59 【ホラーRP村】晩秋の怪
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【独】 精神科医 佐田春陽
/*
NPC、よくあるのかしら。
三連続NPCとか見たことあるけど、確定したらロル落としたいと思います。
運悪っ！落ちたくないときに落ちる運命なのか私は。
まあ誰かが逝くしかないもんな、寂しいけれど、さようなら。
*/
【独】 精神科医 佐田春陽
/*
墓落ちの運命でも、せめて今一緒にいる百千鳥さんと捨丸さんは怪奇現象から守って見せるぜ、任せろ。
百千鳥さん！妹の霊は私が引き受けます、あなたは生き延びて！
捨丸さん、百千鳥さんをお願いします、私はあなた達を出来る限りの力で守りますから…！
*/
精神科医 佐田春陽は、 高校生 卯月 奈美 を投票先に選びました。
精神科医 佐田春陽
ー民家付近にてー
[女性に引き留められ、わずかな間考え事をしていたときだった。>>1:218
どさり
鈍い音が聞こえて。
慌ててそちらを見ると、百千鳥さんが倒れていた。>>1:226>>1:227]
百千鳥さん！大丈夫ですか！？
[捨丸さんも、共に駆け寄っただろうか。
ともかくも、私は彼女の側へと近寄り、彼女の身体を抱え起こす。]
冷たい…
[熱があるというわけではなさそうだった、むしろ、身体が酷く冷えきっている。
どこか暖かい場所に移動させなければ。
脈も心臓の鼓動もあるようだった、ただ体温だけが冷えた金属のように、異様な冷たさを主張していた。]
精神科医 佐田春陽
[怪奇現象のこともある、なるべくならここに留まっていたくはないが、しかし、無闇に動かすのも危険な気がした。]
…本当なら、今すぐにでも診ていただきたいのですが。
心情的には安静にできる場所へ移動した方がいいと考えています。
この極限状態で心身共に疲れてしまったのでしょう、身体も冷たいですし、暖がとれて、休息できる場所に移動したいと考えています。
ですが、私は専門ではありませんので、医者の方が動かさない方が良いと仰るならば、この場で出来る限りの介抱を行います。
どう思われますか？
[そう、指示を仰いでみたが、返答はどうだったろうか**]
精神科医 佐田春陽
[百千鳥さんを助け起こせば、その声は聞こえなくなった。
いや、かすかに、まだ聞こえている。
それでも、手に暖かさが伝われば、多少は気にならなくなるはずだった。
百千鳥さんの身体は冷たい。
女性に指示を仰ぐ間も、私の耳元では声がしていた。
もう、疑いようもなく、私の妹、春夜の声だ。]
…私は帰る。
そう、ここが、この村が、この土地が私が生まれて還っていく場所。
分かった、でも、百千鳥さんを連れていくのはやめてね…
別に春夜の代わりにしようとしたわけじゃない。
ただただ、彼女と一緒にいると安心した、それだけなの。
[そう、声に呼びかけて。
私は百千鳥さんを手を握ったときと同じようにしっかりと抱き直した。]
【独】 精神科医 佐田春陽
/*
なんと独りよがりなホラー演出。春夜の演出ばっかしてても仕方ないだろ！
そう、他の参加者さんたちにも何か投げたい…でも介抱してからじゃないと掲示板覗く気にならないんだよ…
*/
【独】 精神科医 佐田春陽
/*
いや、墓落ち決まったし、やりたいことはやるべきだべさ。
春夜に引っ張られるんだろうし、影響も強くなってるからってことで掲示板に書き込んでしまえ。
*/
【赤】 精神科医 佐田春陽
AKATUKI
『こんにちは、皆さん、状況はいかがでしょう？大事ないでしょうか？
現在、霧が出ているようですが、この霧はこの時期、急な冷え込みが起こった際、村の周囲から山の麓の街にかけて発生する自然現象です。
廃村という立地もあり、何か起こるのでは、と不安になる気持ちも分かるのですが、過度な心配はパニックを引き起こす原因になったり、心的不安から幻覚、幻聴などを引き起こす可能性があります。
あまり不安にならず、落ち着いて行動を心がけるようにしてください。
