59 【ホラーRP村】晩秋の怪
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
九条 叶多
―回想・学校前―
んー？
……そう、だよ？
[思い浮かべたろうそれは、自惚れじゃないだろうから。
そんな返しをして、微笑んで。]
ありがとね。
[お構いなく、と言われたのもあり。
それだけにしておいて。
直に聴いてくれている人と逢えるのは。
有難いことなんだよね、とても。]
【削除】 九条 叶多
―現在・トンネル前―
ぅぇ……？
[誰かそこにいるの？ と。
そう、聞こえた声。
……本物、なのかな。
また、騙されてないかな。
……どう、しよう。]
えっと……そう、です。
元いた人と、はぐれちゃって。
それで、ちょっと。色々、あって。
[霧の中、声を返す。
その先の姿は、まだ見えない。
へたり込んだまま。真っ白な霧の先を、じっと見つめて。]
九条 叶多
[雉笛さんに助けられ、少し気持ちの落ち着いて。スマホの確認をすると。
メールが一件、届いているのに気づく。
……サイレントマナー、普通のマナーくらいにしておいた方がいいかな。
そして内容を確認する。]
雉笛さん、宵闇さんって、知ってますか？
ツアー参加者の、男性で……YouTuberの方、で。
私がはぐれちゃった方なんですけど……トンネル、近づかない方がいい、って。
……ちょっと、遅かったですね。
[あはは、と乾いた笑いをする。
直前に起きたことへの、誤魔化しを込めて。何があったのか、雉笛さんに共有しておこう。
掲示板が、信用できないこと。]
九条 叶多
あ……。
[そうだ。
深瀬さん達は、トンネルに行くって言ってなかったっけ？]
深瀬さん――小説家の、男性。その人も、トンネルの様子を見に来ている筈、で。
……どうしましょう。ここにはいたくないです、けど。
メール……返信が来れば、いいな。
九条 叶多
『宵闇さんへ
カナです。はぐれちゃってごめんなさい。掲示板を見て、トンネルに来てしまって。
トンネル、来ちゃダメです。他の人にも、教えてあげて欲しいです。
掲示板も危ないのかもしれません。
今、雉笛さんという女性の方と一緒にいます。
宵闇さんは、大丈夫ですか……？』
『深瀬さんへ
カナです。今どちらにいますか？ トンネルには、向かわないでください。
掲示板の情報が、信じられないかもしれません。
籠宮さん、わかえちゃん、それにムツキさんは一緒にいますか？
どうか、お気をつけて。』
[無事に届きますように。
そう願って、メールを送った。**]
九条 叶多
あはは……。そういう人達だからこそ、なのかもしれませんね。
[そのツアー、という口ぶりから。雉笛さんもツアー参加の方じゃないみたい、と理解をして。]
はい。怪我は、大丈夫です。
[バイクは駄目になっちゃったけど。
……ギター、気を配れなかったけど壊れてないかな。背中にあるのを忘れる程馴染んでいるのは、いつも背負っているからだけれど。
離れようとしたところで、マナーにしたスマホが振動する。
メールが届いたのを確認して。そのチェックは、離れながらにすることにした。]
九条 叶多
目的……そう、ですか。
[目的のなく、なんとなくでツアーでもなく星捨村に……？
廃墟趣味の私よりも珍しいそんなことあるかな……？
…………雉笛さんもしかして結構面白いタイプの方ですか？]
あ、右利きです。
[そんな頓狂な思考の最中、利き腕と訊かれて素直に返し。
手を繋ぐためかな、とは。想像のついて。]
……私、宵闇さんとは手を繋いでいた筈だったのに、いつの間にか離れちゃっていたんです。
繋いだ方が良いでしょうけど、それでも気をつけないと、いけないかもしれません。
村の中心、は。行ってみましょうか。誰かと逢えるかもですし、その方が良いでしょうし……。
[ここにいたくない。それが何より、強く。]
九条 叶多
[こくり、と頷き手を繋ぐ。
……人と手を繋ぐのに、安心がある。
ば、バレてた……！ と、変な人とまでは思っていなかった内心を当てられたように。
雉笛さんがここに至った所以を聞いて。]
なる、ほど。元々……だったんですね。
[それに対して、下手に言葉は返せない。
その胸中を慮ることのできるほど、私は大人じゃないから。]
九条 叶多
霧……そんなことが、あったんです、ね。
イコマさん……確か掲示板で名前を見た……。
[私が宵闇さんとはぐれてしまったのも、この――未だに濃く漂っている、霧のせいなのかもしれなくて。
そうだとすると、やっぱり。この霧の最中にいるうちは、安心なんてできないのだと。
再確認する。]
トンネルは……そう、ですね。
――解決、が。あるんでしょうか？
[どうにかなる、の言葉に。
解決する手段がある、なんて。そんな希望を、ふと抱いて口をついた。]
九条 叶多
他の人と合流……できていると、良いですね。
