瀬賢
/*
作品も絡めたかったので、職業は小説家一択。
キャラチップは深瀬以外だと氷室、矢車、藍刈、虎杖、山吹も悩んでた。
矢車はちょっとやんちゃっぽいイメージがあるな～と最初に除外。
虎杖だと今よりもう少し年齢上げてただろうな。
他で悩んだけど、なんとなーくで深瀬にしてしまった。
多分赤チップの印象。
*/
【独】 小説家 深瀬賢
/*
死斑の主人公は「轟」同僚医師は「皆川」という設定まである。
映画版の方が広く知られているが、一部女性ファンは断然原作小説派が多いという。（お察し）
ファンイベントで女性ファンから「先生はとどみななんですか、それともみなとどなんですか！？」って質問されて、思わず「それは何かの暗号ですか……？」って答えたことがある。
女性ファンの一部からは黒歴史とされているとかなんとか。
なんでこんな細かい設定作ってるんだと我ながら笑う。
*/
【墓】 浮遊霊 百千鳥(モモチドリ)
>>+23
[浮遊霊は嬉しそうに周囲を飛び回っている。
くるくると回り、その嬉しさを表現するように。]
……！！
[しかし、どうしてと問われれば。
はたと止まり、逆さになりながら不思議そうな顔をしている。]
…？
[自分が死んでいることさえも分かっておらず、
浮遊霊は何を問われたかが分からないようだ。]
【墓】 浮遊霊 百千鳥(モモチドリ)
[やがて押し黙る様子を見て、]
やく…そく…。やくそく……。
[といいながらくいくいと袖を引こうとするだろう。
にこにことしながら手を差し出して。
聴きたかったことが何かあったのを憶えていたらしい。]
迷い子 桜井 新恵（わかえ）
[ふと、イコマさんが立ち上がる。>>53
どうしたのかと、見上げ……頭を撫でてくる手に目を丸くした。
けど、それは、その手を嬉しく思う間もないくらい微かで
次いで、紡がれた言葉に、何かを言いかけるように、口が開いた。
けれど、はくり、と、声が出ない。何を言うべきか……
いや、言うべき言葉なら、決まってた。
イイコで待ってる、と、そう言えばよかった。
けど、ひとりになると思ったら、どうしてか、言葉がでなくて…………そのまま、小さく小さく頷いて、イコマさんを、見送った]
老医師 捨丸 美鈴
……それこそ神社なら、お祭りの、巫女さんの衣装なんて残ってないかしらねぇ。年に一度しか使わないなら保存はちゃんとされてると思うの。
[神社を見上げ、九条に言った。]*
【独】 迷い子 桜井 新恵（わかえ）
/*……さて、どうしよう。
わかちゃん、このままだと動いてくれないけど、みうちゃんの手綱離すと、まー－た、１人遊びが盛大に始まる訳で……あぁ、でも、本命のやりとりは、やっても……明日の方がいいかなぁぁぁ……生き残り確定した以上、贄ルートの回避、も、うー－－ん……*/
九条 叶多
私も聞いたお話、ですけれどね。
黄泉に返す、と。本来はそのための、儀式だって聞いています。
……和洋折衷、しちゃいますけど。
神の肉、神の血。――パンとワイン。
ワインはともかく……パンなら。この村になくても、ツアーで。持っている人が、いるかもしれませんね。
九条 叶多
…………あ、なるほど。
巫女服……探して、みます。
[本殿と拝殿……は多分、ない。
社務所……は、ある。
あるなら、そこかな。]
……探してきます！
[そうして、ばたばたと。社務所に駆けていった。]
【墓】 浮遊霊 百千鳥(モモチドリ)
>>+29[手を繋ぐと、とても嬉しそうにしている。]
～～～！！
[イルカが出しそうな声でキャッキャッと喜びの音を出している。
それに合わせてパン、バンとその辺の石が踊るように跳ねた。
念動力のようなものが使えるようだ。
何のために手を繋いだかはよく分かってないながら、百千鳥にとってはこれ以上なく嬉しいことだったらしい。
行く場所については道が分からないらしく、ついていくつもりのようだ。とてもご機嫌な様子で。]
九条 叶多
―神社内 社務所―
[10年放置されていた建物内は、当然ひどく埃っぽい。
顔を袖で抑えながら、目当てのそれを探す。
細長い廊下、左右に襖……。
襖を開けると大抵は、ただ畳張りの一室があるだけ。
何度か開けて閉めてを繰り返して、やっと。
……あった。
祭事に使っていたのだろうものの、物置きになっていた部屋。
奥の方に、タンスが見えて。
一番上から開けていって――三段目。
紅白が目に飛び込んでくる。
サイズは、余程違っていなければ良いと。
それを持って、部屋を出た。]
九条 叶多
……この中で着替える？
ちょっとなんか、落ち着かない……。
[静か過ぎるし、埃っぽいし。あまり長居の、したくなくって。
社務所を出て、神社の入口から入ってきたなら陰になる位置。
一応辺りを確認して。
紅白の巫女服を、身に纏う。]
……なんか、恥ずかしい。
[ギターはそれでもしっかり背負う。
流石に、違和感が凄いんじゃないかな……？
そんな思考をよそに置いて。捨丸さんの元へ戻った。]*
神部 宵
[避難所を出て神社に向かう道は不思議と静かだった。時折千切れる霧の隙間に鼠灰色の屋根瓦が見える。主人を亡くした大きな家屋には雑草が生い茂っているものの、立派な家屋だったのだろう。門の側には桜の巨木が未だ静かに聳えている
