59 【ホラーRP村】晩秋の怪
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(-0) 2022/09/26(Mon) 07:01:42
―籠宮家前―
そうか、やっぱりあの家が……。
[なるほどと呟き、改めて籠宮家の方に向き直れば、]
……あっ、
[足場にしていた、古くなっていた側溝の蓋――コンクリートが音を立てて崩れ、バランスを崩してしまった。]
――…っと、危ない。
[慌てて側溝の脇、真っ平らな道路に右足を着く。
危ない危ない、側溝に落ちるところだった……なんて
安堵の表情を見せた瞬間、]
[ぶわり]
[とコンクリートの隙間から現れた黒い靄に飲み込まれてしまった。]
(-4) 2022/09/26(Mon) 07:08:49
/*
って流れから、村の反対、病院前通りに吐き出されることにしようかと思ってたんだけど……
やめだ、やめ。没、没。
単独行動の人が多くなるから、そっちまわろーって思ってたけど。
湖月さんが落ちるなら、そのまま残ろう。
*/
(-5) 2022/09/26(Mon) 07:09:51
小説家 深瀬賢は、 新人記者 百千鳥(モモチドリ) を投票先に選びました。
―籠宮家前―
そうか、やっぱり。
[湖月の言葉>>2:227に一つ頷き、さて……と考え込む。]
ここで待っていたら新恵ちゃんが来るかもってのも、
確かにわかるし……。
[湖月の言葉を思い出して>>2:171は、一つ提案する。]
今だけ二手に分かれようか？
家の中を探すのと、外で待ってるのと。
ああ、もちろん声が届くように扉は開けておこう。
お互い何かあったら、すぐ大きな声を出すってことで。
[そう持ちかけてみたが、どうだろうか。*]
(2) 2022/09/26(Mon) 07:27:10
小説家 深瀬賢は、メモを貼った。 
(A1) 2022/09/26(Mon) 07:31:14
/*
うーん、駄目だな。
もう少し良い動きが出来たはずだ……。
提案取り下げたいが、今更過ぎてな……こうな……。
（もだもだしている）
*/
(-10) 2022/09/26(Mon) 07:37:49
/*
死亡フラグ建ててる人が選ばれなくて、
生存フラグ見える人が選ばれる。
これも▼▲をランダムで決める村の醍醐味なんだよね……。
ラ神め……。
女性ばかり墓下に落としやがって……。
って、あれ。元々男性3人しかいなかったやそういえば。
*/
(-12) 2022/09/26(Mon) 07:44:59
/*
まぁいいか。
一人でうだうだ考えていてもしゃーなし。
RP村なんだし、皆の動きや提案を待とうっと。
*/
(-14) 2022/09/26(Mon) 07:48:50
小説家 深瀬賢は、メモを貼った。
(A2) 2022/09/26(Mon) 07:53:36
小説家 深瀬賢は、メモを貼った。
(A3) 2022/09/26(Mon) 07:54:26
[二人が同意してくれた>>10>>12のを聞けば、一つ頷く。]
中をざっと調べてしまおうか。
新恵ちゃんを探すのもそうだけど、
何か役立つ物があるかもしれない。
[霊が助けてくれるかもしれない――…>>12
その考えには、同意も否定も返さず。
湖月の兄はともかくとして、自分が思い当たる霊といえば、
自作を勝手に改変したばかりか自分を人肉レストランに
連れてくるというろくでもない男くらいなのだ。
……あの男が霊になっていればの話ではあるが。
とりあえずは、人力でどうにかなりそうな手段を考えよう。
そう決意を固めた。]
(19) 2022/09/26(Mon) 09:41:07
[湖月に気をつけてと言いかけて、暫し逡巡する。
そんな言葉をかけるのは、彼女にとって大切だろう
兄のことを否定してしまうことにもなりそうで。]
お邪魔させてもらうね。
[そう声をかけて、家の中へ。]
(20) 2022/09/26(Mon) 09:41:20
―籠宮邸内―
あ……これは役に立つかも。
[最初に発見したのは、電話台に置かれていたハザードマップ。
地理に疎い人間にとっては、村内の地図をおおまかでも
確認出来るのは有難かった。
村内地図に加え、山の高台にある避難所も記されている。>>1:127]
これがあれば、村内で皆を探すのにも
便利かもしれない。