[まさかその際に、技をかけるなんてやり取りがあったのはつゆ知らず。]
ん……っと、え。
地震が起こって、ない？
[そんな筈は、と自分でも調べ。それが事実、と認めて。]
……あれは、地震じゃなかった、とか。
そんなこと、あったりします？
それこそ。
あれで私達が”迷い込んでしまった”とか。
[あの揺れの際の感覚と、地震が起こっていない、という情報とを繋いで。
浮かぶのは、そんな想像。
もしそうなら、普通に脱出なんてできないということになってしまうけれど……]
九条 叶多
[感覚を信じるなら、信じたくないものを信じることになる。
それへの忌避から、その話題は切って。]
……はい。お家、ですよね。
見え方――普通、もう少し前からぼやけて、見えて良いと思います、けど。
……普通、なんて考えるのは。今更、でしょうか。
[民家。その中が安全だなんて、都合の良い信じ方をしてしまいたくなる。
苦笑をなんとか一つ、作って。答えた。]
九条 叶多
[明るさ。……普通に考えるのなら、人がいて灯りをつけている。
けれど、この村にはもう、電気の通っていない筈で。
――中の人が、スマホや懐中電灯の灯りなんかで照らしていたとして。
外から明るいと分かるくらいに、照らせるものなのかな？]
……どっちが安全とは、言えないと思います。
その、上で。
……霧ではぐれて、また一人になっちゃう方が。
怖い、です。
[感情から、“嫌”と言っただけのそれ。
繋いだ手を、再度ぎゅっと握るように。
もう一度、同じような目に遭ったなら。きっと――だから。]
九条 叶多
[こくり、と雉笛さんに頷き。
民家へ赴く。
表札の確認、雉笛さんと一緒にいる今ならもしかして、と思ったけれど。
その結果は、与えられず。]
鍵は……ですよね。
電気は……あはは。今更、ですもんね。
[異常の一つであることは、保証されてしまって。
諦念を抱きながら、中に入ると――廃屋らしくない様相に迎えられて。
雉笛さんの言葉を受けて、倣うように言葉を続けた。]
お邪魔、します。
九条 叶多
……はい。
[雉笛さんに、強張りを窺って。
――扉が閉まる前、一瞬。背筋をつぅ、となぞられたような悪寒がした。]
落ち着ける……でしょうか。
[そうして中に入ってみると。
……なんか、懐かしいと言うか。私からすると、日曜の夜にテレビで観る感じの様相が広がっていて。]
……セーフティエリア？
落ち着けちゃいそう、ですね。見た感じは。
[それで安心して良いのかは、疑問のあるけれど。
この村に来てから一番、安らぎに近い空間なのは確かで。]
九条 叶多
[こくこく頷き。
ずっと背負っていたギターケースを降ろし、足を伸ばして座り大きく息を吐く。……はしたないかな？]
あ、えーっと……。
[言い淀む。
理由らしい理由がないのは、私がダントツだったから。
かと言って。ここで言わずにいるのは、深刻に受け止められてしまいそうで。]
あのー……私、廃墟を訪れる趣味がありまして……。
……曲を作るのに捗るんです。
それで今回も、軽い気持ちで来てみたら……こんなことに……。
[どうしよう。自分で言ってて情けなくなってきた。
なんで私はこんなことになってるの……？
耐えられなくなって、恥ずかしさから顔を覆ったり……。]
九条 叶多
災難……は、そうですね……。
[顔を上げ。
状況が絶望的なのは、二重三重にそうなのだけれど。
……私に所以がないからこそ。きっと希望を、捨てちゃいけない。]
あ……ふふ。はい、そうですよー。
[結構有名になってるんだ。……思ってたよりだった。嬉しい、かな。]
九条 叶多
……お言葉に甘えて。少しだけ、仮眠を取ろうと思います。それで、無事に仮眠の取れたなら――
[歌手としての私を、知ってくれていた。その事実が、こんな思考を抱かせたのかな。]
ここが安全だって伝えるために、歌ってみたりしても……いいかも、しれませんね？
どこまで聴こえるか、分かりませんけど。
[掲示板が信用できず、メールは今のとこ大丈夫そうでも……不安だし。それに、ここの位置が分からないから。
そんな提案を、冗談混じりにしてみて。
雉笛さんが見守ってくれるのなら、有難く眠りについちゃいます。**]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[抽出解除]
フィルタ
生存者 (13人 130促)
犠牲者 (1人)
処刑者 (0人)
突然死者 (0人)
見物人 (0人)
発言種別
一括操作
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
※当サイトは日本国内専用です。
海外からの操作・閲覧は保証しかねます。
管理人 by milk_sugar/Yuchica
副管理人 by マオ
星狩りの国告知用Twitterアカウントはこちら
副管理人連絡用Twitterアカウントはこちら