59 【ホラーRP村】晩秋の怪
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迷い子 桜井 新恵（わかえ）は、 高校生 卯月 奈美 を投票先に選びました。
迷い子 桜井 新恵（わかえ）
湖月さんっ。深瀬さんっ
[真っ白な視界の中、もう１度、２人の名前を呼ぶ。
けれども、返事はなく……]
はぐ、れた……？
[再び、迷子の２文字が頭に浮かぶ。しかも、今回は、自分から湖月さんの手を離してしまったのだから、完全に自業自得の迷子である。
――実際のところ、自分が離してしまっても、湖月さんも手を離さなければ、彼女の元から離れる事は出来なかった事に。彼女が手を離してしまうような何か >>2 があったなんて事に気づく事はなく――しゅん、と落ち込む]
ワルイコ、しちゃった……
[しょんぼりと呟いて……どうしよう、と思う。
迷子になったら動かない。なんて、よく聞くけれど、それは、探してくれる誰かがいるなら、で……自分には関係ない話だから。
ママは絶対に探してなんてくれないし、……ワルイコしちゃったから、湖月さん達も……]
きらわれちゃったら、ヤだな……
[呟いた声が、じわりと、濡れた]
【独】 迷い子 桜井 新恵（わかえ）
/*……全く昼間入れなかった分、RP進ませないと、って思うのに……神社組が、楽しいｗｗ >>67 とか >>125 とか、とても好きですｗｗ*/
迷い子 桜井 新恵（わかえ）
[どうしよう。ともう１度、心の中で呟いて……１つ、思いつく]
自分で、ちゃんと、合流出来たら……
[そうしたら、ワルイコしたのを、無かったことに出来るんじゃないか、なんて。
そんな事を考えて、もう１度、辺りを見回し……]
あ。
[霧の向こうに、ちらりと、小さく光が見えた気がして、声が零れた。
湖月さんは、私と、深瀬さんと手を繋いでいたから、両手は塞がってて……なら、あの光は、深瀬さんだろうか。
どちらにしても、深瀬さんと湖月さん、一緒に居るんだろうと、疑う事なく
ぱたぱたと、ちらりと見えた光を追いかけた。
それが、実際に彼が進んだ方向 >>7 とは、真逆である。なんて、知る由もなく……]
迷い子 桜井 新恵（わかえ）
[小さな光を追いかけて、見失って立ち止まり……また、見つけて、追いかけて……それを何度も繰り返し……気が付けば、大きな家の前に立っていた。
村の地理を知るのなら、そこが、村の西の外れだと分かったかも知れないが、そんな事を知る訳もなく……
確かに、家の中に入っていったように見えた光に、首を傾げる]
……トンネル、行くんじゃ……？
[その光の主が、深瀬さんだと疑いもしないまま、呟いて。ふと、先程見た、スマホの画面を思い出す]
トンネル、ふさがってない、って、分かったから……？
[それでも、なんで、ここに？ とは思うけど、でも、なんとなく、自分の中で納得は出来るもので……]
あっ
[少し、ためらった間に、また、光を見失ってしまう。
そうしたら、追いつけなくなってしまう、と。そう、焦って、大きな家の中へと飛び込んだ]
【独】 迷い子 桜井 新恵（わかえ）
/*……この大きい家、村長の家とかだったりするのかな？ とは思いつつ……
っていうか、みうさん、貴方も勝手に動き始めたな。私、ママの実家、は想定してても、そこは想定してなかったぞ。いや、手綱離したのは私なので、浮かんだシーンを綴りますけれども……
でも、あれだ……やっぱ、他の方が紡ぐRPと関わらせていただくと、魂生まれて成長するの早いなぁ、としみじみ
……半分関係ない独り言、すみませぬ*/
【独】 迷い子 桜井 新恵（わかえ）
/* ……ただ、ほぼアドリブで、浮かんだままに動かすの、どっかでポカしてそうで、中の人的には、めっちゃ、どきどきひやひやしてる…… */
迷い子 桜井 新恵（わかえ）
……深瀬さん？ 湖月さん……？
[暗くて広い、家の中を歩く。霧はさすがに建物の中にまでは、入ってきてないようで、家の中は、暗いけど、ライトを向ければ、光が届く範囲はよく見えた]
どこ……行っちゃったんだろう……？
[小さく呟いた自分の声が、嫌によく響く。怖いくらい、静かだ。きっともう２人、この家のどこかにいるはずなのに……