[とはいえ、今はまだもう少し家の中を見てみたいところだ。
幸い電話台は入ってすぐのところにあったから、
「こんなのあったから、見ておいて」と家の前に居る二人に
地図を手渡す。]
(21) 2022/09/26(Mon) 09:42:08
[さて、もう一度家の中を探してみようと家の中に戻ったところで、
ふと立てかけられている姿見が目に入った。
そこに映る自分の姿。
いつもの見慣れているはずの姿――…だというのに。
一瞬だけ、袖口の先、首元、顔まわり……
肌の露出した部分に、うっすらと斑のようなものが浮いて見えた気がして>>0:251>>0:275
鏡の前で身体を強張らせた。]
(22) 2022/09/26(Mon) 09:43:27
は……気のせい、だよ……な。
[姿見にはうっすらと埃が積もっているから、
きっとそのせいだろう……なんて、自分に言い聞かせる。
もう一度見た時には、いつも通りの自分が映っていて。
肺の底が空になるほど、深く息を吐き出した。**]
(23) 2022/09/26(Mon) 09:43:49
小説家 深瀬賢は、メモを貼った。
(A13) 2022/09/26(Mon) 09:47:58
小説家 深瀬賢は、メモを貼った。
(A14) 2022/09/26(Mon) 09:50:27
小説家 深瀬賢は、メモを貼った。
(A15) 2022/09/26(Mon) 09:51:45
―籠宮邸玄関にて―
[さて戻ろう>>21>>22としたところで、一度足を止める。
背後からの声>>27に気付いたから。]
イコマくん……？
何を言っているんだ、君は。
[いつもの口調に戻れば、つい鼻持ちならない言い方をしてしまう。
悪いな、これが僕なんだと心の中で謝りつつ。]
価値もないなんて、そんなことを言うもんじゃない。
僕に待ってくれている人がいるように、
君にも待ってくれている人がいるんだから。
[もしそう思わないのだとしても、
それは忘れてしまったか、気付いていないだけなんだよ――と告げて。]
(30) 2022/09/26(Mon) 11:11:49
君達の方がまだ若いんだから。
それなら僕よりも、君達の方が――…
いや、誰が生き残るとか、そんな話ではないな。
皆で生き残るんだ。
[当たり前だろう？と、笑ってみせた。]
(31) 2022/09/26(Mon) 11:11:59
―籠宮邸内―
あ――…だ、大丈夫。
鏡を見て驚くなんて、ちょっと気を張りすぎて
いたかもしれないね。
[湖月の言葉>>64に、力なく笑う。
別に人の姿を見て驚いたわけではない。
自分自身の姿が恐ろしかったのだ。]
……そうはならないよう、気をつけるから。
[最後に零した言葉は、自分に言い聞かせるように。]
(69) 2022/09/26(Mon) 20:14:03
[写真を見せてもらえれば>>67]
そっか。お邪魔してます。
[なんて、写真に声をかけてみる。
言ってから、自分でおかしなものだと気づきもしたが、
後の祭りというもの。
微妙な照れ臭さを覆い隠すために、あえて
室内他の場所を調べるふりをしていたから
――いや、実際に調べてもいたのだが――
気付いたのは、彼女が肩を震わせている頃。>>68]
(70) 2022/09/26(Mon) 20:14:33
[外で待っているという二人の言葉に頷いたのは、
赤の他人が勝手に見て回るよりも、肉親である湖月が
一緒の方が良いだろうと考えてのこと。
だが、今では後悔していた。
写真なんて見てしまっては。
生活の面影を感じてしまっては。
心が揺れ動くのも、仕方ないではないか。]
(71) 2022/09/26(Mon) 20:15:04
[会えるといいね、なんて口が裂けても言えるはずがない。
お墓参りに――…と言いかけて、
この村の人達は「集団失踪」しているのだ。
そもそも死亡と確定したわけでなし、お墓に埋められてもいない。
気にしないで……なんて、気にならないはずもなし。
元気出してなんて陳腐な言葉もそぐわない。]
僕は、無力だな。
[言葉を操る仕事をしながら、
こんな時にかける声すら浮かばないなんて。]
……我慢、しなくていいから。
[ただ、静かにハンカチを差し出すことしか出来なかった。*]
(72) 2022/09/26(Mon) 20:16:41
/*
ど、どうしていいか悩ましく……
だからお前はもてないんだ……！！！
