59 【ホラーRP村】晩秋の怪
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大学生 籠宮 湖月
― 公園の傍／籠宮家の前 ―
[何かの強い力で引っ張られたのを感じた直後。
湖月の身体は、公園の傍の籠宮家に移動していた。]
[門前に倒れ、意識を失っている。*]
精神科医 佐田春陽は、 高校生 卯月 奈美 を投票先に選びました。
精神科医 佐田春陽
ー民家付近にてー
[女性に引き留められ、わずかな間考え事をしていたときだった。>>1:218
どさり
鈍い音が聞こえて。
慌ててそちらを見ると、百千鳥さんが倒れていた。>>1:226>>1:227]
百千鳥さん！大丈夫ですか！？
[捨丸さんも、共に駆け寄っただろうか。
ともかくも、私は彼女の側へと近寄り、彼女の身体を抱え起こす。]
冷たい…
[熱があるというわけではなさそうだった、むしろ、身体が酷く冷えきっている。
どこか暖かい場所に移動させなければ。
脈も心臓の鼓動もあるようだった、ただ体温だけが冷えた金属のように、異様な冷たさを主張していた。]
精神科医 佐田春陽
[怪奇現象のこともある、なるべくならここに留まっていたくはないが、しかし、無闇に動かすのも危険な気がした。]
…本当なら、今すぐにでも診ていただきたいのですが。
心情的には安静にできる場所へ移動した方がいいと考えています。
この極限状態で心身共に疲れてしまったのでしょう、身体も冷たいですし、暖がとれて、休息できる場所に移動したいと考えています。
ですが、私は専門ではありませんので、医者の方が動かさない方が良いと仰るならば、この場で出来る限りの介抱を行います。
どう思われますか？
[そう、指示を仰いでみたが、返答はどうだったろうか**]
小説家 深瀬賢
[気付けば、白い霧の中にただ一人。
先ほどまで確かに繋いでいた手の温もりも、
少しずつ薄れていく。]
二人とも、どこに行ってしまったんだ……。
[先ほど連絡先を交換しておいて良かった。
そう思いながら、再びスマホを操作。
『はぐれてしまったようだけど、そちらは大丈夫ですか。
宵闇くんが神社に一人なようなので、
神社に向かいます。二人もどうか気をつけて。』
湖月にLINEを送る。
新恵も当然一緒なものだとばかり、信じて疑わない。]
小説家 深瀬賢
ひとまずは、宵闇くんと合流するか。
[朧気な記憶を頼りに、神社への道を進み始める。
なにせこの村には一度しか来たことがない。
その時も食事がメインで、観光はそれほど
していないのだ。]
確か向こうだったと思うんだけど……。
[霧さえなければ、遠くからでも鳥居が見えただろうに。
そうぼやきながら、足早に歩を進める。**]
精神科医 佐田春陽
[百千鳥さんを助け起こせば、その声は聞こえなくなった。
いや、かすかに、まだ聞こえている。
それでも、手に暖かさが伝われば、多少は気にならなくなるはずだった。
百千鳥さんの身体は冷たい。
女性に指示を仰ぐ間も、私の耳元では声がしていた。
もう、疑いようもなく、私の妹、春夜の声だ。]
…私は帰る。
そう、ここが、この村が、この土地が私が生まれて還っていく場所。
分かった、でも、百千鳥さんを連れていくのはやめてね…
別に春夜の代わりにしようとしたわけじゃない。
ただただ、彼女と一緒にいると安心した、それだけなの。
[そう、声に呼びかけて。
私は百千鳥さんを手を握ったときと同じようにしっかりと抱き直した。]
大学生 生駒秀二
[気がついたら懐中電灯がなかった。手に握っていたが、雉笛に背負い投げをされた際に放り投げてしまったようだ。
そんな折、乳白色の中、ぼんやり浮かび上がる小さな灯り。それは建物なのか、誰かの懐中電灯の灯りなのかすら、定かではない。
しかし今頼りになるのはそれだけだ。はぐれてしまった雉笛のことも崩落したトンネルのことも気にはなったが、まず灯りを求めた。
先程自身の脚を掴んだものは、なんだったのか。人間では、なかった。では幽霊の類いかと言われても、姿が見えなかったのだしわからない。
ただ、人では、なかった]
……まさか本当に。いやそんなーー
[まだ信じたくない。灯りの方へ歩きながら、懐中電灯代わりにスマホを見る。LINEが来ている。神部からだ]>>1:224
良かった、無事だーーショウさん。
でもみんなとはぐれた？神社？
返事、返さなくちゃ。
……友達？
大学生 生駒秀二
[友達とは誰だろう。まさか、元恋人？
返事をする前にオカ板を見ようとする。ところが、サイトが繋がらない。鯖落ち？
サイトは諦めてLINEの返事を書く]
大学生 生駒秀二
>>1:224 神部
(神部へ送ったはずのLINE)
「イコマです。トンネルを見て来ましたが、完全に崩落していました。危ないから近付かないで。
先程まで、ツアーではなく単独で村を来訪していた雉笛さんという方と一緒にいましたがはぐれました。
変なことが、起こっています。
うまく言えないから逢って話したい。
オカ板は鯖落ちみたいで見れませんでした。友達には心当たりはあります。
懐中電灯をなくしたので、スマホしか頼りがないです。
今、視界に何か灯りが見えます。誰かがいるみたいだから、そちらに向かい合流してから、ショウさんのいる神社に向かいます」
と、書いて送信する。しかし神部に届いた内容は何故かーー男が書いたものとまるで違う、下記のようであった。
【独】 精神科医 佐田春陽
/*
なんと独りよがりなホラー演出。春夜の演出ばっかしてても仕方ないだろ！
そう、他の参加者さんたちにも何か投げたい…でも介抱してからじゃないと掲示板覗く気にならないんだよ…
*/
【独】 精神科医 佐田春陽
/*
いや、墓落ち決まったし、やりたいことはやるべきだべさ。
春夜に引っ張られるんだろうし、影響も強くなってるからってことで掲示板に書き込んでしまえ。
*/
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