渓流が流れる山間の小さな村は、こんな出会いでなければきっと、四季の花が細やかに綻ぶ、瞬く星空の美しい景観だったろうに
俺は小さなため息を吐き
カメラのスリープモードをオフにする
モニターを確認して暗視モードを入れれば
自分自身を映して録画を始めた]
【墓】 幽霊 佐田春陽
>>+31
しゃべれないの？
[百千鳥さんもまた、声の出し方を忘れてしまったんだろうか。
自分と同じようにあまり言葉を紡げないようだ。
無邪気に喜び、その割に言葉らしい言葉を出さない様子を見れば、もしかしたら言葉を紡ぐところにまで思考が至らない…思考能力を放棄しているのかもしれないとは思った。
手を繋ぎ、何をするかと言われれば、今のところ、何の目的もなかった。
自分の死後、死の連鎖が起こっているというところまで、思考が至らず。
わずか言葉をかけた後は、ただ手を繋いでいた。離してしまった手を繋いでいた。
行くべきところがある、やるべきことがある。そこまで思考は至らなかった。
ただ、考える余裕はできた。
だから、考えるつもりだ。様々なことについて、少しずつ。**]
神部 宵
ふかせんとははぐれちゃった
今回さ、とんでもない物が撮れちゃって
……この村から出られないんだよね今
色んなことが起きてて
正直この録画も…
いつまで続けられるか分からない…
[インカメラと同じように自身に向けたカメラのモニターには、どろりとした影のようなものが、俺自身の顔を歪めているのが分かる。カメラの中にはレストランで映っていた有象無象の影に似たものも取り込まれているかのようだ]
老医師 捨丸 美鈴
その数え歌通りにやるのは、ここでいいのかしら。
なら誰かがいる場所に心当たりがあるなら、私が行ってくるけども。
足腰にはまだまだ自信があるの。
灯りもこの通り、懐中電灯あるし。
[自分では儀式は叶わぬだろうと、それだけは確信していた。ならばせめて彼女の手伝いをできうる限りしようと思っていた。
この霧の夜から脱出する手段はまだ見えない。
夜明けが来ればだいたいの死者は消え去ると思っていても、その夜明けがいつ来るかも分からないのだ。
微かな手がかりでも、行動でも、行うべきだろうと思っていた。]*
【墓】 小説家 深瀬賢
夢じゃないよ、全部。
[少しだけ下がった眉に、目を細める。
悲しい思いをさせてはいるのだろう。それでも。]
この村で起きたことも。
僕が君に助けられたことも――…全部、現実だ。
[そう伝えたならば、自分の想いは伝わるだろうか。
黄泉へと導いたことを、彼女には重荷として欲しくない。
が、顔を背ける様子を目の当たりにすれば、
その面に動揺が広がる。]
【墓】 小説家 深瀬賢
[赤らんだ顔を見て、今更ながらに自分の言動を思い出す。
あの時は余裕もなくて、いっぱいいっぱいで、
自分を取り繕うことさえ出来なかった。
だから――…
普段は言葉を取り繕う側だというのに、
本音ばかりが零れ続けていた気がする。]
……君が、嫌でなければ。
[もう一度――…と。
彼女が見つめていた掌に、自らの手を重ねようと差し出した。
ああ、死んだ後でも頬が紅くなるような感覚を
実感出来るんだ……なんて、妙なことを知ってしまった。]
九条 叶多
他の人……は……。
宵闇さんとイコマさんは多分……一緒……？
佐田さんも、でしょうか。
ただ、どこにいるかは。はっきり、言い切れません。
[佐田さんは、どこに行くって言ったんだっけ。
……しっかり聞いて、いない気がする？]
お化粧……ありがとうございます。
私もお化粧道具は一応、ありますけど……おしろい…ファンデーションじゃダメかな……。
[おしろいは気合の入りすぎだなぁ、なんて。困ったように笑い。]
【独】 迷い子 桜井 新恵（わかえ）
――とある書庫 >>2:187 に回収された、古い誰かの手記
××がいない。
××がいない。××がいない。××がいない。
それなのに、どうして誰も、不思議に思わないの。夫に聞いても、あの子の友達だった子達に聞いても、××を知らないという。
そんなはずはないのに！！ 挙句の果てには、こちらが、狐に化かされたか、気が触れたかのような目で見てくる
そんなはずはない！ あの子が生まれてからずっと、一緒にいたのだから！
ようやく見つけた。××を覚えている人を！
問い詰めれば、逆に不思議そうな顔をされた。理解を、納得をしていたからこそ、祭りに参加し肉を喰らったのだろう？ と。
祭りに参加？ 私はしていない。
私はそれに呼ばれなかった……けれども、肉には心当たりがあった。
祭りの次の日、肉屋で買った肉。それは、いつもとは違う肉で不思議に思いつつも、私はそれを食べた。次の日、肉屋が間違った肉を渡してしまったと謝罪に来て……あぁ、そうだ。××がいないと気付いたのはその時だ。
××は、祭りの夜から、いなくなったのに……
そうして、聞いた、祭りの真実。子供のように幼く無邪気で残酷な山の神の加護を乞い、捧げる、なんて