いけめんむーぶができない……！
*/
(-50) 2022/09/26(Mon) 20:18:51
(-54) 2022/09/26(Mon) 20:49:55
あ、いや――…、
[ハンカチを渡せば、さらに涙がぽろぽろと。
こういう時、なんと言えばいいんだろう。
物語の中でなら、キャラクターに語らせるなら、
どんな台詞でも出てくるというのに。
現実の僕は、こんな時に浮かぶ台詞もないのだ。]
いいんだ。謝らないで。
[慰めるように肩に手を置きはしたものの、
やり場に困って視線は逸らし気味に。
きっと、泣いている姿を見られたくはないんだろうから。]
(79) 2022/09/26(Mon) 20:59:47
[逸らした視線は、彼女が磨き上げた写真立ての上で止まった。
そのうちの一枚には、仲睦まじい兄妹の姿が並んでいる。>>68]
……かわいい妹、泣かせるなよ。
[なんて、彼女の兄に内心文句を言ったところで始まらない。
泣かせたくて泣かせたわけではないのだろう。
その事情、今は狂おしいほどに知りたかった。]
(80) 2022/09/26(Mon) 21:00:14
いいんだ。
僕だって、助けてもらったから。
[湖月の言葉>>86に、目を細めて応える。
彼女には、なんのことかわからないかもしれないけど。]
(89) 2022/09/26(Mon) 21:28:20
[湖月の言葉>>90を聞けば、彼女と兄が
どれほど近しい存在だったかがよく分かる。
だけに、彼女の悲しみも理解出来る気がして――…、]
――――…、待って、湖月さん！！
[電話に出るという彼女の背に、声をかける。
おかしい。そんなはずはない。
だって――…、]
電気も電話線も、通じているはずがない……。
[そう声に出した時には、もう遅かった。
既に彼女は受話器を手に取っている。]
(94) 2022/09/26(Mon) 21:33:48
(-58) 2022/09/26(Mon) 21:49:21
[写真立てのあった部屋から、玄関近くの電話台まで。
その僅かなはずの距離が、やけに遠い。
足が重くなっている。
気付けば、自分の足元に白い霧が纏わり付いていた。]
湖月さん――！！
[彼女は一体誰と電話をしているんだ。>>101
そして、何に頷いた？]
そんな――…
駄目だ、行っては――…！
[行ってはいけない。
ただその一言が、今の彼女>>104には届かない。]
(108) 2022/09/26(Mon) 21:59:52
[彼女の姿を僕から隠すように、家の中にまで白い霧が漂っている。
玄関を開けていたのが悪かったのか。>>2
いや、どのような状況であれ、きっとこの霧は入り込んできたのだろう。
歩みを進めようとする足に、霧が纏わり付く。
まるでとりもちに引っかかった虫のようだ。]
――宵闇くん、イコマくん！！
[玄関前に居るであろう二人に向けて、声を張り上げる。
そこにはもう誰も居ないことなど、いまだ知らずに。]
(110) 2022/09/26(Mon) 22:00:29
危ないだって？
そう思うなら、行かないで――…
ねぇ、湖月さん。
僕は、僕は――……、
[嬉しかったのに。
一発屋と揶揄される昨今の自分をも、
全て受け入れてくれる君が。
作品の知名度だけではない。
全てを読んで、応援してくれているという言葉が。]
(111) 2022/09/26(Mon) 22:02:46
/*
>>*5
「やっと見つけた」かと思ったが、それなら一文字多いな。
なんだろう。
*/
(-62) 2022/09/26(Mon) 22:19:29
湖月さん！！！
[差し出された手>>119を掴もうと、こちらも必死に手を伸ばす。
あと少しで、指先が触れ合う――…
そう思った瞬間、彼女の姿は霧にかき消えた。]
――――…え、
[後には、静寂。
それまでの重圧が嘘のように消えて、
足はいつものように動く。
ただ――…もうそこに彼女の姿はない。]
(127) 2022/09/26(Mon) 22:37:19
なん……だよ、
もう足止めは不要ってことかよ……。
[数歩たたらを踏んだ後、その場に崩れ落ちる。
電話の近くにあった、もう一つのハザードマップ。
そこについていたはずの、赤い印。>>101
――今はもう、マップ自体が黒く塗りつぶされていた。]
(128) 2022/09/26(Mon) 22:37:50