不安な方は連絡してください。繧上◆縺励?多少なりとも、この村についての知識があります。
避難場所のこともあるので、迎えに来てほしい方は遠慮なく書き込みを下さい。
繧上◆縺励′繧?縺九∴縺ｫ縺?″縺ｾ縺
縺ｿ縺ｪ縺輔ｓ繧ゅ↑縺九ｈ縺上＠縺ｦ縺上□縺輔＞縺ｭ
追伸
トンネルは無事とのことなので、まだ宿泊場所の決まっていない方は、バスに戻るのも一考の余地があるでしょう。
縺ｯ繧?￥縺ｿ縺ｪ縺輔ｓ縺ｫ繧ゅ≠縺?◆縺?〒縺』
精神科医 佐田春陽
[百千鳥さんを介抱している中、携帯など当然見る余裕はなく。
しかし、私の携帯から、覚えのない書き込みがされていることを、私は知らない。]
精神科医 佐田春陽
>>22
[心当たり、あるにはあるが、それは落ち着いたら話すことにしよう。
それよりも今は、百千鳥さんの容態が心配だった。
医者の女性が容態を確認して、大事がないと知り、ようやく一つ息をついて。>>25
尋ねられた質問や、提案に答えを返す。>>24]
バスの中でお見かけしましたね。
私はそのとき、考え事に耽っていて、あまり周囲の方に自己紹介をしていませんでした。
今考えれば、情報共有のためにも、きちんと皆さんに名前を伺っておくべきだったと思います。
自己紹介もなく、失礼しました。
私は精神科医として働いております。佐田春陽と申します。
この女性は百千鳥かなえさん、私と一緒に救助を行おうと同行してくださっていました。
棒状のものがあれば簡易担架も作れたのですが、大事ないということであれば、確かに安全な場所で意識を取り戻すまで休んでもらうのが一番でしょう…彼女のことを抱えられるでしょうか。
[簡易担架を作ることを考えたのは、ひとえに移動のためだ。意識を失った人間を抱き抱えて移動した経験はない。
あまりに重たいのなら、苦労するかもしれないと、そう考えていた*]
精神科医 佐田春陽
アルミシートに百千鳥さんを寝かせて、両端を持つということもできますが…
[いや、棒状のものがない以上、不安定だ。
力のある男性二人ならともかく、もし自分が、もしくは相手がバランスを崩して落としてしまったらと考えると…両方とも医療に従事する者として最低限の力はあるつもりだが…実行する気にはなれなかった**]
【独】 精神科医 佐田春陽
/*
お伺いを立ててないで移動するべきかと思ったのですが、気絶した人間をおぶるのも抱えるのも若干の不安があり…お許しください
*/
精神科医 佐田春陽
ー移動・どこか休息できる場所へー
>>29>>30
[捨丸さんに指示を仰ぎ、返ってきた答えに従って、百千鳥さんを移動させる。
移動が難しいということならば、誰かに呼びかけて手伝ってもらったかもしれない。
とにかく、私達は近場の休息のとれそうな建物へと移動した。
霧が濃く、そこがどのような施設かは、分からなかったのだが。
屋根があり、壁があり、雨や風からは守られる。
百千鳥さんを寝かせられる十分なスペースがあり、捨丸さんという医者もいる。
怪奇現象に襲われたとしても、身近に頼れる人がいる。
百千鳥さんや捨丸さんには今のところ大事なく、万一何かあっても、多少ならば私も力になれるはず。
そんな状況を確認して、とりあえず、何とかなるのではと、そう思った。
少なくとも、二人は**]
【独】 精神科医 佐田春陽
/*
むむ、もっと皆さんとエンカウントしたいのだが、難しい予感。
ふかせんせーとかとごっつんこ、してみたいんだけどな、エンカウント歓迎してるし。
というか、もう、皆に会いたい。
でも、流れ的にも立地的にも難しそう、行けたら、行けそうな人のところに行く、かな。
*/
【独】 精神科医 佐田春陽
/*
仲良し、いいですね。このまま親友になってほしい。
佐田さんはどうするかって？
やりたいことがあるので、返答を待ちつつ、出来る限りやっていく、ですかね。
最初の入りが遅かったから誰とも接点が作れていない。
多少話して墓落ち、という流れにしたい気持ちはあるが、さあどうかな。
捨丸さん、百千鳥さんとの交流も大切にしたいので、やっぱり行けたらかな。