いくら、村のためだったとしても、そんなの、神様の相手役なんて、神子なんて、ただの、生贄ではないか！！
【独】 迷い子 桜井 新恵（わかえ）
――とある書庫 >>2:187 に回収された、古い誰かの手記２
否、確かに、山の神とやらは、力を持った何かではあるのだろう。
縁を切るためなのか、山の神に召されたものは、忘れられてしまう。実際に、皆、××を覚えていなかった。
例外は、召されたその魂の抜け殻を口にして、己の一部にした者だ、け……なら、そう、で、あるの、なら、わたし、が、あのとき、口にしたのはー－～～（その後はぐちゃぐちゃに絡まったようなような線が書かれている
許さない許さない許さない。取り戻す。私の子を。私の××を
儀式で失った××を取り戻す。たとえ、一時だけだとしても。
不可能じゃないはずだ。
……だって、××の一部は、まだ、私の中に、私と共に、存在してるのだから……
【独】 迷い子 桜井 新恵（わかえ）
/* >>*2 見て、ふと浮かんだ、ヨミガエリの儀式の切欠、みたいな。……も１回、書庫探索できるか分からないし、出して良いんかな、これ、っても思うし
ちょっと一旦、独り言に埋め埋めしておく。
もしも機会があったなら、出しましょう*/
神部 宵
──神社──
[鳥居をくぐる
真ん中は歩かないようにと言われた声や背を預けて休憩した藁座に彼の姿を思い出し、全身の産毛が逆立つような気持ちになった。怒りとも悲しみとも寂しさとも違う、心を真っ黒に塗りつぶしたような冷え切った疼きのようだ。霧は次第に晴れていただろうか
だからこそ、余計に夜の闇が色濃く感じる
月も雲も、星すら失った真っ暗な世界に、足を踏み入れて
>>+3境内の石畳に横たわる亡骸に直面した]
【墓】 動く死体 佐田春陽
ー佐田春夜・公園へー
[学校か、役所か、それとも村長の家か。
村についての記述されている書類のありそうな場所へ向かおうとして、何故だか公園に寄り道してしまった。
ただ足が向いてしまっただけで、長居をするつもりはない。
すぐにでも他の場所へと向かうつもりなのだが。]
何故、公園に来てしまったのだろうな。
[百千鳥のことがあったからか。
それとも生前、心臓の病のせいで公園のような場所との縁が殆どなく、未練でも残っていたのか。
あるいはそのどちらでもなく、もっと違う理由があるのかもしれなかった。
しかし女はその理由を断定することはできなかった、どの理由にも自信がなく、女は嘆息…もとい、それに似た動作をした。]
急ごう。
[公園を立ち去ろうとしたとき、ベンチに花束を認めて足を止めた。死者への餞なのだろうか。
女は死人であったから、それがもし、死者を慰めるためのものならば嬉しいと、そう感じたであったろう。**]
【墓】 小説家 深瀬賢
新恵ちゃんに、君がいなくなったことを
伝えることが出来なかった。
僕のことも――…、
[後で追いつくから……なんて、嘘ばかりついてしまった。
宵闇には全て伝わっているだろうが、
いまだ幼い少女の心には、どれだけ傷を残してしまうことだろう。]
……それだけが、心残りだ。
いや、新恵ちゃんのことだけではない。
他の皆も……今、どうしているのだろうね。
[そう告げて、いまだ霧に覆われたままの村へと視線を向けた。]
神部 宵
───ッ、…は‥クソ！！！
[カメラモニターは景色と自身を主に映していた為、その姿を直に映す事はなかったのが救いだ。蒼みのある髪が風にふわりと揺れる。横顔は自分の知るツアー客のものではない、とすぐに気づいた。カナさんと行動を共にしていた雉笛、という人物な事を
どっと脂汗が額に滲むのが分かる
新恵ちゃんがし直してくれた包帯がしとりと湿度を含むのが分かる
にこりと微笑む幼い笑顔や>>38、飾りのない柔らかな微笑みが>>1:120消えていくような気がして、目の前の遺体を前に死を意識してしまった
慌てて着ていた上着で女性の顔を覆い走り出す]
……、カナさん、！！
カナさん！！！
【墓】 浮遊霊 百千鳥(モモチドリ)
>>+33
[どうやら多くは喋れないらしいが、一応しゃべれない事に頷いたりもしていて言葉を忘れているわけではないようだ。]
はるな、さん！はるなさん！
[先ほどから何かの血がついたような尖った石を踊らせるように跳ねさせていたが、やがてその石は宙に浮きぐるぐると地面に何かを描きだした。石が描いたものは下手な絵だが恐らくは右手を描いているらしい。]
はるなさん、はるなさんの手！
[行く宛がなさそうなら、飛び回る石はどこかに案内しようと先を飛ぶだろう。手の所に行こうとしているようだ。]
はるなさんの手、好き。
はるなさん好き。
[ご機嫌でそんな風に言いながら。]
九条 叶多
[名前を、呼ばれてる。
強い焦燥を感じる声。……それは、無事でいることに、申し訳なくなってしまうくらいの。
――捧げられるつもりでいるから、もう少しだけ時間をくださいな。]
……宵闇、さん？
[聞こえた声の方を、振り返る。]
九条 叶多
おひさしぶり？ です。
えっと……。
[何から話そう、と。
この格好だとか、今の目的だとか、他の人の安否だとか、宵闇さんの現状だとか。