小説家 深瀬賢は、メモを貼った。
(A37) 2022/09/26(Mon) 22:42:02
/*
別に人間同士でキリングしてもええんやで。
（前村で教師やってて、生徒に殺された人）
*/
(-70) 2022/09/26(Mon) 22:54:12
/*
いや、この場合人間同士とは言えないか……？
*/
(-71) 2022/09/26(Mon) 22:54:30
[けほ、と一つ咳き込む。
珍しく大声を出したからか、喉が痛い。
口の中も切ったようだ。
すぐに彼女を探さなければ。
そう思う反面、もう帰ってこないのではないか――…
そんな気がしていた。
嫌な考えを頭を振って振り払う。
とにかく喉の痛みを癒やそうと、ペットボトルのお茶を求め
荷物を置きっぱなしにしてある部屋――…
写真立てのある部屋へ。]
………………。
[仲睦まじい写真も、今見るのは辛い。
その場に落ちていたハンカチを、写真立てにそっとかけた。]
(139) 2022/09/26(Mon) 23:10:57
[荷物からペットボトルを取り出し、
血の味を胃に流し込むように喉を潤す。
まだ痛みは残っているが、ひりつくような感じは消えた。]
……探しに行かなきゃ。
[そう決意して、立ち上がる。
自分ではまだ気付いていない。
長く鋭く伸びた犬歯により、知らぬ間に口の中を切っていたことを。]
(140) 2022/09/26(Mon) 23:12:13
/*
探しに行きたいけど、外出たらどっちも大騒ぎなんだよなｗｗｗｗｗ
*/
(-76) 2022/09/26(Mon) 23:13:20
[玄関先には宵闇の荷物と生駒からのメモが置かれていた。>>100>>102
メモの内容を一読し、すぐ荷物の上に戻す。
少し前の自分ならば、なぜ勝手にどこかに行ってしまうのかと怒っていたことだろう。
だが、今は心が動かない。
喪失感からか、それとも別の要因に依るものか。
不思議と心は凪いでいた。]
(147) 2022/09/26(Mon) 23:37:34
―籠宮邸前―
[玄関を出れば、妙な騒々しさを感じる。
霧の中で"なにか"と戦う気配。
時折舞う箒が垣間見えはするが――…、]
うるさいんだよね。
[紅い目を輝かせ、霧の向こうを睨み付ける。
怪異にも動じぬ男からは、怪異と同じような気配が
滲み出ていたかもしれない。]
(148) 2022/09/26(Mon) 23:38:19
[数多の気配も気にすることなく、ゆっくりと歩を進める。
男の耳にはどこかから、軽やかな歌声が聞こえていた。
手鞠歌だろうか。幼い少女が歌っているようだ。]
一の神子様 人払い
二つ神子様 肉を召し――…か。
[肉を召す。まるで自分みたいじゃないか。
笑う口元が微かに光った。]
(149) 2022/09/26(Mon) 23:38:45
小説家 深瀬賢は、メモを貼った。
(A47) 2022/09/26(Mon) 23:45:11
/*
僕のせいで腕もげちゃったんならマジごめん。
*/
(-83) 2022/09/26(Mon) 23:50:32
[心当たりもないままに、一人夜闇と白霧に包まれた村を歩く。
もう怖さは感じない。
ただ空虚さだけが心を支配していた。]
湖月さん……どこにいるんだ……。
[そう呟いたところで、彼女に届くわけもないのに。
顔を上げて周囲を見渡したところで、霧に覆われて山の景色はおろか少し先の町並さえ見ることは出来なかった。]
(158) 2022/09/27(Tue) 00:11:36
/*
これだけフラグ建てておいて、生き残っちゃったらどうしよう。
グール生活をエンジョイするしか……。
（あれ？ よく見る気がするぞ）
*/
(-92) 2022/09/27(Tue) 00:23:52
[十一年前の正月。
家には帰らないことを電話で告げても、何の反応も無かった。
奨学金を貰う傍ら、バイトで学費を稼ぐ日々。
家を頼らずに生きていくことが、自分に出来る精一杯の抵抗だった。
十年前の正月。
いつ帰ってくるのかと、親から電話があった。
近所の人から作家デビューしたことを口々に褒められ、鼻が高いと言っていた。
最寄りの映画館でも死斑は上映予定らしい。
僕宛に見合いの写真がいくつも届いていると言われた。
帰る気はないとこちらから告げた。
たった一年