くっ、色々お話している人たちと一度は合流してみたい…！
怪奇現象にぶち当たり組とエンカしてみたい。
*/
【独】 精神科医 佐田春陽
/*
掲示板確認して、あれ、この書き込み何…？って流れからの訂正、他の人大丈夫か？って見に行くのはやりたいかもしれない。
*/
精神科医 佐田春陽
ー休息をとれるどこかにてー
[百千鳥さんを寝かせて、捨丸さんとわずかに会話をしただろうか。
食事の準備も殆どせずに村に入ってしまったが、私の鞄の中にはお供え物として持ってきていた、お饅頭やクッキー、ジュースが入っていた。
食事としては適していないが、何も食べないよりはましだろう。
それに、お供え物用のお菓子だけで、大分量がある。
妹や家族に恨まれ、呪われているのではという強迫観念から、せめて、お供えをすることで解放されればと、つい大量に買い込んでしまったのだ。
いくらか食べたところで、支障はない。むしろ、こんなに持っていても重たいだけだろう。
私はチョコレートの箱を開け、数個つまむ。
よければ、と捨丸さんにも勧めた。
そうして、時間を過ごし、ふと、他の人の動向が気になって掲示板を覗いた。
そこに書かれていたのは身に覚えのない書き込み。
慌てて、訂正の書き込みを行おうとした。]
【赤】 精神科医 佐田春陽
AKATUKI
『縺吶∩縺ｾせ繧薙?蜈医⊇縺ｩ縺ｮ投稿縺ｫ縺､縺?※縲内容を險よｭ｣縺輔○縺ｦ縺?◆縺?縺阪∪縺吶?
縺薙?霧は自然現象縺ｧ縺ｯ縺ｪ縺?°縺ｨ思われます。
もう、何となく察していらっしゃる方もおられるかと思いますが、通常の霧縺ｨ縺ｯ驕輔＞縺ｾ縺吶?
なるべく単独行動繧帝∩縺代?隍?焚莠ｺ縺ｧ陦悟虚縺吶ｋ繧医≧心がけてください。
とにかく、一人に縺ｪ繧峨↑縺?ｈ縺?↓縲』
精神科医 佐田春陽
[書き込まれたのは、文字化けした文章。
これでは正確に意図が伝わるかも分からない。
これ以上、他の人を混乱させるようなことになるのは避けたい。
訂正したいが、同じようなことになるなら無駄だろうと考えて、他の人に会ったなら、その場で直接、あまり人と離れて行動しないようにとそう伝えることにしよう。
そうして、掲示板を見るのをやめてしまったから。
私は自分のアカウントから、また身に覚えのない返信がされていることに気づかなかった。]
【赤】 精神科医 佐田春陽
ー返信ー
>名無しの宵闇 ｻｻｸｯﾃﾛ
AKATUKI
『今から行きます。もうすぐ会えます。
待っていてください。
ありがとう。
これでかえれる。
ありがとう。
待ってて。
迎えに行きます。』
【独】 精神科医 佐田春陽
/*
ぐわー、浄化されるー。
そうですね、神社の鈴の音は神を降臨させるものっていうのは聞いたことがありますね。神楽鈴なんかもそうだったかな？（うろ覚えの知識）
*/
精神科医 佐田春陽
>>75
[携帯を見るのをやめて、チョコレートをつまみながら、これからどうすべきかと思案していると“小さな女の子”という単語が耳に入った。]
小さな女の子？
ツアー客の中には、姿が見えなかったような気がするのですが。
私の記憶違いでしょうか？
[そう、捨丸さんの方へと向き直る。
高校生、大学生くらいの女性は見かけたが、明らかに幼いといえる姿はなかった。
連絡が来ているのなら、同行者もいるのだろうか？
しかし、それでも、幼い少女をこの村に居させたくはない。
せめて安全な、そんな場所は存在しなくとも、出来る限り安全が確保できる場所へ移動させてあげたいと、そう思う。**]
【独】 精神科医 佐田春陽
/*
これ分かりづらいかもな、なんて思うので、ここで。
AKATUKIのアカウントは現在二人の人間が動かしていて。
一番最初の避難場所の文は春陽。
二番目の霧は自然現象だよの文は春夜。
三番目の文字化け文は春陽。
四番目の宵闇さんへのお迎え文は春夜。
一番目でもトンネル抜けてバスに行けって書いてるから、二番目と分かりづらいよねと思うけど。
さすがに怪奇現象の話を聞いて納得してるのに、幻覚とか幻聴とか書かないよね（でもPC的にはトラウマに悩まされてるし、精神科医だしで書いてもおかしくはない内容）