訊きたいことの、沢山あるけれど。]
……また逢えて、嬉しいですよ、わたし。
[荒い息を吐く宵闇さんに。
そんな言葉をかけて。]*
【墓】 幽霊 佐田春陽
ー佐田春陽・山の中にてー
>>+41
はるひ、わたしのなまえは、はるひです。
[先ほどは確かに春陽と呼んだような気がするのに。
記憶が混濁でもしているのだろうか？
続けられた言葉には、少し思考が止まる。私の手。
私の手が好きだと、それは約束のせいだろうか。
繋がれた手に視線を落とす。
やはり自分が彼女を道連れにしたのだろうか？
百千鳥さんの案内に従いながら、私は思案し、それから彼女に注意をする。]
いし、あぶない。とばしてはだめです。
[人がいるかもしれない。そう、人がいたのだ。
村の中は今どうなっているのだろう。今まで忘れていたことを思い出した。**]
【墓】 小説家 深瀬賢
声が届く――…か。
[あの時、僕は自分が変わりつつあることを自覚していた。
だからこそ、彼女の存在を感じ取れたことを
自然と受け入れていたのだが。]
届けられるかな。
あの子に――…いや、皆に。
[はたして今どこに居るのだろう。
無事で居てくれればいいが。
行きましょうという言葉に一つ頷き、繋いだ手に力を込めた。]
【墓】 浮遊霊 百千鳥(モモチドリ)
間違えた！はるひさん！
[えへへ、とニコニコしながらてへぺろと舌を出す。]
はるひさん、はるひさん…はるひさん。
[忘れないようにと繰り返し呼んでいるようだ。
石の事に言われれば、]
はーい。
[素直に従い、先の尖った石はぴたりと止まり地面に落ちた。
そのまま地面に突き立てられて動かなくなった。
もしも人影を見かけたら百千鳥は石を飛ばして危害を加えていたかもしれなかっただろう。その石は特別なものだったようで百千鳥は他の石を飛ばすことは出来ないようだ。]
【墓】 高校生 卯月 奈美
田んぼに咲いてたきれーなお花なんだよ！
[そう言うと花束をベンチの上からとり両手で持つ。]
おねえさんは何をしにきたの？
お時間あったら、いっしょにあそぼ。
お姉さんみたいなお姉ちゃんがいてほしかったの！
お歌うたう？おままごとにする？
[そう言ってきゃっきゃと佐田さんの方を見つめた。]
神部 宵
…はは…、ほんと、
…何年ぶりかな、って…思うくらい…
………会えて良かった
…捨丸さんも、ありがとう…
[カナさんの姿を見て、何をしているのか疑問が浮かんだがす捨丸さんの言葉で、すぐに事情を察した顔になる]
、肉……って、
【独】 浮遊霊 百千鳥(モモチドリ)
石は死の間際まで握りしめていたやつですね。
もしも神戸さんとかに遭遇したら石が飛ばされてました。
百千鳥の本能で武器を持っていたかったんでしょうね。
神部 宵
[>>79何を言っている？儀式に肉？
カナさんの落ち着き払った物言いはいつもと変わらないのだけれど…何かを覚悟したような顔つきに見えてしまって俺が動揺している
だって、肉なんて聞いてしまうと
レストランの事しか浮かばないのだから
>>80数え歌の事は知らないけれど、先程新恵ちゃんから聞いた「奉納」という文字が真っ先に頭に浮かんだ
それと同時に]
、そ、だ。捨丸さん、
避難所に、イコマ君と、
迷子の、桜井新恵ちゃんって女の子がいるんだ
その子、奉納と書かれた本を見たらしくて
その子からなら何か聞けるかもしれない
[>>80お知恵を、という言葉には思い当たる話を伝える]
九条 叶多
……ああ、そっか。
[捨丸さんに伝えられた、わかえちゃんからのお話を聞いていて。
――繋がって。
きっと、これは元々。
わかえちゃんの家に、宛てがわれていた役割。
奉納、って言うのは。……神様相手じゃ、なさそうだなぁ。
私の年齢だと、世話役……？ に、ぎりぎり不足をするくらい、だけれど。]
九条 叶多
[正規の手段で続けて、良いものじゃなかった筈。
そうじゃないなら、きっとこの村はこうなってない。
それに。]
……わかえちゃん。
無事、なんですね。
なら、良かった。
わかえちゃんまで、回さずに済むかも。
[……言葉の意味。分かりますよね。]*
【墓】 高校生 卯月 奈美
――公園――
>>+48
そうなの。数え歌の神子様にあげたかったの。
なみね。数え歌を聞いてると悲しくなるの。
あまり生きてられないのに、神子様独りぼっちでどこかへ行ってしまうから。だからね。なみだけでも見てるよ！って伝えたくてお花を集めてたの！
[悲しい歌だとおもった。何かのために必死に準備して、誰にも見られずどこかへ消えてしまう。後世の人にはやりとげた人として称えられるのかもしれない。
でも一人で死んでしまうなんてないんじゃないか。
残された人も……残された人？なんでそんなことを思ったんだろう。>>+3:8](続)
【墓】 高校生 卯月 奈美
おねえさんも一緒に、お花あげにいく？
[どこか躊躇いながらお花を佐田さんへ渡そうとする。
赤い彼岸花、紫色のイヌサフラン、白色のドクゼリの3色の花束。手が触れれば爛れる毒草を集めた生者を殺す呪いの花束を、おずおずと差し出した。