そんな事を考えつつ、部屋を１つ、１つ、見て回る。といっても、湖月さんと深瀬さんが居るかいないかだけを、みていたため、それぞれの部屋の様子をちゃんと確認してはいないのだけど……
そうして、また１部屋、２人が居ないのを確認し、廊下に出て、次の部屋へと、向かおうとした、その時だった
―――バサリッ]
っ！？
[背後の……否、たった今、自分が出てきた部屋の中から、物音がし、びくっと肩を跳ね上げる。
そのまま、１秒、２秒、３秒……ゆっくりと、息を、吸って、吐いて……ぎこちなく、振り返る。
ライトで、今出た部屋のドアを照らす。……何も、ない。
部屋の中だって……誰も居ない事を、確認した、はずなのに……]
迷い子 桜井 新恵（わかえ）
だ、れか……います、か……？ ……湖月、さん……？
[恐る恐る、問いかけつつ、じりじりと、今出てきたばかりの部屋へと近づき……そっと、戸を開け、隙間からライトの灯りを差し込む。
灯りに照らされ、改めて見える本棚。そうだ、この部屋は、本棚がいっぱいあって、古そうな本がいっぱい入っていた。
けど、探し人の姿も、さっきのような、怖いナニカも、特には……]
あ……
[恐々と、ちゃんと部屋の中に入り、照らしてみれば、先程との差異。そして、音の正体であろうものが、あっさりと見つかった。
紐で綴じられた、本のようなもの。それが１冊、床に落ちていたのだ]
これ、落ちた、音……
[ほぅ……と、何でもなかった事に、深く深く息を吐く。
きっと、さっき、地震があったから。その時から、きっと落ちそうになっていて、それが落ちたのが、今だったのだ。そう、分かって、心底ほっとした。
で、あるならば、落ちた本は戻しておくべきだろう、と、本の元へ。
落ちた拍子に開いたのであろうページが、そこに綴られた文字が目に入り――目を瞬かせた]
え……？
迷い子 桜井 新恵（わかえ）
[そこに綴られていたのは――
世話役
白羽 神矢（２０） 未生
文字に線が引かれ、読みにくくなっているけど]
……これ、ママの、名前……？
[神様の矢。って書いて、かや、と読むのだと。結婚する前のママの苗字は、白羽というのだと。何かの時に、お父さんから聞いたから……]
それに、横の名前……
[それが名前だと、何故か理解した。
否、だって……脳裏に、誰かの声が響く。
『未だ生まれない、って書いて、みう、っていうのよ』
そんな、誰かの声、が……]
【独】 迷い子 桜井 新恵（わかえ）
/* ありゃ。あー－……どうしようかな。鏡、被った。…………あぁ、でも、鏡が２枚、でも、たぶん、うん。……後で、メモで謝罪はしておこう……*/
迷い子 桜井 新恵（わかえ）
だれ、だっけ……？
[何か、忘れているような……でも、思い出してはいけないような……
ただ、でも……脳裏を過った声。帰り道、呼ばれた声。保健室で聞いた声。
全部……同じなような、気が……]
迷い子 桜井 新恵（わかえ）
…………この本？ なんなんだろう……
[そう言えば、拾ったスマートフォンでも、みう、って名前を見たなぁ、なんて、思いつつ。
けれど、気になるのは、本の方で、ぱらぱらと、めくってみる。
・
・
遊び役
〇× 〇●（９）
遊び役
△△ □×（７）
世話役
白羽 ●矢（２０）
遊び役
・
・]
迷い子 桜井 新恵（わかえ）
だれかのお名前ばっかり……
[１ページ毎に、明らかに紙が古くなっていってるのが分かる。
書いてあるのは、全て誰かの名前。
大体は、遊び役、と書いてある。世話役、とあるのは、たまに、くらいの頻度だ。
遊び役、って書いてある名前はみんなバラバラで
世話役、って書いてある名前、皆苗字が白羽で、名前に矢が入ってる。
遊び役、って書いてある名前の横の数字はみんな、１桁だけど、バラバラで
世話役、って書いてある名前の横の数字は全部、２０。]
……何か、意味、あるのかな……？
[法則はなんとなく、分かったけれど、意味は分からず、首を傾げたまま、本を閉じる。
そうして、見えた表紙には、子供には読めない程に達筆な字で
奉納記録
と、書かれていた……]**
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