僕自身は何も変わらないのに、周囲の全てが変わってしまった。
両親も、彼女>>0:82も。
――…くだらない。]
(165) 2022/09/27(Tue) 01:39:14
[世の中には、宵闇のような生い立ちの人もいる。>>2:110
それを考えたら、自分はまだ恵まれているのだろう。
それはわかっている。
でも、写真の中で微笑む兄妹を見た時――…
彼女が、会ったこともない兄が、羨ましかった。
僕は笑顔の家族写真など、一枚も持っていない。]
(166) 2022/09/27(Tue) 01:39:48
[だからこそ、彼女を引き留めるのには迷いがあった気がする。
兄に会いたいと涙を零す姿を見ていたから。
あの電話がおかしいことは最初からわかっていたんだから、
肩に置いた手を離したりなどせずに、
力ずくでも引き留めれば良かった。
それが出来なかった自分の弱さを、今にして呪う。
せめて、彼女の魂が兄と共に健やかであればと願うばかりだ。
そうでないと知ったなら、きっとその時こそ 僕は――…。]
(167) 2022/09/27(Tue) 01:41:27
湖月さん……。
[呟いた声は、虚しく霧に溶けた。**]
(168) 2022/09/27(Tue) 01:42:10
小説家 深瀬賢は、メモを貼った。
(A52) 2022/09/27(Tue) 01:46:59
/*
>>165は大学時代付き合ってた相手のことを「彼女」と言ってて、
>>166からは湖月さんのことを「彼女」と呼んでいる。
写真が出てくるからわかるかなーとは思うのだが、文章的に変化をつけるべきだった。
反省。
*/
(-103) 2022/09/27(Tue) 02:27:10
―星捨村郷土史―
[星捨村は山と山の合間、山間にある。
その立地から、古くは何度も合戦が行われた。
土地の所有を巡り、多くの者が刃を交えた場所。
戦の後にはいくつもの屍が残された。
村の興りは、屍から金品を剥ぎ取る追い剥ぎ達が集まったことだと言われている。]
(179) 2022/09/27(Tue) 06:38:28
[かつての星捨村は豊かな土地であった。
山の恵みもさることながら、
数多の屍が眠る土壌は豊かな作物をもたらしたのだ。
だが、それも長くは続かない。
全国的な飢饉、食物不足が発生すれば、星捨村とてその例外ではなくなった。
他所の村と交流する為には、山を越えなければいけない。
豊かな実をもたらしていた星捨村の立地が、徒となってしまった。]
(180) 2022/09/27(Tue) 06:38:44
[飢えに耐えることに慣れていなかった村の民は、
一つの方針を決めた。
罪人を処刑し、食料とする。
そう。最初は贄とするのは罪人と決めていた。
だが飢えは次第に人々の心を狂わせていく。
罪人がいないならば、生み出せばいい。
いや、そもそも罪人である必要は――…？]
(181) 2022/09/27(Tue) 06:39:11
[飢饉の年には、村に偶然足を踏み入れた旅人を捕らえて食すこともあった。
いつの頃からか、近隣の村々では
このような噂が流れるようになった。
「星捨村には鬼が棲む」と。
穢れた魂が肉体を得て鬼と成ったのか。
それとも死して半身を失った鬼が魂となり彷徨っているのか。
今では誰にもわからない。]
(182) 2022/09/27(Tue) 06:40:24
[年月を経る中で新たな住民が入り、
今では鬼の血も薄れ、ほとんど残されてはいないだろう。
ただ、今でも当時から続く祭りは行われている。
今も星捨村の土には、数多の屍が眠っている――…。]
(183) 2022/09/27(Tue) 06:41:04
[これは世に出ることのなかった、星捨村の郷土史。
誰しも自分たちが鬼の末裔だと、人食いの子孫だなどと公にはされたくないものだ。
発行されなかった本の草稿が、
今も神社の一角に眠っているという。**]
(184) 2022/09/27(Tue) 06:41:37
小説家 深瀬賢は、メモを貼った。
(A53) 2022/09/27(Tue) 06:43:26
/*
死ぬ準備はいつでも出来ているぞ！！！
ラ神よ！！！！
*/
(-105) 2022/09/27(Tue) 06:51:49
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