これは心を込めて集めたものだから大丈夫。なのになんで渡したくないだなんて思うのだろう。微笑みたくても微笑みきれないそんな顔をしている]*
【墓】 雉笛 湊
フラフラとしてみたものの…結局気になってしまったのは生前の名残…？なんてね。
［視界も晴れたから色々回ってみたけれど、結局祖母の家は見つからなかった。気付けば神社の脇の森の中にいた。
遠目に自分の亡骸を見る。誰かに見つかったのだろうとされる痕跡。誰かは分からないけど感謝しておこう。］
…貴女までこっちに来ることないのにね。
［何をしようとしてるのか、そこまでは分からないけれど。私の予感は悪いほうによく当たるから。せめて遠くから見守りたい。それがきっと残った意味…なんてね。］
神部 宵
カナさんの歌が聞けなくなったら
俺の癒しはどうなるの！！
離れていても会えなくてもそばにいてくれるような
カナさんの歌声は、
ずっと、俺の救いみたいな、ものだったんだよ……
[歌声は離れていく事はない
ずっと心に響き続けるから
あなたの歌を待ってる人がいるとは言わない
俺の中にある歌声は
俺だけのものなのだから]
九条 叶多
……私だって、死にたいわけじゃないですよ。
これから、ですし。
――生きて、って言われてますし。
でも。……でも。
私が自分の命のために、できるかもしれないことをせずに、他の誰かが死んでしまうのなら。
そっちの方が、私は。ずっとずっと、後悔すると思うんです。
……もし、それが無為に終わるとしても。
そうせずに、誰か死んでしまうよりは。
私は……後悔しないと、思って。
それに。
九条 叶多
たとえ今日、死んでしまうとしても。
それは、今日の残りを精一杯、生きない理由には。
なりません、から。
……狡いですけれど。
私はただ生きたいんじゃなくて。
生きるなら精一杯に生きたい、んです。
……言葉、ぐちゃぐちゃですね。
[なんて。
あはは、と。何度か見せている、笑い方をする。]*
【墓】 動く死体 佐田春陽
>>+47
時間は、そうだな…
[あまりない、とは言えなかった。
理由は二つある。
神子様の話について、女は詳しくなかったから、それについて聞くというのが一つ。
この子はずっと誰かを待っているのだろうというのが一つ。
この子は孤独だ。それを見過ごすことはできなかった。
ずっと誰かを探していた。
蘇ったときから、迎えにいくべき人を。
それはかつての自分と同じ、孤独に耐えかねた人だったのではないか。]
すまない。許してくれ…
ちゃんとやるべきことをやるから、少しだけ。
[時間はない、ただ、時間がほしい。この少女の孤独を慰める時間が。
それは誰かがやるべきことで、きっと女がやるべきことなのだ。]
【墓】 小説家 深瀬賢
……好きです、湖月さん。
[彼女よりもずっと年上なはずなのに。
綺麗な言葉を並べるのは、誰よりも得意なはずなのに。
こんな時には、決まり切った言葉しか出てこないんだな……なんて。
結局言葉に頼るのはやめて、避難所に向かう道を
彼女の肩を抱き寄せて歩いた。
少しでも、彼女に触れていたかったから。]
【墓】 動く死体 佐田春陽
>>+49>>+50
[自分も寂しいだろうに、他人の孤独を埋めようとするなんて、幼いのに何故こんなに他者を思えるのか。
あるいは長く生きられない神子様を、幼い自分と重ね合わせているのだろうか？]
そうか、君は優しいな。
独りぼっちの神子様も、見てくれている人がいると分かれば寂しくなくなるだろう。
[花束を差し出されれば、女は笑う。]
一緒に行く。
ただ、その花束は、君が神子様に渡すといい。
君が神子様のために作った花束なら、神子様も君からもらった方が嬉しいだろう。きっと喜ぶと思う。
[女はそう言って、少女の様子を伺った。**]
【独】 浮遊霊 百千鳥(モモチドリ)
[本能的に人間が怖いらしく、石を置いてきてからは繋いだ手にすがるように警戒する様子が少し増えたようだ。
ふと何かに気がつき、山のふもとに捨ててあったガイガーカウンターを飛ばして代わりにしようとして。
これもダメ？と首を傾げた。
生前持っていたものは飛ばせるようでガイガーカウンターをくるくると回している。鈍器として使うつもりだろうか。
ピーピーと警告音を出して遊んでいる。]
九条 叶多
――私は、ずっとずっと恵まれていた人間だから。
宵闇さんが、私の歌を“救い”と言ってくれるように。
私は、与えることができる人間だから。
……この村の郷土史、神社にあって。
この村の人は、その意味では。生まれた時から、苦しんでいた人達。
――霊になった人達が、寂しさを埋めたくて漂っているのなら。
満たされないままに、遺ってしまっているのなら。
私がいちばん、報いることができるんじゃないかな、なんて。……傲慢、かもしれませんね。
[困ったように。……少しの強がりも、込めて。
笑って。]
神部 宵
……いや、だ……
[言葉とは裏腹に、
「彼女ならきっとそうする」
どこか客観的に自分を見ている自分が頭の中で呟いた
「行ってしまうんだ」
またあの時のように、置いていかれる
じわじわと心は膿を湛えてもうどうしようもなく涙が溢れた