二番目は春夜が春陽に成りすまして書いてるとこは文字化けなし、本心は文字化け有り。
三番目で春陽から完全にアカウントの主導権を乗っ取り、成りすます必要性がなくなったから四番目では本性を現すと、そんな感じかな。
宵闇さんメモ>ちびった。ありがとうございます。
*/
精神科医 佐田春陽
>>88
[捨丸さんに幼い少女について質問していたとき、物音がして、そちらを見ると、百千鳥さんがふらふらと歩いているのが見えた。
まだ、足元も覚束ないように見える。
無理して動く必要はないのだと、彼女の方へ近寄ろうとして、酷い頭痛に襲われた。
いや、それは、頭に響く声だった。
もはや聴覚を介することなく、意識に直接語りかけてくる。
もうすぐだよ
わたしは、あたまを、かるく、おさえて、百千鳥さんのほうへと、方へと歩く。
しっかり、私がしっかりしなければ。
一つ、軽く頭を振れば、多少は意識が明瞭とする。]
百千鳥さん。目が覚めましたか。
[そう、彼女に声をかけて、軽く彼女の肩へと手を置いた*]
精神科医 佐田春陽
[恐らく、私たちに、永久の別離が迫っているのだろうと、百千鳥さんの言葉を聞いて明確にそう感じた。
彼女が見たのは、春夜の夢なのだろう。
私に置いていかれ、家族と共に10年の間裏切られた、妹の記憶。
私は春夜の元から去り、いなくなった。
そして今度は彼女の元を去り、いなくなることになる。
しかしそれも、仕方のないことなのだろう。
置いていった妹が、私だけでなく、同行した他の人も取り殺すというのならば。
私が破った約束で、他の人が死んでしまうというのならば。
遅まきながらも約束を果たそうではないか、それで、妹が満足するのなら。
そもそも私はかえるべきだったのだ、この村の人間として。]
精神科医 佐田春陽
>>137>>140
[そう考えて、私は彼女の側から離れるか逡巡した。
触れた肩からは暖かさを感じない。
感じないように、思えた。
私の手が酷く冷えきっていて、彼女のぬくもりでは暖かさを取り戻すことができなかったのかもしれない。
いや、私の手が触れた彼女に変化は見られないから、私が暖かさを感じることができなくなってしまったのかもしれなかった。
私がいなくなってしまうような気がしたと、それでこんなに不安を感じている女性から、手を離すのは気が引けたけれども。
いずれ離れねばならないのだと、肩に触れた手をそっと離して、話しかけた。]
百千鳥さん、体調の方はどうでしょう、不調はありませんか？
今、少し休息をとっているところです。
何か口に入れることができるならば、チョコレートなどもありますので、食べませんか？
チョコレートが嫌というならば、お饅頭などもありますが。
[そういいながら、鞄の中からいくつかのお菓子を持ってくる、果たして食べてくれるだろうか。*]
【独】 精神科医 佐田春陽
/*
いいな、深瀬さん周りのこのやりとり。
とてもほっこりするものを感じるぜ。
二人とも、お互いにちょっとごめんって言ってるの微笑ましいね。
*/
【独】 精神科医 佐田春陽
/*
そして墓落ちまでにあまり他の人とは交流できないかも、と覚悟を決め始めた。まだ分からないが。
バスの中、回想ねじ込んどけばよかったかな、いや、他の人大変になっちゃうよね。
でもバスの中で本当に交流作らなかったから、エンカしなかったら縁がないままだ、どっかで行けたらいいな。いいなぁ。
*/
精神科医 佐田春陽
>>161
[彼女の嫌な予感は、きっと当たる。
行かないでという言葉に頷くことはできない。
きっと戻ってくると約束することも、またできない。
私は行かなければならない、そして、戻ることはないだろう。
涙を流しながら、ぽつぽつを言葉を紡ぎ、私が好きだと言ってくれる彼女。
彼女を現世に引き留める縁としての私が、存在できなくなるのは残念だけれど。
その彼女を繋ぎ留める手すら、こんなに冷たいのだから。
この冷たい手は、彼女を現世に繋ぎ留める楔としては、あまりに脆く心細いもののように思われるから。
