33 終末文庫プロデュース「トワイライト・リライト」
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【独】 演劇部 織田真宙
これ、アンカー引けないの、通常発言に対してアンカーは引けるけどアンカーに対してアンカーは引けないのか！と勉強になりました。
【独】 演劇部 織田真宙
アンカーに対してアンカーは引けないというか。
通常発言のアンカーは引けるけどactのアンカーは引けない、が正しかったです。
【独】 演劇部 織田真宙
[一本のろうそくが、ゆらゆらと揺らめき。
闇の中で人影を照らす。
ろうそくに近づき、それを吹き消そうとする。
自分はその人影に近づき……持っていた金属バットを、振りかぶり……人影の脳天に叩き込んだ。
人影は黒いフードを被った骸骨。骸骨の骨は粉々に砕けた。
今度は、老人が現れ、ろうそくを吹き消そうとする。
今度は刃渡り充分なナイフを持って……老人の腹に突き刺した。
抜き取れば、鮮血がどくどくと溢れ、鉄の臭いと生々しいぬるさがあった。
更に、美しい女性が現れ、ろうそくを吹き消そうとする。
だから、拳銃で狙いを定め、何発も身体に撃ち込んだ。
そこかしこから血を吹き出し、闇に倒れ込む。
そして、また人影があったから、突き飛ばして首を絞めようとした。
手にかけた顔は……醜悪な自分自身。]
【独】 演劇部 織田真宙
[目を覚ました。
列車に乗って、しばらく中を散策したり皆と話したり。
そんな楽しい時間を過ごしていたのに、いつの間に部屋で寝ていたのか。それは何故か思い出せず。
分かるのは夢見が最悪なことだけだ。
胸に渦巻く憎悪、そして無力に。
あんなにも楽しかった声が、味が、空間が。
なくなってしまったかのように、地獄の沙汰へ落ちていく。
しばらく俯き、ふと窓の外を見て…その光景に絶句する。]
なに、これ……。
[どこまでも広がる橙に目を見開き、まだ夢の中なのかそれとも幻なのか考え……しかし、いつの間にか橙に染めた瞳から一粒、そしてぽたぽたと込み上げてくる。
このまま永遠に、
【独】 演劇部 織田真宙
[目を覚ました。
列車に乗って、しばらく中を散策したり皆と話したり。
そんな楽しい時間を過ごしていたのに、いつの間に部屋で寝ていたのか。それは何故か思い出せず。
分かるのは夢見が最悪なことだけだ。
胸に渦巻く絶望、焦燥、そして無力に。
あんなにも楽しかった声が、味が、空間が。
なくなってしまったかのように、地獄の沙汰へ落ちていく。
しばらく俯き、ふと窓の外を見て…その光景に絶句する。]
なに、これ……。
[どこまでも広がる橙に目を見開き、まだ夢の中なのかそれとも幻なのか考え……しかし、いつの間にか橙に染めた瞳から一粒、そしてぽたぽたと込み上げてくる。
いっそこのまま永遠に、このまま皆で、幻の中にいた方が、幸せになれるのかもしれない。
そんな馬鹿なことを考えてしまうくらい…鮮やかな世界が焼き付けられる。]
【独】 演劇部 織田真宙
[ようやっと瞳が映す光景は部屋に戻り……一枚のカードに気付いた。
手に取り、読む。読んで。
頭の中に、クラスメイトの皆の、先生方の顔が浮かび、声が響き。]
……うん、よし。大丈夫。
[洗面がある場所に行き、顔を洗って、スマイルスマイル！
ほら、いつもの私、ね？
鏡の中の自分が笑いかけた。
そして、いつの間にか空腹に気付いたから食堂へ行き、それを満たせばラウンジに向かうだろう。]
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