他者評価など気にせずに、貴女は信じる方を見る]
九条 叶多
[……ああもう。
私の強がりだって、覚悟の思い込みだって、万能じゃないんだからね？]
……宵闇さん。あなたにとっての私が、そうであれたみたいに。
誰かにとってのあなたは、きっと。“癒し”とか“救い”とか。
そんな、すてきなものに。なれていたんじゃ、ありませんか？……ホラーだと癒しにはならないのかな？
それって、とっても幸せなことだから。
……遺す側がこう言うのは、狡いかな。
私は、宵闇さんに最期に、悲しみだけを与えたくなんてないです。
……私を失ってしまうのは。私があなたに与えられたもの以上に。苦しいことに、なってしまいますか？
神部 宵
ぅ、っぐ…カナ、さん、───
[いやだいやだいやだいやだ行かないで行かないで
あの日言えなかったのもしれない言葉が頭の中を埋める
抗いたいのに、抗いたくない
強い力が腕を動かす
解りたいのに解りたくない
腰ベルトに差し込んでいる
キャンプ用のサバイバルナイフへと指先が触れている]
九条 叶多
……私は。
別れの苦しみを「出逢わなければ良かった」なんて抱えてしまうよりも。
「こんなに別れが苦しくなるあなたに、出逢えて幸せだった」なんて、思いたい人間、ですから。
普通の考え方だとは、思いません。
――でも。
私は、あなたに出逢えて良かったです。
そう言いたいし、言って欲しいって。そう、思っちゃいます。
[まだ、大学生ですからね、なんて。
堪えきれなくなって、誤魔化すように。目尻に涙が浮かぶまま、笑う。]
【墓】 小説家 深瀬賢
[腕の中に彼女の温もりがある。
視線を向ければ柔らかな笑みがあって、
幸せを感じると同時に恥ずかしさや、
もっと女性に慣れておくべきだっただろうか――…なんて、
様々な考え、感情が浮かんでくる。
今この村において、そんな場合ではないとわかっているはずなのに。
少しでも、その温もりを独占していたかった。
せめて、目的の場所に辿り着くまでは。]
【墓】 動く死体 佐田春陽
ー佐田春夜・公園にてー
>>+59
[無邪気な少女に微笑みながら、女は少しばつの悪そうな声を出す。]
花束を持つのは、左手にしてもらえないだろうか？
[そう、女には右腕がない。
差し出された左手が手を繋ぐためのものならば、それに応えてあげることは叶わない。故に、女はそう言った。
それから少女が花束を作り直すのを見て、言葉を継ぐ。]
彼岸花か。
この季節になればどこでも咲いているかもしれないが、そういえばこの村には、彼岸花が沢山咲いているな…
[女の生前、この村には、田の近く、道の端、山の中、どこにでも赤い花が咲いていたように思う。]
よし、行こうか。
[女は少女の求めるように、少女に同行するだろう。**]
九条 叶多
……もう少し。いますね。
[子供をあやすような。
そんな、優しい声の出し方をして。]
――えっ。
[ぞわり、とする。
今の宵闇さんからすると、ひどく冷静な――冷静に過ぎる。
声が、聴こえた気がして。
宵闇さんが、近づいてくる。
その様子は――うん。大丈夫。]
ありがとうございます。
……恥ずかしいトコ、私も結構見せちゃってますね。
[涙を拭われたのに。そう返して、はにかんで。]*
【墓】 大学生 籠宮 湖月
― 避難所 ―
[地図に載っていた、高台の避難所へ歩を進める。
その場所が見えれば、無事たどり着けた事に安堵の息を吐いて。中へと入れば。]
――……新恵ちゃん！！良かった。無事で。
[ずっと会いたかった、探していた女の子の姿がそこにあって。
思わず、ぎゅっと抱き締めた。
私の姿は見えない、声も届かないかもしれない、とは思うけれど。]
[そして、気付く。]
……一人？ 宵闇さんは、一緒じゃないの？
[辺り見回すけれど、傍には誰の姿も見えなかった。]
神部 宵
[捨丸さんに新恵ちゃんの事を伝えたが
願いを繋いではくれるだろうか
未だ近くにいてくれて「肉」の意味を知るなら
俺の行為を貴女は止めるのだろうか
俺は墨汁からはじまったような人間だった
路地裏で拾ってくれた女との出会いで
少しずつ真水を足されたのかもしれない
あの夏の日、俺はあの人を止められなかった
救えなかった
あの人の望みさえ
自分自身の望みさえ分かってなかったのだろう]
【墓】 小説家 深瀬賢
―道中―
我儘？
[湖月の言葉>>+62に、なんだろうと足を止める。
視線を向けて言葉を待っていれば、
耳に飛び込んできたのは爆弾以上の破壊力。]
………………っ、
[瞬間の動揺をひた隠しにするので、精一杯だった。
息を吸って、どうにか心を落ち着かせる。
勢いのままに強く抱きしめてしまいそうなところを堪えて、
優しく彼女を抱きしめたつもりだったけど。]
……湖月さん……。
[結局我慢出来ずに、その両手にはありったけの力が込められてしまう。
早く行かなきゃ、って思う気持ちと。
もう少し、こうしていたいと思う気持ちとがぐちゃぐちゃに混ざり合う。]
【墓】 小説家 深瀬賢
本当に……君には勝てないな。
[あの悪夢のような場所から自分を助けてくれた
天使だとばかり思っていたけど。