こうして離れた方がいいのだ。
千切れかけた命綱に全体重を預けたら、後は落ちていくだけなのだから。]
私は他の方の安否も気になりますので、どこにも行かないということはできません。
けれども百千鳥さん、あなたの暖かな手は、私以外の誰かと繋がれることも、きっとあります。
人を恐れないで、あなたは勇敢で優しい、自分を信じてください。
そして自分が信じたいと思った人を信じて、沢山の人を信じてください。
精神科医 佐田春陽
あなたを助けてくれる人はいます、頼りになる人もいます。
中には恐ろしい人もいるかもしれないけれど、けれど、それだけではないから。
私は行きます、百千鳥さん、ごめんなさい。
けれど今、私が言ったことを覚えていてください。
世界に存在するのは、私だけではない。
真実を探求する心を持ち、それを見抜く目を持つあなたなら、沢山の信頼できる人に会えると思います。
だから、人を恐れないでください。
[百千鳥さんに声をかけている間、聞こえた声にそちらを向く。>>168
捨丸さんはどこか現実味を感じていないような顔で、それでも心配してくれているのだろう、身を案じる言葉をかけてくれる。
ありがたかった。
心の底から、それがありがたかった。私は口を開く。]
はい、気をつけます。
捨丸さんもお気をつけて、できるならば百千鳥さんのことを頼みます。他の方も見かけたら、なるべく合流して行動してください。
[そう、この状態でも他者を気遣うことのできる捨丸さんに頼み事をして、私は荷物を持ち、民家の外へ向かうことにした。**]
【独】 精神科医 佐田春陽
/*
ごめんね百千鳥さん、無責任かもしれないけれど、でも確かにあなたは信頼できる人と手を繋げる人だと思うんだよ。
ああ、自分死ぬのかもしれないというのが確信に変わった時点で自分を慕ってくれている人と一緒にいる選択肢はなかったんだ、ごめんね。
捨丸さんも百千鳥さんのことを一方的に託してしまい申し訳ありません。
でも、捨丸さんなら単独行動とかなさそうなので、もし私が他の方とエンカできずに死んだところで他の人たちと出会ったときにいい感じに合流してくれるかと。
そしてエンカできそうなら他の人と若干エンカしてから死にたいです。
*/
精神科医 佐田春陽
ー民家からどこかへー
[引き留める声があっただろうか、ついてくる足音があっただろうか。
どちらにせよ私は民家を出て、濃霧の中に一歩踏み出した。
やはり声がする。私を呼ぶ声だ。
その声に導かれるようにして歩きかけ、足を止めた。
そうしてしばし考えて。
イコマという人の掲示板の書き込み、それからあまり掲示板で見かけたことのない人の書き込み。
二人がトンネルが塞がっていないと、そう言っていたのを思い出し。
トンネルの方向へと足を踏み出しかけて、またもや止まる。
宵闇さんという人がトンネルの書き込みについて、疑問を呈していたのを思い出した。
ぐるぐると思考は巡り、足の向く先も迷う、そして私は迷う内にどこかへと、どこかへと歩を進めるのだった。]
精神科医 佐田春陽
ー濃霧の中でー
[どこに誰がいるのか分からない中で、私は歩いた。
行方が分からなくなっている少女を探すためでもあり、他の人の安否を確認するためでもある。
こっち
役場を遠目に見たような気がして。
はるひ こっち
工場を見たような気がして。
まってるよ
学校を見て、田畑を見て。
いまもずっと
どう考えても、見えてくる順番も、距離も、立地もおかしかった。
それでも私は歩いた。誰にも会えないかもしれなかったけれど、誰かに会えればと思っていた。]
【独】 精神科医 佐田春陽
/*
うーん、これ、会いに来るのかな。
死ぬところめっちゃ見せたくないんだけど、どうすればいいのか。
死ぬ前に少し他の人と話して、捨丸さんや百千鳥さんをお願いしますと、そういう風にしようと思っていたところもあるのだが。
どうしよう、他の人とエンカできそうになかったら大人しく死亡ロルする予定だったのだけども。
場合によっては百千鳥さんとエンカするべきなのかな。