とんだ小悪魔だったのかもしれないな……なんて。
そう思うこと自体が、既に彼女に夢中になっている証左なのかもしれない。]
【独】 神部 宵
/*
パンのルートがどういうものなのかも気になって情緒が爆散している
メモすり合わせより流れに任せたいのもあるから様子見ながら泣いてる
九条 叶多
……あはは。学校の時とか、宵闇さんすっごいカッコよかったって覚えてるんですけどね？
あ、この人モテる人だな、って。どこかで思ったような……。
[きっとこのやり取りも、ぎりぎりのところで成立してる。
踏みとどまってくれているなら、それは嬉しくて。
――私のせいで、宵闇さんを、“殺めた人”にしたくはないな、なんて。
そんなことを思う傍ら。
宵闇さんを抱き締めて、ぽんぽん、と頭を撫でる。
……ちょっと恥ずかしいかもだけど。]
九条 叶多
……あ、宵闇さん。
宵闇さんが神社に来たのは、偶然ですか？
それとも、目的のあって？
[負荷はかけたくないけれど。
この話なら大丈夫……かなって。
ここに来た理由を、訊ねてみる。]*
【墓】 浮遊霊 百千鳥(モモチドリ)
[ふと何かに気がつき、山のふもとに捨ててあったガイガーカウンターを飛ばして。これもダメ？と首を傾げてくる。
どうやら生前に持っていたものは飛ばせるらしい。
まだ本能的に人間に対しては恐れを抱いているようで武器になるようなものを持っていこうとするのはその恐れゆえなようだ。
その時、故障していたはずのガイガーカウンターから警告音が鳴り出した。]
ふわあ…？
[続けざまに霧の中を大きな化け物が現れた。
人間が出会えば喰われてしまうという巨大な怪異。
更には怪異は幽霊であろうがこちらを認識しており、]
は、はるひさん！逃げよう！
[霧の中の化け物は幽霊をも食らうように襲いかかってきた。
ガイガーカウンターは怪異にぶつけられて今度こそ完全に破壊され繋いだ手は怪異の襲撃を前に離れ、逃げ惑ううちに離れてしまった。**]
九条 叶多
あはは、そうですか？
[……耳は良い。それは、異常の範囲ではなかった筈だけれど。
鐘の音がする。
虫の羽音がする。
――響くのは。
…………少し、怖いな。
驕れ、驕れ、驕れ。
僅かばかりの、残り時間かもしれなくても。
私が貴方を救うんだ。
宵闇さんの耳元に、そっと口を近づけて。]
九条 叶多
[歌は、音は、声は。
私があなたに、あげられるものだから。
それくらい、祓えないなら。
私はあなたの救いだなんて、名乗れないもの。]
九条 叶多
……これ以上は。
きっと、離れられなくなっちゃいますよ。
[苦笑混じりに。
申し訳なさと、後ろめたさを抱えて。
……ああ、まだそっちの誤解を、解いてなかったような。]
宵闇さん、パン持ってませんか？
ちょっと、必要なんです。
[およそこの状況でするべくもない、何気ないような会話。
必要、って言うのはおかしいかな。
はっきりと別れてしまうまでは、抱き締めたままに。
言葉をかけて。]*
神部 宵
…離れない、って言っても、
……離れるでしょ……
[神の血肉を───だなんて
神を信じない俺はリュックから食料品の中にあるカンパンを取り出し渡しながら、離れていく温度に目を伏せた
世界が、いや視界がぐらぐらと揺れている
「儀式」を止める事は出来ないとは分かっている
きっと彼女の姿を俺は最後まで見届ける事しかできないままだ]*
九条 叶多
……カムパネルラの気持ちが、今なら分かる気がしますね。
[自分の死を見据えて、遺す相手に声をかけるのは。
カンパンを受け取って、お礼を言って。]
結局最後は、ひどい女をしちゃってると思います。
宵闇さんのこの先に、さいわいがあるのか不安はあって。
でも、それは願いたくて。……私が最後に、あなたに言いたい言葉としては。
ありがとうございました、なんです。
[最後、と言ったから。
なるべく綺麗に笑うの。
それで、そのまま離れて良いなら。離れるのに、不安が強くないのなら。……いいな。]*
九条 叶多
……うん。
不条理。
その不条理のなかで、悪あがいてるだけ、だもん。
[弱気になる前に、足を動かさないと。
……ふふ。よかった。
笑って、くれた。]
――いってきます。
[そう。儀式をするべく、宵闇さんから離れた。]*
神部 宵
[俺は確かにあの時彼女を殺めようとしていた
何かの力だと思っていたけれど
自分自身の望みだったのだと気付く
もう二度と
「間違った選択」はしたくなかった
手の中からすり抜ける砂粒のように
掴めないものがあるのなら
この手で閉じ込めてしまえば良かったのだ]
神部 宵
[気づけば学校の鏡の前に立っていた
スマートフォンの音が入らないよう操作をするついでに
一通のメールを送り
手にしたカメラを回し始める]
……聞こえる？宵闇チャンネル、始めるよ
今日は廃校の七不思議、
この鏡の前でとある手順を踏むと望みが叶うとか
ヤバいものを呼び寄せるとか
あとなんだっけ
まあ色んな噂があるわけだけど───
[配信者は塗りつぶされたように真っ黒な鏡には映っていない]
じゃあ、早速実証邨ｶ蟇ｾ縺ｫ縺励↑縺?〒荳九＆縺??
[映像や音声は乱れていく]
神部 宵
で、ここ縺薙?隗貞ｺｦ繧貞髄縺?※て、
御辞儀を3蝗槭☆繧九?ゅ％繧後?豺ｱ螟?譎ゅ↓すると───
[そこで映像はひどく歪んだ。最後に映っているのは配信者を引き込む黒い闇。モニターにはカメラが床に落ちたのか大きな音が入り、ノイズが去ればバッテリーが切れるまで、カメラは天井を映し続けるだけだっただろう]*
神部 宵
早くこっちに来いよ
[バッテリーが切れる間際
男のものとも分からない程
伸びたテープ音声のように古びた
抑揚のない口調が響く
冷えて硬い声音で
置いていかれる事に慣れきった者だけが出せる
諦念そのものの声だった]**
【独】 神部 宵
/*
お粗末様です……><
怨霊になりたかった……何度もみんなの優しさで正気になったけど、無事に(?)発狂できました(深々)
九条 叶多
――はじめよっか。
[場所はここ、神社でいい。
見守ってくれる人には、別れを告げて。
最初が、人払いだから。
始める前に、五分ちょっと。時間を、取った。]
一の神子様 人払い
[神社のなか、私の歌声以外に音は響かない。
呼応するように――それまで晴れていた霧が、集まってきていた。]
九条 叶多
二つ神子様 肉を召し
[これで大丈夫かな、と。思いながら。
宵闇さんから貰ったカンパンを、一つ。食べて。
続ける。]
三つ神子様 身を清む
[頭から被るべきかな？
それだと次に困る、と判断して。
手水舎で、神道に倣って。身を清めて。]
九条 叶多
四の神子様 白化粧
[捨丸さんからの頂きもの。
おしろい……真っ白にするつもりはなくって。
軽くつけたところで、一気に霧の濃くなって。
ああ、そっか。白化粧か、って。
納得をして、次を紡ぐ。]
五つ神子様 衣替え
[これは、もう着替えているから。順を追うのなら、今だったのかもしれないけれど。
……ああ、でも。
きっと、次からは引き返せない。
――そこに。]
九条 叶多
「お前じゃない」「お前じゃない」「神子はどこだ」「関係ない、喰らおう」「この村の人間じゃない」「もう持たない」「あの娘はどこだ」「これでは続かない」「どうでもいい」
九条 叶多
うるさい、なぁ！
自分の寂しさに他の人を引き摺り殺す、そんな奴らが私を――九条叶多を、どうこうしようなんて十年以上早いんだからね！
私が捧げられてあげるんだから――これ以上なんて望まないの！
わかえちゃんは、持っていかせないよ。
ぜったい。
[――声の止む。……怖くなかったかと言えば、嘘になるけれど。
今この瞬間において。
私はこう、振る舞わなければならないから。
そうして、続ける。]
九条 叶多
六つ神子様 露命にて
[きゅっ、と心臓の握られたような。
身体の熱が、一気に奪われたような。そんな気が、して。
急がないと、終えられない、から。……はやく。
名を返す前に、私は掲示板を開いて。一つだけ、投稿をした。]
九条 叶多
七つ神子様 名を返し
[わかってた。名を返すってことは。私が、私でなくなるってこと。
輪郭が、曖昧になる。霧のなかの、なんらかになる。
それでも、まだ。
口は動く。
歌は、歌える。]
九条 叶多
九の神子様 霧隠れ
[既に消えかけた、赤に染まった視界が。
真っ白になる。何も、全く見えなくなるほど。
……ありったけ、引きつけられてるのかな？
あれ、何をしてたんだっけ？ 私は、どうして。
何を、頑張っていたんだっけ？ 何のために？
誰の、ためだっけ？
……私が、九条叶多だから。
――そっか。……そうだね。
なら、続けなきゃ。]
【赤】 九条 叶多
ーーオカルトサイトの掲示板ーー
カナ
『カナの歌。私の歌を、ここに。
聴いてくれたら、嬉しいな。』
[そんな書き込みが、音楽ファイルと共に投稿された。]
【独】 動く死体 佐田春陽
/*
二人とも…辛い…
神子様にお花捧げイベントは九条さんに捧げることになるんだろうな。
宵闇さん、これどうなってしまうんだ。かえらずさんをやったんだろうけど。
*/
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