うん、でも、場合によるかな。
*/
【独】 精神科医 佐田春陽
/*
死亡ロルエンカは個人の自由なのかな。分からない。
分からないけれど、可愛い女の子に死亡ロルを見せていいものなのか。
これが百千鳥さんが一緒に死亡選ばれてたら、また別だったんだけどな。
初めてだしな…なるようになると思うしかないか。
*/
【独】 精神科医 佐田春陽
/*
これ多分遭遇するかな…うっ、もう辛い。
あんまり見せたくないのよ。
でも百千鳥さんの気持ちも分かる、好きって言ってくれたから離れそうにないよねとは。
でもこちらも辛い、見せたくないよー！！
*/
精神科医 佐田春陽
ー佐田実家ー
[歩いて歩いて、そうして辿り着いたのは、私の家。
そうだ、私はここに帰らなくてはいけなかった。
鍵を使って、家の扉を開ける。
中は思いの外綺麗で、外から見たような経年劣化もなかった。
いや、何もかもが10年前の、私がこの村を出ていった日と同じだった。
家族がいた。父が、母が、妹が私を待っていた。
私は帰ってきたのだ。]
ただいま。
[父も母も笑う、妹も笑う。そう、私は帰ってきた。
帰ってきて、家族を還したいと願っている、私も還るから。]
精神科医 佐田春陽
[全てやってはいけないと、分かっていたことだった。それでも。
私のために用意された椅子に座った。家族は安堵したようだった。
私のために用意された料理を食べた。とても美味しかった。
私のために用意された贈り物を受け取った。中身を見ることはできなかった。
酷く手足が冷たくて、眠たかった。
それでも私は帰ってきた。全てはそうなるべきところに収まった。]
父さん、母さん、春夜。
私はこれから、皆と一緒にいるから。
どうか黄泉へ還ってください。おねがいします。
[死者を現世に呼び戻し、その死を慰め、黄泉路へと還す。
詳しいところは、私は知らない。
それでも私にできるのは、これが精一杯だったから。
本来あるべきだった形を取り戻すことで、未練が晴れるなら。
そして、黄泉路へ還すことができるなら。]
精神科医 佐田春陽
[声が聞こえた、家族の、妹のものだった。
それは今まで感じていたぎこちなさを感じることはなく、とても流暢な、違和感のない声だった。]
精神科医 佐田春陽
勿論、還るよ。
私も、父さんも、母さんも、春陽も。
家族一緒にいるべきだ。
でも、扉は開かれた。境界も薄れた。
還らなければならない人は、他にもいるんだ。
春陽と同じように。
私たち、皆、一緒にいなければ。
危害を加えたいわけではないんだ。
ただあるべき姿に戻りたい、それだけなんだ。
精神科医 佐田春陽
分かるだろう？
分かってくれ。
私たち家族には春陽がいても、それで慰められても。
他の人たちはそうではないんだ。
他の人たちもかえりたいんだ。
かえしてくれる人を、共にかえるべき人をずっと待っていたんだよ。
私は迎えに行く、迎えに行かなければならない。
約束したから。
精神科医 佐田春陽
[手足は冷たいを通り越して、動かなくなっていた。
思考も声が響く内に、しびれるように不明瞭になっていく。
それでも、やめて、そう思う。
死者の慰めのために、生きている人を巻き込むのは。
声は出なかった。瞼が落ちる。もう、視界には何も映らない。]
精神科医 佐田春陽
[古びた民家の中、埃まみれの居間で、椅子に座り、ぐったりと事切れていたはずの女の身体が、ふいに起き上がる。]
慰めのためではないんだよ。全てはあるべきところへ戻るだけなんだ。
[口は重たかった、手足も重い。身体は冷たく、心臓の鼓動は聞こえない。]
きっと分かるよ。
…春陽、お疲れ様、よく帰ってきたね。お疲れ様。
私も約束を果たしたら、すぐに還ろう。
春陽がちゃんと、約束を守ってくれたように。
無駄な犠牲は出さないよ、約束する。
[そうして女は重たい身体を動かし、歩いた。
動くはずのない身体は、そうして村の中へと彷徨い出ていった。**]
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